名塩御坊 教行寺

西宮市北部にある蓮如上人創建の寺 名塩御坊教行寺のブログ
〒669-1147 兵庫県西宮市名塩1丁目20番16号

宗門の各種ご案内☆

2019年11月19日 19時18分00秒 | 仏教・宗門関連
住職の娘です。
今回は、本願寺津村別院(北御堂)のフリーパンフレット、別院で行われるイベント・勉強会についてのご案内を中心にアップしています。
 
先日、こちらで行われている勉強会「正信偈(しょうしんげ)を読む」という講座に参加させて頂きました。
 
勉強会が終わって、「さぁ、帰ろ~!」と建物から出てみてビックリ!
青く光っていました…御堂筋のライトアップの一環か、テクノ法要の事前準備か(笑)
 
津村別院では、近日中に↓このような「テクノ法要」なるものが開催されます。
 
すごく気になります…
イベント性が強い企画で、既存の門信徒だけでなく、普段お寺や宗教などに親しんでいない方にも足を運んでいただきたいという願いが感じられます。
 
 
 
↓建物の中に併設されている「北御堂ミュージアム」で、小さめの展示室です。


 
津村別院は大阪メトロ御堂筋線「本町駅」直結です。
すごく便利な場所にあります。
外観の第一印象は少し入りにくく感じるかもしれませんが、入ってみれば良いところです\(^o^)/
 
 
↓今回、私が参加させて頂いた「正信偈を読む」という講座の来年前半分のご案内です。

 
↓「御文章(ごぶんしょう)ひらがな版」という講座のご案内。
ちなみに、「御文章」とは浄土真宗第八代宗主蓮如上人が全国のご門徒(もんと)にあててお書きになったお手紙のことです。
わかりやすくお念仏の教えを説いてくださっています。
本願寺派(お西)では「御文章」、大谷派(お東)では「御文(おふみ)」と呼びます。
 
講座内容や雰囲気に関して、「正信偈を読む」と「御文章」は、僧侶やめっちゃ熱心な方(いい意味でガチ勢)が大半です。
 
↓以下は、「芦屋仏教会館 日曜公開仏教講座」の2019年度下期の予定です。
時間:10時から正午まで
入館料:500円


 
芦屋仏教会館の公開講座は、ガチ勢も参加していますが、「正信偈を読む」「御文章」よりは開かれた内容になっています。
内容という点では、講座よりも先生によるのが芦屋仏教会館の特徴です。
もっと気軽に!ということなら、仏教入門講座などがあります。
 
とりあえず、天岸先生の隠れファンとしては、12月15日の公開講座をば!
 
 
南無阿弥陀仏
 
 
追記
過去の記事『芦屋仏教会館(公益財団法人)☆公開仏教講座』はコチラです♪




太鼓楼から古い珍物が出てきた☆

2019年11月11日 08時25分49秒 | 教行寺・寺務関連
住職の娘です。
日曜日に、寺の太鼓楼の片づけをしました。
火曜日には、名塩探史会のメンバーの方が、うちの太鼓楼でお預かりしている探史会の収蔵物(昔、村で使っていた品々)を確認しに来られる予定ですので、その前に寺のほうの収蔵物を少し整理しようということになりました。
太鼓楼では、寺の使わなくなった古物も収蔵しており、今まで住職や私が見たことがない珍しいものも出てきました。
主に、江戸・明治時代から戦前あたり祖母の子どもの頃まで使っていた物の一部です。
↓これが何かおわかりでしょうか?
 
ご覧の通り、ハスの彫り物があるので、蓮台(れんだい)です。
 
しかも、二つに分離していまして、くっつけるとおよそ真四角の台になります。
 
一般的に「蓮台」のうえには、仏様がおられるはずなのですが…
 
これは専用と思われる木箱に台だけが収納してありました。

なんとなく、違和感…
 
のってた仏様はどこにいったん??( ゚Д゚)となりました。

 
↓夫や私は、同じ木箱が二つあっても中身がセット物だとは思わなかったくらいなので、上にのせるべきものもわかりませんでした。

 
↓木箱を開けてみて、初めて「同じものが入ってる!」と驚いたくらいで(笑)
くっつけてみたら「あら不思議…これ二つで一つの蓮台だわ💦」

 
個人的に寺の収蔵物と思われましたが、確証がなかったので最終兵器である祖母(88歳)を召喚しました(;^_^A
 
最長老の祖母曰く、「御棺をのせてた台やわ。昔、借物(かりもん)であった」とのこと。
 
昔は、座棺だったので、これくらいの蓮台に御棺がのったらしいです。
 
確かに、仏様がのってはったらしいです…
 
 
夫&私( ゚д゚)ポカーン
 
私「カリモン?って何?借り物ってこと?寺の物じゃなくて」
 
祖母「借物(かりもん)は、お葬式の時に名塩の村の人が、必要な物一式を借りに来てはった物のこと。他にもいろいろあったと思うわ。終わったら返却しにきてはったのを、母親の代わりに受け取ったん覚えてる。お礼に『借物料』ってお金を包んできてくれてはったんよ」
 
私「葬儀のレンタル用品一式ってこと?借物料はレンタル料?」
 
祖母「そういうことやね」
 
夫&私「へぇ~~~~…村内は2カ寺が旦那寺であって、うちは村内のご門徒のお預かりがなかったけど、他のお寺で葬儀があったら一緒に助けてもらえるようになってたんやね」「確かに村で2個も3個も持っていても仕方ない物も多いやろうし、こういうのを預かってたって、確かに『村持ちの寺』って感じですわ」(@_@)(@_@)ありがたや~
 
50年以上死蔵されていたであろう珍品がでてきたうえ、名塩の村の風習を教えてくれた太鼓楼整理でした。
 
南無阿弥陀仏

当寺の秋☆屋外作業日和

2019年11月02日 21時06分54秒 | 日記
住職の娘です。
 
報恩講が終わると、当寺の主な年中行事は終了です。
12月31日大晦日の除夜の鐘つきまで、特に大きな予定はありません。
 
落ち着いた中、境内の維持のため雑草雑木の処理など屋外作業にいそしみつつ、境内の秋らしい景色を楽しんでいます。
 
当寺は、ハイキングの会などに名塩地域の散策における順路の一つに入れて頂くこともあり、新緑や紅葉の時季には見学に来られる方もおられます。

 
報恩講にギンナンを恵んでくれたイチョウも、日ごと色づき、今は黄緑色になっています。
モミジの葉はまだまだ青いですが、枝の先はほんの少し紅葉してきました。

 
雑草雑木と、それにも負けずに背伸びしたススキ。
人間の勝手で申し訳ですが、これらもまた時期がくれば剪定・伐採しなくてはなりません。
 
 
秋は、実りと来年への準備の季節です。
 
合掌