日田市議会3月定例会。
開会日に上程された議案46件のうち、現年度補正予算案など15件について、昨日、常任委員会において分割審査を行いましたが、今日は、その報告を受けて、本会議で採決を行いました。
ところで、昨日の私の報告が簡潔だったのには、わけがあります。
昨年春、日経新聞と地元新聞に「日田駅舎2階を宿泊施設を」という市長への取材記事がありました。この一年間、この件について、何も聞くこともありませんでしたが、3月議会に提案された今年度の一般会計補正予算の中に、駅舎2階部分を利活用するための環境整備委託費と電気・給排水設備の改修費が盛り込まれました。
日田駅舎2階部分の利活用については、「自治基本条例推進事業」で実施された人材育成講座(ひたReデザインプログラム)の中で検討されたことから、一連の流れで「総務費」で計上したとの説明を受けました。宿泊施設としての利活用のための予算が、総務費?? 都市整備や観光の観点ではないか?とのご意見も聞きます。
また、市民まちづくり集会・市民まちづくり学校の開催やキャリア教育の推進等を事業内容に掲げたソフト主体の同事業に、突如、年度末の補正予算としてハード事業が盛り込まれたことは、当初予算の性格を崩すものであり、これは新年度の当初予算として提案されるべき内容であったと考えました。また、説明不足であることを隠しようがない中、スケジュール感を全面に押し出し、スケジュールありきの議論は、甚だしい議会軽視の事案であると考えました。これまでに、同様の事例があります。
昨日、採決まで済ませる日程になってはいましたが、議員側の要求によって提出された資料等をじっくり精査する時間がほしいことから、翌朝まで採決を待ってほしいとの申し出を行い、委員会で認めてもらいました。昨日の委員会審査では、このような予算計上に対する違和感を述べた議員が多いように感じましたが、採決の結果、仮に予算原案が可決された場合には、修正案を提出しなければならない事態も想定されるため、昨夜は、その際の予算案の作成と提案理由の説明を考えましたが、これがなかなかの曲者でした。だから、昨日の報告は、簡単。
今朝は、5時すぎに起床し、引き続き、本日の委員会と本会議に備えて準備しました。8時半すぎ、会派室に登庁。石橋議員と協議し、8時55分頃、委員会室に入りました。すると9時の開会に遅刻する議員がいるとの情報が入りました。言語道断。議員が、議会を最優先するのは当たり前のこと。採決の時、その場にいない議員は、意思表示ができないのは当然であり、強い自覚が求められます。
総務環境委員会での採決の結果は、一般会計補正予算に対して賛成3名、反対3名の可否同数となり、委員長が可決と決しました(本会議では、委員長のその判断を尋ねた議員がいましたが、答弁は要領を得ないと私は感じました)。
そこで、私たちは、認めることが難しい部分の予算の減額修正を求める動議を出し、本会議での採決に臨みましたが、修正案への賛成は8名、反対が12名となり、修正案は否決され、原案が賛成多数により可決されました。
今回、修正案を提出し、それに賛成した議員も、事業そのものに反対しているわけではなく、拙速な事業展開と不可解な予算計上に対し、異議を唱えました。予算を減額修正した場合の影響を重視する方がいて、一つの考え方だとは思いますが、そもそも、減額される可能性を残すような予算案の提案を行う執行部側に問題があるのであって、議会は、主体的にチェック機能を粛々と果たせばよいのではないかと、私は思います。議会と執行部は、車の両輪であってはならないと、私は思います。
昨日から今日にかけて、スリリングな展開を想定しながら、議会運営のルールや流れを理解できていたことと予算の修正案も自分で作成できたことが収穫です。
明日からは、新年度の当初予算案の審査です。
開会日に上程された議案46件のうち、現年度補正予算案など15件について、昨日、常任委員会において分割審査を行いましたが、今日は、その報告を受けて、本会議で採決を行いました。
ところで、昨日の私の報告が簡潔だったのには、わけがあります。
昨年春、日経新聞と地元新聞に「日田駅舎2階を宿泊施設を」という市長への取材記事がありました。この一年間、この件について、何も聞くこともありませんでしたが、3月議会に提案された今年度の一般会計補正予算の中に、駅舎2階部分を利活用するための環境整備委託費と電気・給排水設備の改修費が盛り込まれました。
日田駅舎2階部分の利活用については、「自治基本条例推進事業」で実施された人材育成講座(ひたReデザインプログラム)の中で検討されたことから、一連の流れで「総務費」で計上したとの説明を受けました。宿泊施設としての利活用のための予算が、総務費?? 都市整備や観光の観点ではないか?とのご意見も聞きます。
また、市民まちづくり集会・市民まちづくり学校の開催やキャリア教育の推進等を事業内容に掲げたソフト主体の同事業に、突如、年度末の補正予算としてハード事業が盛り込まれたことは、当初予算の性格を崩すものであり、これは新年度の当初予算として提案されるべき内容であったと考えました。また、説明不足であることを隠しようがない中、スケジュール感を全面に押し出し、スケジュールありきの議論は、甚だしい議会軽視の事案であると考えました。これまでに、同様の事例があります。
昨日、採決まで済ませる日程になってはいましたが、議員側の要求によって提出された資料等をじっくり精査する時間がほしいことから、翌朝まで採決を待ってほしいとの申し出を行い、委員会で認めてもらいました。昨日の委員会審査では、このような予算計上に対する違和感を述べた議員が多いように感じましたが、採決の結果、仮に予算原案が可決された場合には、修正案を提出しなければならない事態も想定されるため、昨夜は、その際の予算案の作成と提案理由の説明を考えましたが、これがなかなかの曲者でした。だから、昨日の報告は、簡単。

今朝は、5時すぎに起床し、引き続き、本日の委員会と本会議に備えて準備しました。8時半すぎ、会派室に登庁。石橋議員と協議し、8時55分頃、委員会室に入りました。すると9時の開会に遅刻する議員がいるとの情報が入りました。言語道断。議員が、議会を最優先するのは当たり前のこと。採決の時、その場にいない議員は、意思表示ができないのは当然であり、強い自覚が求められます。
総務環境委員会での採決の結果は、一般会計補正予算に対して賛成3名、反対3名の可否同数となり、委員長が可決と決しました(本会議では、委員長のその判断を尋ねた議員がいましたが、答弁は要領を得ないと私は感じました)。
そこで、私たちは、認めることが難しい部分の予算の減額修正を求める動議を出し、本会議での採決に臨みましたが、修正案への賛成は8名、反対が12名となり、修正案は否決され、原案が賛成多数により可決されました。
今回、修正案を提出し、それに賛成した議員も、事業そのものに反対しているわけではなく、拙速な事業展開と不可解な予算計上に対し、異議を唱えました。予算を減額修正した場合の影響を重視する方がいて、一つの考え方だとは思いますが、そもそも、減額される可能性を残すような予算案の提案を行う執行部側に問題があるのであって、議会は、主体的にチェック機能を粛々と果たせばよいのではないかと、私は思います。議会と執行部は、車の両輪であってはならないと、私は思います。
昨日から今日にかけて、スリリングな展開を想定しながら、議会運営のルールや流れを理解できていたことと予算の修正案も自分で作成できたことが収穫です。
明日からは、新年度の当初予算案の審査です。
