令和3年12月10日(金曜日)
議事日程上は、議案考案のため休会の日田市議会でしたが、議会基本条例第12条に基づく「議員相互間の討議」が行われました。平成29年12月議会で試行的にスタートし、毎年6月と12月の定例会で行うことになっています。
今回は、2名の議員から、議題が提出されました。
まず、中島議員から提議された「子どもの居場所づくりと子育て家庭への支援」について、意見を出し合いました。子ども施策に関する教育部門と福祉部門の組織の一元化を行った新潟県三条市の例を紹介していただきました。また、幅広い課題の中、9月と12月の私の一般質問と深く関係する部分の話も出たため、子ども支援の拠点整備は、まず機能の整理が先決との考えを述べました。ハコモノが必要かどうかは、その後の課題だと思います。
次に、日隈議員から提議された「議会活動の見える化を考える」について、議論しました。議会だよりの発行(平成4年1月)、一般質問のケーブルテレビ中継、県内最初のホームページの開設などを行い、一定程度の見える化はできています。しかし、今日の議員間討議もそうですが、議会全体としての動きをもっとリアルに、タイムリーに市民の皆様に報告する体制を充実させる必要があると思います。これは、折に触れて、意見を述べてきたことでもあります。
議会基本条例には、議員の活動原則(第4条)や市長等との関係の基本原則(第8条)が規定されています。
【日田市議会基本条例】
午後は、議案考案を行いました。議案等に対する賛否を判断する際に、市民目線や市民感覚は重要な要素です。あわせて、感覚や感情だけではなく、原理原則をも踏まえ、総合的な判断が求められます。
今日の討議の中で、市議会議員は市民にどう思われているのか? 信頼されているのか?という非常に重い言葉がありました。
日々の政治活動を丁寧に、誠実に積み上げることで、信頼を得ながら、判断についての御理解をいただけるよう、微力をいたします。