関ケ原の合戦後、北の庄68万石を与えられて入封した徳川家康の次男である結城康秀は、柴田勝家の居城であった北の庄城の跡地に金沢の前田氏を牽制するために、足羽川の流れを利用して広い堀が巡らされ、天守のある本丸を中心にした輪郭式の壮大な城を完成させた。3代藩主松平忠昌の時、福居(のち福井)と改称された。本丸北西隅に築かれた4層5階の望楼型天守は、寛文9年(1699年)の大火で焼失している。明治4年(1871年)の廃城令で建造物は全て無くなったが、内堀、石垣、土塁などが残っている。現在本丸跡には、県庁舎、議会議事堂、警察本部の建造物が建っている。
[所在地:福井県福井市大手3丁目]
<アクセス>JR福井駅より徒歩5分
▼福井城本丸復元図
▼内堀【南側】
▼本丸【南側】
▼結城秀康公とは!
▼結城秀康公像
▼天守台跡
▼小天守台跡 ▼天守台の井戸(福の井)
▼本丸【北側】 ▼内堀【北側】
2018/03/16 訪城