この頃私は、数年前に比べると少しずつ前向き志向になってきているのですが、それに拍車をかけるような本と出会いました。『プロフェッショナル進化論』 田坂広志著 PHP新書 夫が面白いよと教えてくれた著書です。著者田坂氏によると、世界は螺旋状の階段を登っていく形で、進化しているとのこと。何?競争社会が加速化し、こんなに暗い世の中になっているのに!いえいえ、最新のエコノミストたちの発言をチェックしている人達は、新自由主義による過度の競争が限界点を超え、揺り戻しの時代が来ることを知っているはず・・・。これからは、「相互扶助」や「社会貢献」などの競争とは正反対の価値が意味を持ってくるというのです。
田坂氏は、庶民を大いに励ましてくれています。インターネット(以下ネット)やブログの普及、大容量データの流通(Web2.0革命)により力を得たのは、我々だと言うのです。ネット上では、世界中の誰もが対等な立場にあります。有名人がネット上に文章を書いても、つまらないものはつまらないし、無名の人が書いたものでも、素晴らしいものであればそれはきちんとフェアーに評価されるのです。これは、新しい形態の民主主義なのだそうです。なるほどね。
そう、新しい形で“草の根活動”ネットワークが作られ、成果をあげてきているのです。卑近な例では、4月に県立図書館の分館への引継ぎに成功したイトーヨーカドー子ども図書館の応援団の活動があげられます。今回の応援団活動で果たしたブログの役割はとても大きかった。それは、見知らぬもの同志だった私たちの活動をつなげる大きな支えとして機能してくれました。情報だけでなく、心の拠り所にもなってくれていたのです。
田坂氏の論で面白かったのは、知識はネットからいくらでも取り出せるので、知識の蓄積は意味がなくなり(博識は価値がない?!)、むしろ知識を活用する“知恵”や、人々の気持ちを汲める“感性”、それを表現した“アート(芸術)”が重要になるという視点でした。ネットで取り出せない“人にしかできないこと”こそが大事になるというのです。機械にはできない“人にしかできないこと”って何でしょうか。。。考えさせられますね。
それは、ともに生きていく上での思いやり、優しさかなと私はとらえました。世界中の人達から支持を受ける価値は、義理もコネも関係ない「人として真っ当なもの」であるはず。そして、ヒューマニスティックなものであるはず。田坂氏が言うように、「相互扶助」や「社会貢献」が重要になってくるというのもうなづけます。
私自身は、田坂氏が言うほどの壮大な気構えはありませんし、実感もありませんが、この新しい情報ツールには随分助けられています。ネットやメール、そしてブログがなければ、出会えなかった人達がいますし、育み続けて来れなかった人間関係や活動があります。もしかしたら、この『なな色メール』も、ネットの時代だからこそ、こうやって続けることができたのかもしれません。地方都市に住む一介の主婦でも、世界への窓が開かれていて、それをいつでも実感することが出来る現実というのは、庶民にとっては「社会の進化」なのかもしれませんね。
田坂氏は、庶民を大いに励ましてくれています。インターネット(以下ネット)やブログの普及、大容量データの流通(Web2.0革命)により力を得たのは、我々だと言うのです。ネット上では、世界中の誰もが対等な立場にあります。有名人がネット上に文章を書いても、つまらないものはつまらないし、無名の人が書いたものでも、素晴らしいものであればそれはきちんとフェアーに評価されるのです。これは、新しい形態の民主主義なのだそうです。なるほどね。
そう、新しい形で“草の根活動”ネットワークが作られ、成果をあげてきているのです。卑近な例では、4月に県立図書館の分館への引継ぎに成功したイトーヨーカドー子ども図書館の応援団の活動があげられます。今回の応援団活動で果たしたブログの役割はとても大きかった。それは、見知らぬもの同志だった私たちの活動をつなげる大きな支えとして機能してくれました。情報だけでなく、心の拠り所にもなってくれていたのです。
田坂氏の論で面白かったのは、知識はネットからいくらでも取り出せるので、知識の蓄積は意味がなくなり(博識は価値がない?!)、むしろ知識を活用する“知恵”や、人々の気持ちを汲める“感性”、それを表現した“アート(芸術)”が重要になるという視点でした。ネットで取り出せない“人にしかできないこと”こそが大事になるというのです。機械にはできない“人にしかできないこと”って何でしょうか。。。考えさせられますね。
それは、ともに生きていく上での思いやり、優しさかなと私はとらえました。世界中の人達から支持を受ける価値は、義理もコネも関係ない「人として真っ当なもの」であるはず。そして、ヒューマニスティックなものであるはず。田坂氏が言うように、「相互扶助」や「社会貢献」が重要になってくるというのもうなづけます。
私自身は、田坂氏が言うほどの壮大な気構えはありませんし、実感もありませんが、この新しい情報ツールには随分助けられています。ネットやメール、そしてブログがなければ、出会えなかった人達がいますし、育み続けて来れなかった人間関係や活動があります。もしかしたら、この『なな色メール』も、ネットの時代だからこそ、こうやって続けることができたのかもしれません。地方都市に住む一介の主婦でも、世界への窓が開かれていて、それをいつでも実感することが出来る現実というのは、庶民にとっては「社会の進化」なのかもしれませんね。