なな色メール 

シュタイナーの勉強会の仲間と始めたニュースレター。ブログでもその一部をご紹介していきたいと思います。

いのちの通い合い(3)    詩、「海が哭く 人が泣く」

2011年09月01日 | いしかわようこ
「海が哭く 人が泣く」                                                         (哭く:なく)        
エネルギーのざわめきは          
いきものにとって 日常のこと)                           

地球の日常にも
くしゃみやしゃっくりが
あるのでしょうか

3月11日のざわめきは
あまりにも激しかった

何をそんなに嘆いたのか
何をそんなに怒ったのか

おさえきれないたかぶり
かくしきれない動揺が
海面をふくらませ あふれさせ
突然のようにおお哭きさせたのでしょうか

そこに
原発があったのです

東北は 半年雪の中だから
    過疎だから
    高度産業が成り立たないから
    財政難だから
危険なもの いやがられるものが
押しつけられるのです

原子力を 売りものにする企業は
この地球から 消えなければ なりません

おだやかな発電に切り替えたとき
海にも 人にも
おだやかな灯りが 灯るでしょう

吉田廣子著
詩語り
『降れば 降ったように』
出版、書肆えん(しょしえん)


私の高校時代の友人が綴った詩を紹介させていただきます。ワンネスのいのちと響き合っている詩です。詩人の魂というのは、花の霊や、とぐろを巻いて人を苦しめる悪霊も見えるのかも知れません。

いしかわようこ


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