旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

パパラギ

2009-11-21 14:33:05 | 編集長の本棚
5年ほど前、僕が地球と共に生きる人について知りたいと思って手に入れた本がある。
”パパラギ”
立風書房 岡崎照男・訳

最近、その本が人から人へと渡るのを本当に久しぶりに見た。

言ってみれば白人であることと人であることの違いについての差別本だ。

僕にとって、地球人であり日本列島人が日本人という白人になる事で失ったものを取り戻したいという、とてつもなく長く、終わりの見えない道を歩み始めるきっかけの1つにもなった1冊だ。

いまさら言うまでもないが白人であるというのは肌の色とは全く関係はない。

アメリカ先住民では人を赤(先住民)・白・黒・黄色を4つに別ける。

肌が黄色くて中身が白い人を”バナナ”
肌が赤くて中身が白い人を”アップル”
肌が黒くて中身が白い人を”オレオ”(お菓子)という。

そういえばアメリカで”こいつらみんなアップルだ!”と叫んだエルダーがいたっけな。

人種についての笑い話もあるが、それはまた次回のブログに載せるとする。

こんな感じで彼女が家に来るのを待ちながらブログを書いていると珍しくつけていたテレビのサッカー中継のハーフタイムのニュースでトキの話があった。

人に育てられたトキが野生のトキの群れと12羽で行動しているというニュースだった。
日本人という白人のわれわれにとって、なんと心強いニュースだろうか!