旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

7世代先の未来

2010-05-10 23:47:29 | 
兄貴が結婚して家を出て行き、変わりに妹が帰ってきた。
家では遅い大掃除が始まり、僕も部屋を片付けていると、ある手紙を発見した。
小学校3年の頃に自分宛に書いた手紙だ。
手紙にはただ一言『ちゃんと仕事をする』とだけ書いてあった。

手紙はちゃんと仕事をしない、大きくなった自分を予言しているようだった。
ゴールデンウィーク前から僕はまた無職になり、今年も7GenerationsWalkに参加できることになった。

土曜日、兄貴の結婚式の帰り道。
車を運転しながら、今までの旅を振り返った。

僕の旅はアラスカから旅をして、アメリカを横断し、メキシコ、グアテマラと偶然にも
アメリカ大陸を南下することになった。

メキシコを旅しているとき、あるゲストハウスに世界地図が飾ってあった。
その地図の前に立って、そのとき初めて僕は世界を感じた気がした。
そして、僕の旅が行き詰っていることを感じ、僕の旅は小さな終わりを迎えた気がした。

今まで、地球の上で生きる本来の人とは何かを知るという旅だった。
過去を知ることで自分が今どこに立っているのかを知ろうとする、
言ってみれば過去を見つめる旅だった。

そして、去年から参加している7GenerationsWalkは未来へと繋がるこれからを、
どう生きていくのかという、未来への旅だ。

そんな旅が今年も始まる。

7世代先の未来を思い描いて。