『インディアンに囚われた白人女性の物語』
メアリー・ローランソン夫人の捕因と救済の物語
メアリー・ジェミソン夫人の生涯の物語
白井洋子 訳
刀水書房
星川淳さんの「魂の民主主義」の中で、インディアンに捕虜として
囚われた人物の中には捕虜から自国に戻る事ができるにもかかわらず、
捕虜として、または養子としてインディアンの中に留まる事を選ぶものも
あったという内容があったけれど、『インディアンに囚われた白人女性の物語』
の中の特に「メアリー・ジェミソン夫人の生涯の物語」はその中の一例であるのだと
思う。
1700年代のセネカ族(イロコイ六連邦)の中で生き、1824年にインタビュー
で語ったものが本にされている。
ところで、僕は今長野にいる。
なぜ長野なのかという理由は特にはないが、なぜ実家から離れたのかというと2つ
理由がある。
まず、僕が本を書きたいと心底思っており、一人になって書ける環境が欲しかったという事。
もう一つは、本を書く為には父親の持っている偏見と差別から少しでも距離をとりたいと
思ったからだった。
朝と夜の眠くなるまでの時間は本を読むようにして、言葉を探している。
それはもちろん引用する為の言葉を探しているのではなくて、外側から言葉をできる限り
多く取り込んで僕の内側に出てくる言葉を探している。
まだ知り合って2週間の職場の方達との会話や、本、朝と夕方の景色、山や空、雲の色など
から僕は言葉を探している。
「言葉を探している」という言葉があまり適切だとは思えないので、「言葉を分け与えてもらう」
と言った方が正しいだろう。
僕はあなたを感動させられるような言葉は何一つ持っていない。
だから言葉をあらゆるものから分けてもらう。
全く本の完成像は見えていないのだけれど、今は言葉を探している日々を楽しんでいる。
メアリー・ローランソン夫人の捕因と救済の物語
メアリー・ジェミソン夫人の生涯の物語
白井洋子 訳
刀水書房
星川淳さんの「魂の民主主義」の中で、インディアンに捕虜として
囚われた人物の中には捕虜から自国に戻る事ができるにもかかわらず、
捕虜として、または養子としてインディアンの中に留まる事を選ぶものも
あったという内容があったけれど、『インディアンに囚われた白人女性の物語』
の中の特に「メアリー・ジェミソン夫人の生涯の物語」はその中の一例であるのだと
思う。
1700年代のセネカ族(イロコイ六連邦)の中で生き、1824年にインタビュー
で語ったものが本にされている。
ところで、僕は今長野にいる。
なぜ長野なのかという理由は特にはないが、なぜ実家から離れたのかというと2つ
理由がある。
まず、僕が本を書きたいと心底思っており、一人になって書ける環境が欲しかったという事。
もう一つは、本を書く為には父親の持っている偏見と差別から少しでも距離をとりたいと
思ったからだった。
朝と夜の眠くなるまでの時間は本を読むようにして、言葉を探している。
それはもちろん引用する為の言葉を探しているのではなくて、外側から言葉をできる限り
多く取り込んで僕の内側に出てくる言葉を探している。
まだ知り合って2週間の職場の方達との会話や、本、朝と夕方の景色、山や空、雲の色など
から僕は言葉を探している。
「言葉を探している」という言葉があまり適切だとは思えないので、「言葉を分け与えてもらう」
と言った方が正しいだろう。
僕はあなたを感動させられるような言葉は何一つ持っていない。
だから言葉をあらゆるものから分けてもらう。
全く本の完成像は見えていないのだけれど、今は言葉を探している日々を楽しんでいる。