旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

海の存在

2011-07-12 21:36:38 | 写真


今日は仕事が休みで飯田市まで行ってみた。
飯田は空に抱きしめられていることを感じられる僕が大好きな場所だった。
ただ、海が無いことが僕にとっては困った問題だ。
長野に来てからの生活はだいたい想像の範囲内だけど、海が遠いというだけで
どこかしっくりこない。
それぐらい海は僕にとって大きな存在だったようだ。

この前のネパールで山を登った時のガイドが海を一度も見たことが無いと
言っていて、世界には海を見ずに人生を終えていく人がいることを初めて知った。
そんな事を思うと海の近くに生まれた僕はラッキーなんだと思う。

3バカ

2011-07-11 22:26:55 | 静岡
藤枝で家具職人をやっている友人がブログを始めたと連絡が来た。
どんな人物なのか知っているだけにブログを読むのが非常に面白い。

その家具職人が結婚式用にHIPHOPみたいなものを始めたということは
以前から知っていたのだけれど、この前、浜松に行ったときに偶然
HIPHOPみたいなものの練習があるということで、見に行った。

練習場所はカラオケボックス。
腹を抱えて笑えるかと期待していたのだけれど、意外とまともで
期待はずれだった。



家具職人とMOAZAのオーナー、僕が突然行っても泊めてくれる
浜松の宿主。
10年以上の付き合いの3人合わせて3バカ。
ちっとも変わらない3人をみていると僕はなんだか安心するんだ。

家具職人のブログ→http://ameblo.jp/msudworks/theme-10038172198.html

アメリカ建国とイロコイ民主制

2011-07-08 07:51:26 | 編集長の本棚
『アメリカ建国とイロコイ民主制』
D・A・グリンデ・Jr.
B・E・ジョハンセン
星川 淳 訳
みすず書房

普通の本の2倍くらいの分量があり、なかなかしぶとい本だった。
この本の前に読んだ「魂の民主主義」よりもさらにイロコイ民主制がアメリカ建国に
与えた影響を詳しく載せてある。
星川淳さんは良い仕事をすると思わせられる。

本の中で特に印象的だったのが部族社会における女性の役割だ。
部族の代表を選ぶのも女性であれば、解任するのも女性、戦争の最終的な決定権を持つのも
女性だ。
家の財産を所有しているのも女性なら、離婚する場合は女性が結婚相手の男性の所有物を建物の
外へ放り出しておけば離婚が成立するという。
社会における女性の地位が現代と比べると非常に高いことがよくわかる。

このあいだ、久しぶりに北山耕平さんと連絡をとったのだけれど、
「インディアンであった事を思い出そうとしはじめた人たちとたくさん出会った」と
言われていた。
僕もまわりを見回すと、インディアンであったことを思い出そうとしている人と
いままででは考えられないくらい多く出会い続けている。
環境系の活動家の何度聴いても同じにしか聞こえない話ではなくて、何度同じ話を聞いても
全く違う学べる話を求め始めているという印象がある。
そして、それを求めているのは女性が中心であることに、僕はなんら不思議を感じない。
バランスを取り戻す為には女性が本来の場所へ戻っていくのだと。

前にイベントで話をさせてもらったことがあったときに、「環境活動家」という言葉が
出てこなくて、『エコ野郎』という失言を2度も言ってしまったことがあったけれど、
僕の本心だったように思う。
311以前に僕は、インディアンというものを強く言ってこなかったのだけれど、311以降
「エコ野郎」のいうエコという次元ではなく、「われわれはインディアンだった」というところから
伝える必要があると僕は感じている。

われわれはかつて、平等、平和、自由の中にいたインディアンだった。

7月4日

2011-07-06 07:17:55 | 素晴らしき日々
7月4日はMucawの誕生日だった。
Mucawとはアメリカ横断のLongestwalk2で出会ったのだけれど、
ゴールしてから3ヶ月後に電車の線路で列車に首が切断された状態で
発見された。

事故として処理されたけれど、列車に首が切断される事故というものが
ありえるのか僕には不思議でならない。
アメリカという国はそういうところなんだ。

Longestwalkに影響を受けて始まった7Generationswalkの静岡案内人を
引き受けたのは彼の死があったからだった。

7月4日はMucawの誕生日。
Happy Birthday Mucaw.