native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

素材の力・人の力

2020-11-13 23:07:26 | こだわり設計
見学会を来週に控えている、サトウ工務店×ネイティブディメンションズ_コラボワークス_02

私、佐藤さん、小川さんの三者の特徴が一番集約されているのはこのアングルかなと思います。

そして、そのベースには「素材そのものが持つ力」「その素材を手作業で加工した職人さん」の力があってこその住まいとなりました。

これが生態デザイン

新潟県産材スノービーチです。木の皮が一部内側に入っちゃったまんま育った跡をそのままデザインとして職人さんが椅子を作りました。

アルダーの接ぎ材

同じように節の部分をパテ埋めだけしてそのままデザインとして使っています。

糸より細いスリット

階段にすべり止めとして入れられているスリットですが、見た目を良くするために、ごみなどが詰まりにくいように極限まで細い線になっています。
のこぎりの歯より細いです。どうやって作っているかは現地でご確認ください。

丁寧に溶接されたステンレスキッチン。

職人さんが溶接後丁寧に磨き上げて継ぎ目を目立たなくしています。

モイス建具

壁や天井に張られているモイスで建具も作りました。
モイスが持つしっとりした質感がシームレスに広がります。

鉄骨も丁寧に溶接

階段も極限まで細く設計されており、わずかな継ぎ目に溶接されています。

県産材杉

多くのまちは川のおかげで栄えてきました。
その川は遡れば山からわき出した水。
私たちは山のおかげで暮らしています。
その山で育った木で家を建てます。

県産材杉

最初の画像の三者の集大成を支える柱。
新潟を育ててきた杉は、今後、この家族を守る柱になります。

三和土(たたき)

玄関ポーチと玄関内部は、職人さんが丁寧にたたき上げた土の床です。



柔らかい歩き心地ですが、車も乗り入れられるようスリット上に植えられています。
小川さんが丁寧に植えました。

自然石

不規則な石が、小川さんの手で一つのカタチに組み上げられています。



美しい形に憑りつかれる人たち。

極めつけ

まだ未完成ですが、誰も見たことないものが出現する予定です。

来週の見学会お待ちしております。

コメントを投稿