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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

脳痛

2022-02-22 19:27:58 | 建築雑談
先週の土曜日に新潟県建築士会の活動報告会をYOUTUBEでライブ配信してました。
コロナ禍なので活動自体は大分減ってるんですけど、その中で何ができるのかということを新潟支部からは発表させていただきました。私は発表してません。お手伝い。

その日の午後からが私のメインで、新潟県建築士会競技設計の公開審査に参加してきました。
こちらはオンラインでの審査状況を録画して、後日配信する予定です。

私のこの日の役目は、審査される側ではなくて審査する方。
だって、競技設計の課題が「新潟最小限住居の提案」だから。

おかげさまで、これを審査するのは鈴木でしょうと推薦していただきました。
ただし、悩みの種があったんです。

この競技設計を3名で審査することになりました。
私以外のお二人というのが、世界的にも有名な建築家でもある「手塚貴晴先生・由比先生」ご夫妻。当然のようにウィキペディアもあります。

このお二人に混ざって審査する私のプレッシャー。
こんな大先生二人とあーだこーだと建築談義しないといけないんです。
公開されたら、ぜひ上ずった私をご堪能ください。ちがう。小さい住まいをご堪能いただければと思います。
お楽しみに。

その二日後。
昨日のお話ですが、昨年の8月に続いての第二弾。
誰にも頼まれていないのに勝手に開催しちゃったセミナー「G2G3住宅はこうつくる」を配信させていただきました。

こちらは当日までのお申込みが540名。ライブ配信にご参加いただいた方が380名で、その後のアーカイブもどんどん再生されているそうです。(こんなに参加者が多いセミナーに私は参加したことありません)

単に居残り授業をさせられているようにしか見えませんが、

私からは、外皮性能を上げると、これだけコストが上がるけど、これだけ冷暖房費が下がるから、何年で回収できちゃうんだよとか、
同じ断熱性能でも、施工性を重視したこんな納まりや、コストを重視したこんな納まりがあるんだよっていうお話をさせていただきました。

外皮性能を上げると、施工上色々難しくなってくるので、どうしたら施工性を上げられるかというお話を佐藤さんにバトンタッチ。
他にも教科書には載っていない設計や施工の注意点などもお話しいていただきました。

そして、最後に急遽参戦。
プロ施主でもあるG2グレードの住宅に6年住む渋谷さんから、電気代の値上がり事情や省エネだけじゃない、っていうかそれ以上に得られるメリットについてお話していただきました。
設計~施工~施主
という抜け目のないリレー。

全方位共感。
これは押し売りではなく、何ができるかみんなで考えましょうというメッセージ。
私が言うのもアレですが、めっちゃいいセミナーだったと思います。

すっごい気持ちがいいセミナーだったから打ち上げしたかったなぁ、の明けて今日。

今度は聞く側。
今年はとにかく法律にまつわるお話しが目白押し。

補助金事業があって、
長期優良住宅の基準が改正されます。
申請方法も変わります。
性能評価も変わります。
認定低炭素住宅も変わります。
断熱等級が増えます。
建築基準法の書式が変わります。
アスベストの扱いも変わります。

これだけでもおなか一杯なのに、2025年や2030年に改正される準備を今から始めないといけません。

とにかく、今年ギョーカイはてんこ盛り。
ここで振り落とされたらダメ。

法律の改正で、ネイティブディメンションズがご提案する内容が変わることはありません。
事務所開設当初から対応済みなので。
私にとって書類が変わって書き方が変わるのが面倒くさいんです。

しかも、

しかもですよ。

この改正で行政は仕事が減るのに、なぜか申請料は値上げするんです。
1.7倍も。

おっかしいでしょうが!

設計以外でこんなに頭を使うのは久しぶりでした。
頭痛じゃなくて、
脳みその筋肉痛みたいな感じです。

ってことは、あれか。

おじさんだから、二日後にもっと来るってこと?

そうならない様にミチココさんのチョコで回復に努めたいと思います。


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