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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-13(lab)】伝統芸-鳩時計みたいな小さい家-

2024-06-12 18:50:20 | ministock-13(lab)
一年点検に伺いました。

このシュールなギャッベ。
どうしたらこんなデザインになっちゃうのか。
なんでこのギャッベを買ったのか。

って思うのが普通。

私はこれを見て「あっ」って思いました。
我が家のギャッベもシュールなライオン。

伝統的なギャッベはシュールな作品が好きです。

Yさんから似た者同士だからミニストックに引き寄せられたんですね~って言われました。

「ミニストックをご検討の皆さんへ」
シュールなギャッベが欲しくなったら、ミニストックの資質ありです(うそ)


さて、点検の方はというと、ステンレス板の補修、クロスの一部剥がれたところを補修しました。
それ以外には新築時と変わらずといいますか、
ユーカリが随分と大きくなったくらいでした。
早く町のシンボルになるといいな。

そして、Yさんから1年間の光熱費を教えてもらいました。
1年間(’23.5-’24.6)の電気代の合計は¥136,097、ガス代の合計は¥66,955
よって光熱費の合計は¥203,421
月平均¥16,952でした。

ミニストックの仕様として、年間光熱費¥240,000以下、月平均¥20,000をクリアすることができました。
設計通りの伝統芸です。

また、当初設計段階でのシミュレーションをこの時期の単価で換算すると
年間光熱費¥184,188
月平均¥15,349
なので、予想を少し上回りましたが私の間隔としてはまぁまぁいい線じゃないかなという印象です。
というよりも、高額なシミュレーションソフトは一切使わずに国の無料プログラムから得た数値を換算しただけです。入力時間も1分かかりません。
これでこの精度なら十分じゃないでしょうか。

そして、さらに興味深かったのがYさんが引っ越し前の光熱費も記録していてくれたこと。
1年分はなかったので、夏と冬で比べてみます。

引っ越しの22年9月の電気代、ガス代の合計が¥10,955
引っ越しの23年9月の電気代、ガス代の合計が¥17,686
夏は以前より増えました。

引っ越しの22年1月の電気代、ガス代、灯油代の合計が¥22,747
引っ越しの24年1月の電気代、ガス代の合計が¥20,442
冬は以前より減りました。

毎年天気が違うので、単純な比較はできませんが、Yさんからの感想は、
「家中同じ温度で過ごせることと食洗機や乾燥機など便利な生活をしてこの金額は大変満足」とのこと。

つまり、光熱費が安い時期があったとしても、それは我慢していたり、思い通りにならなかったことを踏まえての金額です。

大切なことは快適な生活に値ごろ感があるか。
光熱費が安くても快適でなければ不満は消えません。
引っ越してから、夏は時に肌寒く感じることもあり、冬はTシャツで過ごせる生活の光熱費がいくらなら満足できるかという物差し。

もちろんミニストック的な考え方として、建設費もこれからの設備交換費用にも値ごろ感を感じること。

これからも伝統芸を保存していきたいと思います。

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