native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

引き継ぎ

2021-02-08 22:10:01 | 建築雑談
ここ半年ほど、一人じゃ何もできない子的なブログになっていましたが、今日からひさびーさにソロ物件が始まりました。

なんかバンドマンがソロデビューしたみたいな表現になっていますが、違いますよ。

元々ソロデビューしてからのユニット活動ですから。

complexとか?

桑田佳祐×桜井和寿とか?

おいでやすこがとかです。

そのひさびーさは、リノベーション工事から。
昭和47年に二見さんが建てられたお住まいの引継ぎです。

朝、お寺さんにお祓いをしてもらって、解体作業が始まりました。


ミニストック的な要素を組み込んだリノベーションです。
5月の完成を目指します。

それと並行にビルダーさんから、モデルハウスの構造計算の依頼がありました。

耐力壁面材を変えていくつかパターンを出してくれとの依頼でしたが、性質的には似たような商品でしたので、あまり大差はなかったです。

最近のお住まいはツーバイフォー寄りの考え方が主流で、筋かいより耐力壁面材が主流です。
一般的に壁の中に断熱材を入れますが、筋かいだと断熱材を入れるのが面倒というか、欠損にもなってあまりメリットがありません。

それに対して耐力壁面材は柱の外側に打ち付けることが多いので、壁の中ががらんどうになって、断熱材が入れやすくなります。

ただし、繊維系の断熱材(ex.グラスウール)を使う場合は、耐力壁面材は湿気の通しやすい素材がお勧めです。
モイス、ダイライト、EXハイパーなど。

逆に湿気を通さないのでお勧めできないのは、構造用合板、OSBなど。

意匠だけ~とか、

構造だけ~とか、

断熱性能だけ~とか、

で考えちゃうと、こっちのメリットがあっちのデメリットになったりするので、あくまでも総合的な判断が必要です。

その組み合わせを間違えると、20年ももたないお住まいになることがあります。

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