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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

住宅 22年度 春

2010-04-12 10:06:30 | 建築法規・施策

先日、当事務所でもエコポイント対象のリフォーム工事が始まった事をご紹介しましたが、先週末に国交省から3月末時点でのエコポイント申請状況が発表されました

私が記事にした通り、やはりリフォームの申請数が圧倒的ですね。

累計で新築163件、リフォーム3527件です。と言っても、都道府県平均にすれば新築3.5件、リフォーム75件ですから多いか少ないかで言ったら少ない気がします

申請ポイントに関しては、新築はもちろん300000ポイント/件ですが、リフォームは平均39000ポイント/件です。1部屋2部屋程度の開口部改修が多いのかなと予想。やっぱり、ついで感覚だと思います。

ついで感覚の工事に国の予算をどうあてがうのか、政治的な感想は控えますけどね。(消費者は喜びましょう)

そして、新築申請は163件あるんですね。建て主さんは、得した実感をちゃんと得る事が出来たのでしょうか。設計者や施工店は長期優良住宅をちゃんと薦めたんでしょうか。

その長期優良住宅ですが、前年度長期優良住宅物件には100万円の補助金が出ていましたが、今年度は「木のいえ整備促進事業」と名前を変えて継続される事が正式に先週発表されました。(今日から受付開始)

今年度は地域材を使用すれば120万円と更に補助金額がアップしているのがすごい所。但し、申請期限が10月1日までなので急がないとですね。

最後に、建て主さんには直接関係ないですが、またまたまたまたまたまた・・・・・建築基準法が改正されます。

耐震偽装事件以来、確認申請の審査方法や申請書類が複雑になったのですが、それが複雑すぎて無駄を生んでいるという声が多すぎて簡素化されます。その分、厳罰化関係についてはより厳しくなるので、より設計者・施工店の倫理観が問われるしくみになる訳です。まぁ、学校じゃないんだから良くするルールを細かくするよりも、罰則を厳しくする流れは当然に思えます。

但し、1点残念なのが4号建築物の特例措置が継続される事になりました。ギョーカイはそれで喜ぶんでしょうけど、それを手放しで喜ぶ設計者、施工店には私は仕事を頼みたくないな。

ある意味、4号特例の撤廃・継続の話題で倫理観チェックができるので試してみては?


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
この記事で「そうそう」と思い木の家・・・の内容... (ほのお)
2010-04-14 07:46:28
この記事で「そうそう」と思い木の家・・・の内容を見にいきました。感謝です。

前日の夜桜、いいですね。ただ深夜にカメラを持った挙動不審者に間違われないように注意してください。実は数年前の深夜に職務質問を仕事場の真ん前で受けてしまいました。きっと日頃の行いなのでしょうね。[E:weep]

でもお嬢様のかわいいお手伝いの写真を見られて気分は[E:upwardright]です。
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ほのお様、ありがとうございます。 (Unknown)
2010-04-14 14:00:55
ほのお様、ありがとうございます。
職質気をつけます。確かにあの晩は、ムキになって探していたので、怪しさは満点だったかもしれません[E:coldsweats01]。
そちらも桜は見頃だと思いますが、こちらの桜もちょうど良くなってきました。
太陽の下の健全な桜の画像もアップしましたのでご覧ください[E:happy01]。
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