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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-03(modern)】狭小住宅の居心地-現代版最小限住居-

2016-03-28 11:53:01 | ministock-03(modern)
平成25年度のデータですが、ミニストック-03が建っている新発田市の木造持ち家住宅の平均床面積は39.62坪です。

ミニストック-03の床面積は22.99坪。

平均に対して半分ほどしかない建物です。
土地は50坪あります。造成地における一般的な大きさですね。

そこにあえて小さい家を建ててるわけですが、


小さく感じなければ小さい方が何かと過ごしやすいと思います。
光熱費安くなるでしょ-。
掃除が楽になるでしょ-。
コミュニケーションがとりやすくなるでしょ-。

小さい家や高気密高断熱住宅は空間構成や音の反響などからプライバシーが守りにくいと言われますが、壁や天井でプライバシーを守るよりも、家族間で楽しく・仲良く、時にはお互いの尊重もし合うような暮らし方が、私にとっての理想です。


ウッドデッキへ出入りするサッシの前に設けられたベンチ収納は、沢山の家族のコミュニケーションが生まれるように(それは楽しい思い出だったり、躾だったり様々だと思いますが)色んな暮らし方をお客様との打ち合わせを重ねて、設計しました。
同時に、無垢のベンチ収納が家族の成長とともに傷ついたり汚れたりして、沢山の思い出が染み込んでいくと思います。

居心地の良い空間は面積では表せません。

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