native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-03(modern)】私が大好きなスパイシーモスチーズバーガーは¥430。-現代版最小限住居-

2017-11-04 16:42:10 | ministock-03(modern)
現場でお腹が大きくなったカマキリさんを発見しました。
タマゴを生んだところまで雪が積もると言われています。
翌日、カマキリさんを探したところ、1階の屋根のてっぺんにいました・・・。


まさかね。


さて先日、ミニストック-03の1年間の光熱費を集計しました。
(グリーン化事業のゼロエネ採択物件は、引き渡し後1年間の光熱費の提出義務があるため)

↓クリックすると拡大します。


設計時、電気・ガスの光熱費は¥209,960/年と予想しました。
実際の生活では¥134,515で、予想よりも¥75,445安かったことになります。

この1年間の光熱費を月に均すと¥11,210
もちろん、夏期、冬期はエアコンを24時間回しっぱなしですし、昨年の冬伺った時には、なんと2階のエアコンが外されていました。(とある事情でとの事)
つまり、床下に設置した6畳用のエアコン1台で家中(延べ床面積76.15㎡=46帖)を暖房していたことになります。


皆さんの生活具合や光熱費と比べるといかがでしょうか。

そして、ミニストック-03は太陽光発電を4.88KW設置しています。
設計時の予想発電量は4889kwhでしたが、実際には3929kwhに留まりました。

一部は日中の電力として使用されたので、売電価格は¥129,657になりました。

結果、光熱費として¥134,515支払いましたが、¥129,657が返ってきたので、実質1年間の光熱費は¥4,858ということになります。

1年間で¥4,858ですから、月平均にすると

¥405

月々の光熱費がスパイシーモスチーズバーガーより安い家ということになります。





次に一次エネルギー使用量についても確認しました。
設計時、年間の一次エネルギー使用量は60437MJと予想しました。
実際の一次エネルギー使用量は、電気・ガス併せて46366MJでしたので、14071MJ少ない結果です。

また、発電量をジュールに換算すると38622MJとなりますので、わずかに使ったエネルギーを創ったエネルギーが上回れませんでした。

おしい、もうちょっとでゼロエネ達成というところですが、元々太陽光発電には期待しちゃいけない地域でありながらのこの結果は上出来だと思います。



普通のガス給湯器使って、普通の壁掛けエアコン使って、定価1台2万円の換気扇回して、太陽光の設置枚数もそこそこの設備に頼らないゼロエネ住宅。

かと言って、断熱性能は中の上くらい。

教科書には載っていないゼロエネ住宅です。

コメントを投稿