昨年、17年愛用してきたジーンズが切れてしまった訳ですが、傷心中にビッグニュースが私に舞い込んできました。
それは、30年以上も前からになるけれど、新潟でオリジナルジーンズを作っているお店があるとのこと。それは、マルニジーンズと言って、場所は妙高市国道292号線沿いにあります。
「へぇ、そんな老舗が新潟にあったんだ」と感心しつつ、信州善光寺に七五三に行く時期だったので、その帰りにでも寄ってみようと計画を立てました。
夕方の日も暮れかかる頃にお店に到着して中に入ると、そこはジーンズJEANSパラダイス。プールに飛び込む勢いで、ジーンズに覆いかぶさります。
そんな完全に盛りのついた犬並みに目をにさせているので、ほどなく店員さんが話しかけて来てくれました。
新潟市から来た盛りのついたが最愛のジーンズが切れた話をすると、ドン引きすることなく丁寧に、そして熱くマルニジーンズのこだわりを説明してくれます。逆に、お店閉める準備しなくていいんですかとこっちが若干引き始めてます。
DENIMEの時も思いましたが、ジーンズの質は今、日本製が一番じゃないでしょうか。
ジーンズの最高峰と言えば、リーバイスの501って言うのはゆーまでもありません。また、日本製の多くのジーンズは、その501をリスペクトしてできたものだと思います。
その研究熱心な日本人が魂込めて作り上げたジーンズと大量生産に流された現代の501を比べれば、その品質の差は一目瞭然だと思います。
先日ファッション誌を見たら、カリスマ店員が「やっぱり、何年経っても結局501に帰ってきちゃうんだよねぇ」的な「通」コメントをしてましたが、逆にその店員が薄っぺらく見えました。昔と今の501の品質の区別もつかないのか。このカリスマ店員は。
ま、いいんですけど。
ながく履き続ける(目標20年)のが前提なので、オーソドックスなストレートである事。ゆるいシルエットは持っているので、少しタイト目のストレートがいい事。おしりのポケットは若干下がり目にある方が好み。穿き倒したいのでインディゴが染み渡ったバッキバキでごわごわしている事。
ちょっと困りながらお勧めしてくれるんですけど、ピンと来るものはなくすべて。う~んと唸り声を上げてから、店の奥に行き、持ってきてくれたのがコチラ。
伺った時点ですでに売っていないジーンズとの事でしたが、このサイズなら残ってますという事で出していただきました。穿いてみると、「あっ、このジーンズは待ってたんだな」。
感動です
これください
マルニジーンズは、多くのジーンズが新潟県内を走る国道の名前が付いていて、私が穿いたのが「R7・国道7号線」です。
条件的に完璧だったので即決でしたが、それにしても天然藍が泣かせます。私にとっては、印籠より効きます。ジーンズに土下座ですね。ははぁ~。店員さんも、「新潟市から来たんで国道7号でちょうどいいじゃないですか」と、平常心の私ならその落とし文句は効果マイナスですが、舞い上がってる私には、その文句が効果1000000ポイント位です。
買った後、その店員さんは、「ちょうど、新井のお祭りをしてるんで、寄ってみたらどうですか」と親切に教えていただき、お祭りも堪能してから帰りました。
親切な店員さん、ほんとにありがとうございます。
これを穿き倒して、私の間接通りにひげがついて、色が落ちた時、このジーンズは完成です。マルニジーンズさんから魂を分けていただいて、私が今、責任を持って育成中です。
そういえば、信州善光寺の御開帳が明日までですね。
行きたくなったな。
どっちに。
・・・どっちも。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます