今日で阪神大震災から16年が経ちました。
当時、私はまだ学生で千葉に住んでいましたが、その時間はちょうど起きていて関東も揺れたのを覚えています。直後のニュース速報で大きな地震である事を知り、実際に神戸の様子を見た時はとてもショックでした。
また、関西出身の友達が実家や地元の友達の安否確認ができたり、できなかったりでとても心配していて、みんなで励まし合ったりもしました。
ちなみに地震があるとニュースでは被害率を伝えていますが、被害率とはどういった数字なのでしょうか。
地震による建物の被害は、程度を客観的に「軽微」「小破」「中破」「大破」「倒壊」の5段階に分類し、それを被災度と称します。
簡単に説明すると、「軽微」は構造的な補修が不要で、仕上げ材の補修程度で済む被害で、「小破」「中破」は部分的に構造の補修や補強が必要な被害状況、「大破」「倒壊」は大部分の補修か取り壊しが必要な被害状況を言います。
これらの全体的な被害の程度を現す時に「被害率」が用いられます。
被害率とは、大破率と中破率を足して、2で除した割合です。
被害率=(大破率+中破率)/2
大破率=倒壊と大破棟数の全棟数に占める割合(全壊率を使用する場合もあり)
中破率=中破棟数の全棟数に占める割合(半壊率を使用する場合もあり)
つまり、被害率が高いほど、補修または取り壊しの建物が多くなるので、街の復興に大きな時間が必要になります。また、各市町村において大きな地震が来た場合を想定して、被害率マップを作製し、街の被害をシミュレーションしたりもしています。被害率の高い地域に住んでいる方は、より注意が向き、一番近い避難所を調べておくなど様々な準備ができます。
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