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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-04】この時期-建築家の自邸-

2025-01-20 23:00:12 | ministock-04
この時期、季節柄といいますか日本酒をいただく機会が多くて、とてもありがたいことなんですけど、普段晩酌で日本酒は飲まないため、日本酒を飲むための道具を持っていませんでした。

そのため、やむを得ずコップ酒みたいな飲み方になるんですけど、味わうよりもやさぐれたマインドになって味もよく分かりませんでした。

しかし、これはやっぱりよくないと思いこの度徳利を購入。
徳利があるだけで時間がゆっくりになって、味わえるようになりました。
ようやく日本酒の味が分かってきた私。

大人の階段を登り始めたみたいです。

さて、この時期と言えば気になるのが光熱費。

10月から12月の光熱費が揃いました。
まずは電力使用量
10月11月はエアコンをほぼ使っていなかったので、電力使用量が抑えられていますが、春ほど抑えられていません。
暖房は少し早めに動かし始めた覚えはあるので11月はこんなもんかなと思いますが、10月の原因が思い出せません。
そして、12月は一気に増えました。

結果的に使用量と比例して、実際に購入した電気の量も春よりは多くなりました。
やっぱり12月は多いな。

最初の表と次の表の差はずばり太陽光発電。
日中、発電しながら使っているので、その分電力会社から買わなくてすんでいるというのが二つの表の差と思ってください。

その発電量がコチラ
発電量も春より落ちてる。
うーん、少し残念。

その結果、電気代は
冬の訪れとともに増えていって、売電額は減っていきます。
また、気になるのが電気単価。
本来冬は電気使用量が増えるので、単価自体は減る傾向にあったのですが、今年は単価も¥42と増えています。
再エネ賦課金が一気に増えました。

うーん、国も本腰。

また、我が家では今までもお伝えしている通りガスも使っています。
1年を通して浴槽にお湯を張る家なんですけど、ガス代が増えているのは手洗いや洗顔にお湯を使うようになったからと考えます。冬は水がそもそも冷たいのも原因ですね。
加えてガスの単価も1年かけてじわじわ上がってきましたね。
最安¥160台から¥200台近くにまで上がってしまいました。

ということで電気代とガス台を合わせた合計がコチラ
12月になって月の支払い金額が最大¥27,000を超えて、実質光熱費が¥20,000を超えてしまいました。
これは少しショック。
もうちょっと暮らし方に工夫が必要ですね。
 
これで2024年の光熱費が出そろいました。
電気代の合計が¥108,602
売電額の合計が¥45,211なので、
実質電気代が¥63,391となりました。

ガス代の合計は¥73,549でしたので、

年間の電気、ガス代を合わせた合計は¥136,940となりました。
月平均に均すと¥11,412です。

「建設費を抑えたエコハウス」という目的から考えるといい方かなと思いますが、いくつか改善点も気が付きました。(これについては後半で)

ここでいくつか検証をしてみたいと思います。
まずはオール電化住宅との比較
先日ミニストック-14の1年間の光熱費をお伝えしました。

太陽光の売電分を差し引いた実質の光熱費は¥112,783で、
月平均に均すと¥9,398という結果でした。

オール電化住宅の方が¥24,157光熱費が安く済みました。(世帯人数も建物の大きさも違うので正しい比較ではありません)

10年で約24万円という差額になってきますが、なぜ10年にしたかというと給湯器の買い替え時期の目安になってくるから。

ガス給湯器とエコキュートの交換費用の差額は大体この光熱費の差額くらいかな(若干エコキュートの方がお得かも)という印象です。

なので、今時点では(16年前からですが)好きな方を選んでくださいという提案になります。

もう一つの検証がシミュレーションとの比較
2022年の6月にシミュレーションでの光熱費を記事にしています。
その時は太陽光を含まないエネルギー使用量で計算していて、
1年間の電気とガスを合わせた光熱費が¥163,603で、月々に均すと¥13,634という結果でした。

比較条件を同じにするために昨年1年間の電気使用量で電気代を換算したところ1年間の電気代は¥157,367となるので、
ガス代と併せた合計は¥230,916となりました。

当初目標としている年間光熱費24万円をギリギリクリアしている金額。

シミュレーションとずれた原因の一つは電気の単価が変わったこと。
シミュレーション時の電気代単価は¥32で計算していましたが、昨年の平均電気代単価は¥36ですので、約2万円の差が生まれています。

残りは私の暮らし方が下手だったことが挙げられます。
私が換気量を絞っているせいなのか空気の動きが少ないので、年が明けてからサーキュレーターで室内に対流を生ませたところ、温度ムラが少なくなってエアコンの負荷が少なくなりました。

というのも、それまで1日の電気使用量は18kWh程度でしたが、サーキュレーターを使用後は15kWh以下に抑えられるようになりました。
これで月¥3,000ほど節約できます。

サーキュレーターの使用については、ミニストック-01,10のオーナーさんからも同様の意見を伺っているので、ワンルームといえどもある程度は対流を作ってあげた方が効率は良くなるということが分かり始めています。

具体的にどのくらいの効果なのかが分かり次第記事にしていきます。

最後に生活の質という点ではとても快適に暮らしています。
朝の外気温0.6℃の時に測定した室内は、

1階で22.3℃

2階で21.4℃

これで日中は外気温の上昇とともに室温も少し上がって、家が小さいだけあって夜に家族が揃って、食事を作って、お風呂を沸かして、食器を洗うと室温が1℃から1.5℃上がって、湿度も50%近くまで上がります。

つまり生活している時は23℃台の室温で過ごしていることになります。
この時期にはとても贅沢だなと思っています。

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