先日募集開始した第12回の住学ですが、開始40時間ほどで定員に達した(っていうか、オーバーした)ので締め切らさせていただきました。
現在、キャンセル待ちの受付をしております。
どこの人気バンドかっていう。
だって、懇親会の出席率が88%。
今回は、二次会の出欠も取っていますが、二次会の出席率も65%。
このギョーカイの講習会・セミナー後の懇親会出席率って、私統計で5割も行けば立派な方。
基本、参加者はライバルなので、勉強が目的で懇親は目的じゃないもん。
なのに、二次会の出席率でさえも、それを上回っている。
なにそれ。
実は、懇親会の方が勉強になることを知っているのが住学の人たち。
だって、一方的にお話聞くより、意見交換した方が情報を整理できます。
反対意見があったり、共感したり。
だから、放課後活動も仲良し。
昨日は5月から月一回ペースで開催されている構造部でした。
平日の真っ昼間に関わらず40名も集まっちゃた。
なぜなら今回は超スペシャルトレーニングだから。
普段の構造部は許容応力度計算を部長の實成さんが本を使って分かりやすく解説してくれるんですけど、
昨日は、実大実験を使って分かりやすく解説してくれたんです。
ご協力してくれたのは株式会社タツミさん
昨日の午後ほぼ半日をフルに使った授業でしたが、タツミさんの社員さん10名以上を動員して実大実験を行ってくれました。
なんつー、ことでしょ。
ただの飲み会好きのために、一企業が総出でご協力。
本当にありがとうございます!
しかも、実大実験を4回もしてくれたんです。
超貴重な体験でした。
「筋かいがどのくらいでぶっ壊れるかな」
実大模型2体を使って、補強金物の強さを確認しました。
この壁を横から押したり引いたりした時に、柱や筋かい、補強金物やビスにどんな変形が起こるのか、そして、どこから壊れるのかを見ることができます。
で、素人目には早く壊れろ、どんな風に壊れるんだというところに興味がわきます。
割れたー!とか、
カタチ変わったー!とか、
ビス穴広がったー!とか。
こいつ、つえー。マジまんじ!とか。
それも面白いんですが、實成さんはこの実験の本当の意味、
力を加えたときにどんな変形をして、
力を抜いたときにどの程度戻って、
繰り返しにおける影響がどの程度あるのか、
っていうこのグラフも丁寧し教えてくれるので、
揺れたときに壁の中で何が起こっているのかを詳しく知ることができたのでした。
「在来工法 対 金物工法」
梁組に見立てた模型をぐーっと上から荷重を掛けます。
梁と梁の接合部、
実は手前部分が在来工法の接合
奥側が金物工法の接合
で、これも素人目にはどっちが勝つんだ!ってことに興味が湧きます。
実験後の在来工法の仕口部分
金物工法の仕口部分
實成さんからは、初期変形の様子や、壊れ方など、実験を一回一回止めながら、何が起こってるかを解説してくれました。
この実験の意味は勝ち負けではなく、違いを知ることで適材適所に使えるようにするための実験だと教えてくれました。
納得。
「6面体」
最後の実験が柱と梁の引き抜き実験。
みんなの食いつき方が半端ない。
これも先ほどの実験同様、模型の下の接合部は金物工法、上の接合部は在来工法で比較のできる実験なんですが、
実際の建物に当てはめると正しい向きはこっち。
この向きで見たときに縦が柱、横が梁です。
地震や風による揺れは、床が揺れるところから始まります。
床が揺れているのを壁が支えるという構図になって、
床の揺れるチカラを壁に速やかに流してあげることによって、揺れに強い建物にすることができます。
だから、この実験のように、柱と梁が離れちゃったら床のチカラが壁に流れない事になるので、いくら頑丈の筋かい付けてたって、床が弱ければなーんにもならないんよっていう事を知ることができました。
「つまるところ」
この4回の実験で、「設計値以上に実は強かった」という部分と、「国の基準ってこの程度なの?」っていう部分を知ることができました。
つまり、普段行っている構造計算において、NGがないからOKではなく、
あの実験結果だったから、「もうちょっとここを強くしておこう」、「ここは余力がありすぎるから、影響を受けるこの部分も強くしておこう」、という経験値を計算に組み込むことができるようになって、
机上の計算ばかりじゃない、実際の建物の動きを意識した構造計算を行うことができるようになるんです。
すごくないですか、
飲み会が好きな延長線上にこんなお宝があるんですよ。
もちろん、これもみんなで感想や意見を交換して、より理解を深めます。
みんなといるとこんなことになります。
現在、キャンセル待ちの受付をしております。
どこの人気バンドかっていう。
だって、懇親会の出席率が88%。
今回は、二次会の出欠も取っていますが、二次会の出席率も65%。
このギョーカイの講習会・セミナー後の懇親会出席率って、私統計で5割も行けば立派な方。
基本、参加者はライバルなので、勉強が目的で懇親は目的じゃないもん。
なのに、二次会の出席率でさえも、それを上回っている。
なにそれ。
実は、懇親会の方が勉強になることを知っているのが住学の人たち。
だって、一方的にお話聞くより、意見交換した方が情報を整理できます。
反対意見があったり、共感したり。
だから、放課後活動も仲良し。
昨日は5月から月一回ペースで開催されている構造部でした。
平日の真っ昼間に関わらず40名も集まっちゃた。
なぜなら今回は超スペシャルトレーニングだから。
普段の構造部は許容応力度計算を部長の實成さんが本を使って分かりやすく解説してくれるんですけど、
昨日は、実大実験を使って分かりやすく解説してくれたんです。
ご協力してくれたのは株式会社タツミさん
昨日の午後ほぼ半日をフルに使った授業でしたが、タツミさんの社員さん10名以上を動員して実大実験を行ってくれました。
なんつー、ことでしょ。
ただの飲み会好きのために、一企業が総出でご協力。
本当にありがとうございます!
しかも、実大実験を4回もしてくれたんです。
超貴重な体験でした。
「筋かいがどのくらいでぶっ壊れるかな」
実大模型2体を使って、補強金物の強さを確認しました。
この壁を横から押したり引いたりした時に、柱や筋かい、補強金物やビスにどんな変形が起こるのか、そして、どこから壊れるのかを見ることができます。
で、素人目には早く壊れろ、どんな風に壊れるんだというところに興味がわきます。
割れたー!とか、
カタチ変わったー!とか、
ビス穴広がったー!とか。
こいつ、つえー。マジまんじ!とか。
それも面白いんですが、實成さんはこの実験の本当の意味、
力を加えたときにどんな変形をして、
力を抜いたときにどの程度戻って、
繰り返しにおける影響がどの程度あるのか、
っていうこのグラフも丁寧し教えてくれるので、
揺れたときに壁の中で何が起こっているのかを詳しく知ることができたのでした。
「在来工法 対 金物工法」
梁組に見立てた模型をぐーっと上から荷重を掛けます。
梁と梁の接合部、
実は手前部分が在来工法の接合
奥側が金物工法の接合
で、これも素人目にはどっちが勝つんだ!ってことに興味が湧きます。
実験後の在来工法の仕口部分
金物工法の仕口部分
實成さんからは、初期変形の様子や、壊れ方など、実験を一回一回止めながら、何が起こってるかを解説してくれました。
この実験の意味は勝ち負けではなく、違いを知ることで適材適所に使えるようにするための実験だと教えてくれました。
納得。
「6面体」
最後の実験が柱と梁の引き抜き実験。
みんなの食いつき方が半端ない。
これも先ほどの実験同様、模型の下の接合部は金物工法、上の接合部は在来工法で比較のできる実験なんですが、
実際の建物に当てはめると正しい向きはこっち。
この向きで見たときに縦が柱、横が梁です。
地震や風による揺れは、床が揺れるところから始まります。
床が揺れているのを壁が支えるという構図になって、
床の揺れるチカラを壁に速やかに流してあげることによって、揺れに強い建物にすることができます。
だから、この実験のように、柱と梁が離れちゃったら床のチカラが壁に流れない事になるので、いくら頑丈の筋かい付けてたって、床が弱ければなーんにもならないんよっていう事を知ることができました。
「つまるところ」
この4回の実験で、「設計値以上に実は強かった」という部分と、「国の基準ってこの程度なの?」っていう部分を知ることができました。
つまり、普段行っている構造計算において、NGがないからOKではなく、
あの実験結果だったから、「もうちょっとここを強くしておこう」、「ここは余力がありすぎるから、影響を受けるこの部分も強くしておこう」、という経験値を計算に組み込むことができるようになって、
机上の計算ばかりじゃない、実際の建物の動きを意識した構造計算を行うことができるようになるんです。
すごくないですか、
飲み会が好きな延長線上にこんなお宝があるんですよ。
もちろん、これもみんなで感想や意見を交換して、より理解を深めます。
みんなといるとこんなことになります。
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