今年の夏にお引渡ししたサトウ工務店さんとのコラボ06
部分分離の四世代同居住宅(お祖母ちゃん、ご夫婦、若夫婦、お孫さん)で、画像はリビングのテレビボードです。その奥はキッチン。
キッチンの目隠しを兼ねたテレビボードを提案させていただきました。
テレビを見るもよし、
キッチンで料理を頑張るご家族を応援するもよし、
2WAY視線(なんだそれ)のリビングです。
ただし、目隠しだけじゃ面白くないじゃないですか。(ネイティブディメンションズ流)
だから、その目隠しはキッチンから使う収納にしちゃいました。
意味不明な2WAYではなく、正真正銘の2WAY。
らしさ、出してみました。
いかがでしょうか。
1階は、洗面所をオープンなスペースに配置しました。
洗面所は玄関ホール脇にあるので、感染症対策としても有効ですし、脱衣室と分けることで、入浴中でにご家族が洗面所を使えるメリットもあります。
洗面所の左奥は、脱衣兼物干しスペース。
右奥には、和室の入口があります。
いや、分けてるじゃん。
今日のタイトルと真逆。
なので、裏をくっつけちゃいました。
脱衣室と和室がつながっています。
和室は、お仏壇を置く部屋でいわゆる仏間です。
あまり利用頻度がない部屋なので脱衣室とつなげて、洗濯物をたたむスペースとして使えるようにしました。
ご先祖様とお話しする機会も増えることでしょう。
もう一つの使い方があります。
反対のお部屋から目を通すと、和室の向こうに脱衣室と浴室が見えます。
手前のお部屋はお祖母ちゃんのお部屋。
ショートカットして、最短距離で浴室に行けるようにもなっています。
大家族は部屋数が多くなります。
満遍なく使いやすくなるようなプランだと自負していますが、誰かのために使いやすくするための重心もちゃんと置く。
そのためにくっつけました。
プランニングは簡潔にまとめると「部屋を適切な大きさで繋ぐ」ことですが、そこに「機能をつけ足して使いやすくする」ことが建築士の職能だと思っています。
家具的なご提案で機能を足すこともできますが、
空間を分けたり、くっつけたりすることで機能が付加されることもあります。
深いですね。
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