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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-13(lab)】超がつくほどの。-鳩時計みたいな小さい家-

2021-10-11 08:13:47 | ministock-13(lab)
昨日、キャンプ用のカトラリーセットを買ってきて箱から出してみたら、なんと収納ケースの印字が逆になっていました。
私はこれを、「超レア品を手に入れてしまった」と思うタイプです。
返品しないで大切に使おうと思います。
皆さんは返品しちゃう派ですか?

ということで、新しいミニストックが始まります。(どういうこと?)
ゴールデンウィークにお会いして、何度かのご提案を経て計画の概要がまとまったのでこれから詳細打ち合わせに入ることになりました。

今回の敷地はなかなかやりがいがあります。
敷地のカタチは短辺方向に4mしかない台形っていうかほぼ三角形で、面積はわずか27坪。超変形敷地

「果たしてここに家が建てられるのでしょうか」っていうそもそも的なご相談が最初でした。

過去ネイティブディメンションズでは、ミニストック-02が短辺方向に5mしかない似たような台形の敷地で、

ミニストック-06では、敷地面積がわずか20坪でした。

さらにさかのぼると、短辺方向が4mしかない台形敷地に鉄筋コンクリート造住宅を設計しています。


私は「超レア敷地をおいしい」と思うタイプです。

しかし、法務局に測量図がなかったので、最初に測量を行うことにしました。
変形敷地なので、正確な敷地の形状や高低差がどうしても必要なんです。
ついでに、仮ポイントで地盤調査も行い準備万端。

その情報をもとに間取りを作成して、お打合せで微調整を行ってある程度間取りが確定したんですけど、お客様からのご要望ではなく、お打合せ中の節々の会話を整理すると「こっちの方が使いやすいんじゃないかな」と思うところが出てきたので、私の方から、再々提案と再々々提案を行って計画がまとまりました。

大切なことって、行間に埋まっている!

とそれっぽいことをいつも考えています。(私がぽやっとしていただけかもしれませんが)

5か月の計画期間を経て、ようやく実施設計期間に入ります。
ここに入るには「それっぽいプラン」ではまとまらないので、恒例の構造計算へ。
といっても計画段階から構造計算は済ませていたので、変更プランで再確認する作業です。
雪を1.2m載せた状態で耐震等級2をクリアすることを確認しました。

相変わらず偏心率の検討も余裕の0.3以下で、
とてもバランスのいい構造となっています。

ここからスタートです!









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