native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-15】なんでこうなるの-積年の小さい家-

2024-12-03 18:34:35 | ministock-15
昨日の日中に室内に差し込んだ光は家の一番奥まで届きました。
これが毎日あれば無暖房で超エコな暮らしができるんですけど、日本海側の冬は甘くない。
昨日の太陽は見納めの予感。
ヘタすりゃ来春までお目にかかれないかもしれません。

冬が来ましたね。
取り急ぎコペンのタイヤをスタッドレスタイヤに交換しました。

そして、ギラギラ差し込んだ日射でありながらも
それでもまだ落ち着いた空間であること。

私的にはそれが一番うれしいこと。

鈍い艶の壁と天井
落ち着いたトーン

ネイティブディメンションズが開設当初からこだわる質感です。

なんでこうなるのか

ただいま現場で一生懸命作ってくれています。
ひたすらに壁を研ぐ
研いで研いで研いで研いで研いで研いで研いで・・・

この粉の量

もう彫刻品に見えてきます。


しかし、塗装屋さん曰く
マスキングテープを貼った場所はまだまだ平らではなく、

まだまだ研ぎますよ
とのこと。

見た目は真っ平。
触っても分かるか分からないレベル。


それでも妥協しない理由は最初に書いた通り。

光があたるから。

つまり

影ができるから。

日射では影はでません。
照明の明かりで影が出ます。

つまり、昼間は分からないけど、
夜分かる。

職人さんは昼仕事するけど
住まい手が一番過ごす時間は夜。

矛盾した条件のため、それをクリアするために職人さんは究極にこだわり続ける。

暮すことを想像しながら仕事をしてくれる職人さんです。

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