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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-05(lab)】来ちゃった-快適な小さい家-

2020-02-10 10:31:16 | ministock-05(lab)
無理に来なくてもいいんですが、ようやく寒波が来ました。

ので、

昨日はミニストック-05にお邪魔して、サーモカメラでお部屋の温度を測定してきました。
何かにつけてはすぐに伺うので、Oさんに「無理に来なくていいのに」と思われてるかもしれないのに。

しかも、金土とまじめな業者会の懇親会で相変わらず飲みすぎた中の強硬訪問!!!

そこまでして伺いたい理由は、
ミニストック-05は南面にほぼ窓がないお住まいで、北側にトータル幅2m60cm、トータル高さ5m23cmの窓がついている
今どきのパッシブデザインを超無視した住まい


その筋の大先生方から「ダメ設計。まったく分かってない」と言われちゃうお住まいです。

でも、南側に建つお隣の住まいの壁や窓見て暮らすのと北側にある森を見て暮らすのでは、後者のほうが快適だと思っちゃったんです。

Oさんもそう言ってくれました。
住まい手と作り手の考えが一致したからできた住まい。

住まいづくりとは、住まい手と作り手が同じ立場で意見交換して、お互いの考えに共感できることが一番だと考えています。

そして、その共感は得られたものの、ミニストックはあくまで断熱性能「そこそこ」で作る快適な住まいがテーマです。

「世間を無視して、あえて強大な敵に挑むのに、武器は「そこそこ」っていう、
もうほんとダメな奴にしか聞こえません」

かどうかの確認へ。

伺ったのは(二日酔いの復調を考慮して)17:00
伺った時の室温は
1階2階とも20℃弱、湿度50%弱
写真撮り忘れました。(二日酔いの証)

1階リビングの吹き抜け壁(東側)

17.1℃


床下エアコンから一番遠い2階ウォークインクロゼットの壁(南側)

17.8℃


1-2階の壁の温度差がほとんどありません。
ちなみに2階のエアコンを止めて日中お出かけしていて、夕方帰ってきたタイミングでした。

1階リビングの床

19.0℃


2階寝室の床

18.4℃


こちらもほとんど温度差なし。
やわらかい暖かさの床です。
とっても歩きやすい。

メイン暖房となる床下エアコン付近

25.1℃


普段エアコンの設定温度は26℃前後を行ったり来たりしているとのこと。

床下の熱は階段吹き抜けと階段を使って2階に上げています。

21.8℃


やっぱり、ここだけ温度が高い。

そして、普段の生活は寒くなったら2階のエアコンも運転して、その時々の快適温度に調整しているとのことでした。
Oさん曰く、2階のエアコンを稼働させると温度計が21℃以上になるけど、そのくらいになると暑くて過ごしにくくなるので、2階のエアコンを調整しながら20℃くらいを保つことが我が家にとってちょうどいいのが分かった。

とのことでした。
住み手の感覚によって快適温度は違いますので、住みながら「ちょうどいい」を探していただければと思います。

また、北側に開けたそこそこの断熱性能の住まいでも、間取りや暮らし方の工夫で快適なお住まいにできました。
とってもバランスの良いお住まいに仕上がりました。

とっても小さいんだけど、収納もたくさんあって、広々暮らせて、
そこそこの断熱性能なんだけど、快適に暮らせて、
建物総額は抑えるけど、憧れの通りに暮らせるミニストックです。

昨日、お雛様の準備をしながらAちゃんが
「本当にいいお家だねぇ」ってしみじみ言ってたんですって。

ありがとうー
うれしいね。


※ちなみに光熱費についてはこちらの記事をご参考にどうぞ。
大雪の年の光熱費の集計です。

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