native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

新しい試み

2017-12-02 19:33:42 | 温熱環境
今日は愚痴と明るい未来のお話です。

今年度の省エネルギー講習はすでに終わりましたが、新しく加えられた仕様ルートと簡易計算ルートの講習会が追加されました。
画像はその案内。
年明けに新潟市と長岡市で開催されます。
(はあ、もう当たり前に来年の話をする時期になりましたか・・・、早いなぁ)

耳にタコですが、2020年度よりすべての新築建物は断熱性能と日射遮蔽性能、エネルギーの消費量計算が必須となります。
私がこの話に最初に触れたのが、たぶん今から5年前。もっと前にもブログで紹介しているかもしれませんが、私が書いたブログの記事数は2500を超えています。思い出すのも一苦労。

来年でブログ開始から10年。
とんでもない記事数になってしまいました。

話を戻して、そんな前から義務化になりますよって国が叫んでいるのに、未だに義務化の準備が進んでいない方がいるらしい。

進まないどころか、そんなめんどくさい計算できないぞ!もっと簡単にしろ!!と逆切れしている方も、中にはいるらしい。

そこでお人よしのお役所が、計算しなくてもいい方法を編み出してくれたっていう。

その計算しなくてもいい方法を解説するための講習会です。

2020年に向けて後退しつつある住宅ギョーカイです。

すでに計算を習得されている方には参加をお勧めしません。
結構考え方がアクロバティックなので、余計な情報は入れない方がいいです。

あくまでも今回を足掛かりにしたいという方を対象とした講習会です。
ご参加お待ちしております。(←アピールになってない)





そんな中、J1が最終戦を迎えました。
勲、お疲れ様でした。
年一ミドルは忘れないぞ。
弟くんにはお世話になりました。
来年はしっかりチームづくりして、J1に戻りましょう。
「J1?知らねーよ」は、もう通用しないので。(反町元監督の名言)





じゃなくて。





その省エネ講習。
仕様ルールではなくて、きちんと計算にて断熱性能を確かめる設計編と断熱材の正しい施工方法を学ぶ施工編。


これを学生を対象に開催する事になりました。

そうですよ!!

学生時代から正しい計算と正しい施工方法を伝えれば、それが当たり前になるんです。
一番の近道です。

実はここが一番の問題でした。
断熱設計・施工にかかわる部分って、建築基準法で定められているわけでもないので、学校で学ばないんです。
就職して、たまたまその会社が断熱設計・施工を正しく行っていれば、運よく学べるっていうのが現状です。

けっこう恐ろしい事実。
義務化になるっていうのに。

よって、学生時代に学べる事は大変な武器になります。
下手すると会社の先輩が、新人君に教わるなんてこともこれからありえます。

学生向けに開催した都道府県はわずかと聞いています。
新潟が新しい時代を切り開くべく進みます。

アイシテルニイガタ

ですね。









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