先日、第9回住学を開催しました。
定員40名に対して、62名のご参加ありがとうございました。
特に今回私が感慨深かったのは、62名のお申込み中、11名が学生だったこと。
本当に、本当にうれしかったです。
学校では教えてくれない、「建築の楽しい」をこれからも伝えていきたいと思います。
さて、今回の1限目は渡辺パイプ株式会社の大淵さんと阿久津さんによる、オリジナル商品と最新トレンドについてお話していただきました。
社名に「パイプ」がつくと何屋さん?って感じです。元々は設備商社さんですが、今やなんでも扱う超巨大商社さんです。
最大に強みは全国に持つ自社流通網。
私たちギョーカイ人にとって、何気にこれが一番大事。
「すぐに運んでくれる」って超とんでもないことなんです。
そして、何を運んでいるかって言ったら、超マニアック商材。
大手メーカーなどとコラボして、自社商品を次から次へと開発しちゃいます。
例えばキッチン。
世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ」からトレンドをいち早くつかみ、自ら商品化しちゃいます。
イマドキはステンレスの超シンプルキッチンなんだそうな。
それが激安で。安いのもそうだけど、元は設備商社さん。
水栓金具などは自在に組み合わせられちゃうという、どのメーカーにもない提案力も持っているのがすごい。
その他、ありえん技術を採用したフローリングや、
ついには、建物そのものまで売り出す始末。
皆さん、ひっくり返ってました。
建物そのものとは、設計した建物の柱と梁と断熱材と防風透湿シートとサッシと外壁下地ぜーんぶ工場で作って持ってきてくれるって。
しかも、あなたの設計に合わせて、組み合わせは自由。
凄いの一言。
職人不足で悩まされている建築業界。
住学は若い人たちに建築の魅力を伝えて、人を増やしたいのが目的の一つですが、
渡辺パイプさんはリアリスト。
職人さんが少なくてもどーにかなっちゃう仕組みを開発していました。
次の2限目はアトリエ縁の清水さん。
伝統構法を大切に守られている方。
渡辺パイプさんの最新のお話に対して、清水さんは数百年前の建物のお話。
住学の企画力すげーなって思いました。
まず簡単に清水さんの凄さを伝えると、上の画像をご覧ください。
スクリーンに投影された小5理科の教科書。
建築家たちはこぞって「建築雑誌」に掲載されようと競争しますが、清水さんの設計した建物は「教科書」に載る建物。
見てるところ、向かっているところ、目標にしているところが違います。
人はけがや病気をしてると「痛い痛い」と言いますが、建物は決して言いません。
それを見つけてあげるのが建築士。
建物と正面から向き合っています。
なんで、建物と向き合うのか。
それは、文化だから。
その建物が100年200年と残ってきたから、その建物に記録が残り、そこでの生活などが受け継がれてきた。
受け継がれてきたことで、それが習慣となり、文化となった。
それを今なくせないし、引き継ぎたいじゃないですか。
じゃ、今!
私たちが設計している建物は100年200年残したくなってもらえる建物か?
残してもらわなかったら、そこで文化は途切れてしまいます。下手すりゃ作られないかも。
何も残らないもの作ってませんか、っていう強烈なメッセージをもらいました。
私たちがしている仕事は100年後200年後の文化を作る仕事ですって。
定員40名に対して、62名のご参加ありがとうございました。
特に今回私が感慨深かったのは、62名のお申込み中、11名が学生だったこと。
本当に、本当にうれしかったです。
学校では教えてくれない、「建築の楽しい」をこれからも伝えていきたいと思います。
さて、今回の1限目は渡辺パイプ株式会社の大淵さんと阿久津さんによる、オリジナル商品と最新トレンドについてお話していただきました。
社名に「パイプ」がつくと何屋さん?って感じです。元々は設備商社さんですが、今やなんでも扱う超巨大商社さんです。
最大に強みは全国に持つ自社流通網。
私たちギョーカイ人にとって、何気にこれが一番大事。
「すぐに運んでくれる」って超とんでもないことなんです。
そして、何を運んでいるかって言ったら、超マニアック商材。
大手メーカーなどとコラボして、自社商品を次から次へと開発しちゃいます。
例えばキッチン。
世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ」からトレンドをいち早くつかみ、自ら商品化しちゃいます。
イマドキはステンレスの超シンプルキッチンなんだそうな。
それが激安で。安いのもそうだけど、元は設備商社さん。
水栓金具などは自在に組み合わせられちゃうという、どのメーカーにもない提案力も持っているのがすごい。
その他、ありえん技術を採用したフローリングや、
ついには、建物そのものまで売り出す始末。
皆さん、ひっくり返ってました。
建物そのものとは、設計した建物の柱と梁と断熱材と防風透湿シートとサッシと外壁下地ぜーんぶ工場で作って持ってきてくれるって。
しかも、あなたの設計に合わせて、組み合わせは自由。
凄いの一言。
職人不足で悩まされている建築業界。
住学は若い人たちに建築の魅力を伝えて、人を増やしたいのが目的の一つですが、
渡辺パイプさんはリアリスト。
職人さんが少なくてもどーにかなっちゃう仕組みを開発していました。
次の2限目はアトリエ縁の清水さん。
伝統構法を大切に守られている方。
渡辺パイプさんの最新のお話に対して、清水さんは数百年前の建物のお話。
住学の企画力すげーなって思いました。
まず簡単に清水さんの凄さを伝えると、上の画像をご覧ください。
スクリーンに投影された小5理科の教科書。
建築家たちはこぞって「建築雑誌」に掲載されようと競争しますが、清水さんの設計した建物は「教科書」に載る建物。
見てるところ、向かっているところ、目標にしているところが違います。
人はけがや病気をしてると「痛い痛い」と言いますが、建物は決して言いません。
それを見つけてあげるのが建築士。
建物と正面から向き合っています。
なんで、建物と向き合うのか。
それは、文化だから。
その建物が100年200年と残ってきたから、その建物に記録が残り、そこでの生活などが受け継がれてきた。
受け継がれてきたことで、それが習慣となり、文化となった。
それを今なくせないし、引き継ぎたいじゃないですか。
じゃ、今!
私たちが設計している建物は100年200年残したくなってもらえる建物か?
残してもらわなかったら、そこで文化は途切れてしまいます。下手すりゃ作られないかも。
何も残らないもの作ってませんか、っていう強烈なメッセージをもらいました。
私たちがしている仕事は100年後200年後の文化を作る仕事ですって。
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