昨晩は、またまた住学メンバーで集まってました。
しかし、いつもとは違う真面目な表情です。
これは、先日(といっても相当以前)大手ハウスメーカーからモデルハウスの設計依頼が住学宛にあり、住学内で設計コンペを開催しました。
その提出プランの発表会という事で、提出メンバーとそのプレゼンを聞いてみたいメンバーとで集まって、プランの解説を行っている様子です。
すごい真面目でしょ。
あ、ただのお酒好きの集まりなんじゃなくて、プランが描ける人たちなんだと驚かれたと思いますが、
それ以上に大手ハウスメーカーともコラボする住学が、当初よりも大幅に斜め上な活動状況です。
建物見学、性能に基づく施工事例発表、世界一周、職人の世界、そして、メディアや建材の話など参加者全員が主役なだけにコンテンツの量がすごいです。
また、会場もいつも様々な場所を選んでいますが、今回は三条市にあるTREEさんでした。
町屋を改装したお店で、雰囲気があり過ぎます。
その後の懇親会もこちらで行いましたが、おすすめはランチのハンバーガー。
今ならやすらぎ提のミズベリングにも出店していますので、是非一度足を運んでみてください。
そして、昨日は三条市に泊まり、今日はそのまま群馬県の富岡へ。
富岡と言えば、世界遺産の富岡製糸場。
私も2度ほど行きました。
そんな一躍有名になった富岡市に向かった目的はコチラ。
富岡商工会議所会館の完成見学会で、設計の手塚貴晴氏のお話も聞けるという機会の為。
そうそう、手塚先生と言えば、三条市にあるステージえんがわ
昨日の宿泊先はステージえんがわの目と鼻の先。
なんか繋がりますよね。こーゆーのって。
今朝、予習のつもりでちょっと立ち寄ってきました。
そして、
なんで、こんな遠い場所の見学会を知ったかと言えば、これも住学メンバーである上野住宅建材さんが、こちらにボルドーパインのフローリングを納材したという事で、見学会情報を教えていただきました。
すごいでしょ。
住学メンバーの中には大手設計事務所と取引のある建材屋さんがいるんです。
ちなみに上野さんは私もほとんどの物件でお世話になっています。っていうか、全部か。
で、この建物。元は吉野呉服店があった場所での工事で、当時の面影を残したファサードとなっています。
左の袖蔵は、当時の蔵を改修したもので、町並みの景観を壊していません。
袖蔵は通り抜けられるようになっています。
以前の役割を終えて、新しく商工会議所に寄り添うのが袖蔵の役割になり、それが伝わってくる空間でした。
2階は当時のままで、ギャラリーとして使えるようになってます。
会館に話を戻すと、
こんな大きな軒の下はすべてガラス。
袖蔵とも併せて、当時の面影を残しながらも現代風の意匠です。
なーんて、思ったでしょ。
ところがどっこい、すっとこどっこい(いつの言葉!?)
手塚先生がそんなにおとなしいわけがない。
なんだこの外観。
道路から一切見えない部分はのこぎり屋根のギザギザでその角度に合わせてガラスがはめられています。
ありえないこんな建築。
早速中に入らなきゃ。
裏のエントランス。
木とガラスの建築だけにとても明るく、格子の手摺が繊細な印象も加えていました。
そこから道路側に向かうと
先ほどのガラスの内側をずっと歩いてくることになるんですが、奥行き70mを存分に楽しめる作りになっています。
70mの一直線を歩くのが楽しいっていう。
さぁ、
そして、
そして、
これから覚悟してください。
アリエンティな世界に飛び込みます。
心の準備を。
予想の斜め上を行く、ナナメの建物でした。
ガラスには養蚕の「まぶし」をモチーフにした格子が組み込まれていますが、これのすごいのは格子のデザインが同じじゃないんです。
5種類の格子が使われていて、眺めるのが全く飽きないんです。
すばらしなぁー。
正面見てるだけなのに、なぜか天井を見上げてるような気分。
見えてるのは、壁じゃなくて屋根。
よく分からないですよね。
高さ14mの吹抜けが圧倒的
2階から見るとこんな景色。
三半規管がおかしくなりそう。
一体どこを眺めているんだろうと不思議な気持ちになります。
なんで、こんな構造なんでしょう、
手塚先生が言ってました。
歴史的な建物がある富岡市に建てる意味。
建築的な知見から富岡製糸場が今も残る理由は一つ。
それは、当時の最新技術で建てられているから。
最先端だったから、今も残すことができるんだと。
回顧主義で建てた建物は、その未来において歴史的な価値はほとんど生まれないでしょう。
当時の最新技術であることが大切で、この会館も景観を壊さないテーマの中で最新の構造技術が取り入れられている。
これも、残る建物になるでしょう。
そう、見た目は違っていても富岡製糸場と本質は同じなんだと。
すごくストンと落ちました。
新築の意味を知りました。
これは大きな言葉だった。
さらに先生は言ってました。
例えば、椅子は座りたくなるカタチをしてるからイスなんだ。
だから、建築も使いたくなる、過ごしたくなる空間でなければ建築でないと。
住宅設計において、私が建てるからには単なる雨風しのいで寝られるだけの箱ではないと思っていましたが、
はっきりと分かりました。
使いたくなる空間を作らなきゃいけないんだって。
当たり前の様で、使いたくなる空間って言葉の重さが先生の話すトーンから伝わって、すごく感動しました。
ここを目指そう。
そして、見学とトークセッション中、まぁ、住学メンバーに会う会う。
そして、やっぱりこの建物の意見交換が始まります。
自分の知らない気付きや共感。
これがあると、見学も一段と深まりますね。
一通り終えましたが、富岡はまだまだ素晴らしい。
この商工会議所会館のほぼお隣には富岡市役所があります。
土曜日は市役所お休みですから中には入れませんでしたが、外観を印象付けてる鉄と木の組み合わせは、一目で分かる隈健吾建築です。
このサインなんて私の大好物です。
結局よく分からなかったのがコレ。
外部キッチンの造りだけど、テーブルなのかベンチなのか、なんでシンクとひな壇がくっついているんだろう。
意味なく感動します。
こんな建物がほぼ隣合わせに建っていて、富岡製糸場とも徒歩で5分位しか離れていません。
すごい街だなと思って、市役所の通り抜けたら今度はコレ。
現在の最先端建築のお向かいがコレ。
たまんねーぞ、トミオカ。
地場の野菜などを売っているいわばスーパーです。おかって市場というお店。
手塚先生の見学会には海外からも参加者が集まっていましたが、その海外の参加者がこの建物にもがっつり食いついていました。
キャナイ、テイクァピクチャーって。
レジのおばちゃんに。
スーパーです。
ジュウーサーも置いてあります。
そのスーパーで売ってたTシャツから目が離せなくなって、四捨五入で50のおっさんが購入してしまいました。
この夏の仕事着に一着追加です。
もう、お腹いっぱい。
但し、実際のお腹は減っていたので、帰る途中で食事をとる事にしました。
帰る途中と言えば。
高崎
高崎と言えばパスタ
パスタと言えば「シャンゴ」
そう、あの下品極まりない(褒めてます)パスタを食べて帰ろう。
ミートソース、とんかつ乗せ。
しかも、このミートソース。
見たことない黒さなのに甘いんです。
食べながら、発想としてはイタリアンとかフレンドに近いんだろうなって思ったら、妙に親近感が湧いたりしました。
もうすべてが斜め上の2日間でしたね。
ほんとにお腹いっぱい。
しかし、いつもとは違う真面目な表情です。
これは、先日(といっても相当以前)大手ハウスメーカーからモデルハウスの設計依頼が住学宛にあり、住学内で設計コンペを開催しました。
その提出プランの発表会という事で、提出メンバーとそのプレゼンを聞いてみたいメンバーとで集まって、プランの解説を行っている様子です。
すごい真面目でしょ。
あ、ただのお酒好きの集まりなんじゃなくて、プランが描ける人たちなんだと驚かれたと思いますが、
それ以上に大手ハウスメーカーともコラボする住学が、当初よりも大幅に斜め上な活動状況です。
建物見学、性能に基づく施工事例発表、世界一周、職人の世界、そして、メディアや建材の話など参加者全員が主役なだけにコンテンツの量がすごいです。
また、会場もいつも様々な場所を選んでいますが、今回は三条市にあるTREEさんでした。
町屋を改装したお店で、雰囲気があり過ぎます。
その後の懇親会もこちらで行いましたが、おすすめはランチのハンバーガー。
今ならやすらぎ提のミズベリングにも出店していますので、是非一度足を運んでみてください。
そして、昨日は三条市に泊まり、今日はそのまま群馬県の富岡へ。
富岡と言えば、世界遺産の富岡製糸場。
私も2度ほど行きました。
そんな一躍有名になった富岡市に向かった目的はコチラ。
富岡商工会議所会館の完成見学会で、設計の手塚貴晴氏のお話も聞けるという機会の為。
そうそう、手塚先生と言えば、三条市にあるステージえんがわ
昨日の宿泊先はステージえんがわの目と鼻の先。
なんか繋がりますよね。こーゆーのって。
今朝、予習のつもりでちょっと立ち寄ってきました。
そして、
なんで、こんな遠い場所の見学会を知ったかと言えば、これも住学メンバーである上野住宅建材さんが、こちらにボルドーパインのフローリングを納材したという事で、見学会情報を教えていただきました。
すごいでしょ。
住学メンバーの中には大手設計事務所と取引のある建材屋さんがいるんです。
ちなみに上野さんは私もほとんどの物件でお世話になっています。っていうか、全部か。
で、この建物。元は吉野呉服店があった場所での工事で、当時の面影を残したファサードとなっています。
左の袖蔵は、当時の蔵を改修したもので、町並みの景観を壊していません。
袖蔵は通り抜けられるようになっています。
以前の役割を終えて、新しく商工会議所に寄り添うのが袖蔵の役割になり、それが伝わってくる空間でした。
2階は当時のままで、ギャラリーとして使えるようになってます。
会館に話を戻すと、
こんな大きな軒の下はすべてガラス。
袖蔵とも併せて、当時の面影を残しながらも現代風の意匠です。
なーんて、思ったでしょ。
ところがどっこい、すっとこどっこい(いつの言葉!?)
手塚先生がそんなにおとなしいわけがない。
なんだこの外観。
道路から一切見えない部分はのこぎり屋根のギザギザでその角度に合わせてガラスがはめられています。
ありえないこんな建築。
早速中に入らなきゃ。
裏のエントランス。
木とガラスの建築だけにとても明るく、格子の手摺が繊細な印象も加えていました。
そこから道路側に向かうと
先ほどのガラスの内側をずっと歩いてくることになるんですが、奥行き70mを存分に楽しめる作りになっています。
70mの一直線を歩くのが楽しいっていう。
さぁ、
そして、
そして、
これから覚悟してください。
アリエンティな世界に飛び込みます。
心の準備を。
予想の斜め上を行く、ナナメの建物でした。
ガラスには養蚕の「まぶし」をモチーフにした格子が組み込まれていますが、これのすごいのは格子のデザインが同じじゃないんです。
5種類の格子が使われていて、眺めるのが全く飽きないんです。
すばらしなぁー。
正面見てるだけなのに、なぜか天井を見上げてるような気分。
見えてるのは、壁じゃなくて屋根。
よく分からないですよね。
高さ14mの吹抜けが圧倒的
2階から見るとこんな景色。
三半規管がおかしくなりそう。
一体どこを眺めているんだろうと不思議な気持ちになります。
なんで、こんな構造なんでしょう、
手塚先生が言ってました。
歴史的な建物がある富岡市に建てる意味。
建築的な知見から富岡製糸場が今も残る理由は一つ。
それは、当時の最新技術で建てられているから。
最先端だったから、今も残すことができるんだと。
回顧主義で建てた建物は、その未来において歴史的な価値はほとんど生まれないでしょう。
当時の最新技術であることが大切で、この会館も景観を壊さないテーマの中で最新の構造技術が取り入れられている。
これも、残る建物になるでしょう。
そう、見た目は違っていても富岡製糸場と本質は同じなんだと。
すごくストンと落ちました。
新築の意味を知りました。
これは大きな言葉だった。
さらに先生は言ってました。
例えば、椅子は座りたくなるカタチをしてるからイスなんだ。
だから、建築も使いたくなる、過ごしたくなる空間でなければ建築でないと。
住宅設計において、私が建てるからには単なる雨風しのいで寝られるだけの箱ではないと思っていましたが、
はっきりと分かりました。
使いたくなる空間を作らなきゃいけないんだって。
当たり前の様で、使いたくなる空間って言葉の重さが先生の話すトーンから伝わって、すごく感動しました。
ここを目指そう。
そして、見学とトークセッション中、まぁ、住学メンバーに会う会う。
そして、やっぱりこの建物の意見交換が始まります。
自分の知らない気付きや共感。
これがあると、見学も一段と深まりますね。
一通り終えましたが、富岡はまだまだ素晴らしい。
この商工会議所会館のほぼお隣には富岡市役所があります。
土曜日は市役所お休みですから中には入れませんでしたが、外観を印象付けてる鉄と木の組み合わせは、一目で分かる隈健吾建築です。
このサインなんて私の大好物です。
結局よく分からなかったのがコレ。
外部キッチンの造りだけど、テーブルなのかベンチなのか、なんでシンクとひな壇がくっついているんだろう。
意味なく感動します。
こんな建物がほぼ隣合わせに建っていて、富岡製糸場とも徒歩で5分位しか離れていません。
すごい街だなと思って、市役所の通り抜けたら今度はコレ。
現在の最先端建築のお向かいがコレ。
たまんねーぞ、トミオカ。
地場の野菜などを売っているいわばスーパーです。おかって市場というお店。
手塚先生の見学会には海外からも参加者が集まっていましたが、その海外の参加者がこの建物にもがっつり食いついていました。
キャナイ、テイクァピクチャーって。
レジのおばちゃんに。
スーパーです。
ジュウーサーも置いてあります。
そのスーパーで売ってたTシャツから目が離せなくなって、四捨五入で50のおっさんが購入してしまいました。
この夏の仕事着に一着追加です。
もう、お腹いっぱい。
但し、実際のお腹は減っていたので、帰る途中で食事をとる事にしました。
帰る途中と言えば。
高崎
高崎と言えばパスタ
パスタと言えば「シャンゴ」
そう、あの下品極まりない(褒めてます)パスタを食べて帰ろう。
ミートソース、とんかつ乗せ。
しかも、このミートソース。
見たことない黒さなのに甘いんです。
食べながら、発想としてはイタリアンとかフレンドに近いんだろうなって思ったら、妙に親近感が湧いたりしました。
もうすべてが斜め上の2日間でしたね。
ほんとにお腹いっぱい。
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