住宅の設計に関わらず、お客様からの要望をはき違えずに仕事を行うことは、とても重要な事です。
実は、とあるスチールフェンスが立ち並ぶ場所で、1年以上も前から気になっていた事があります。
この柱は、新しく入れ替えられています。
スチールフェンスなので、経年変化で柱が錆びてしまい、入れ替えたと思います。
この柱を入れ替えるためには、元の柱を切り取って、コンクリート基礎に埋め込まれている柱を、コア抜きという作業で抜き取って、再び新しい柱を埋め込みます。
その完了形が上の画像です。柱の周りが丸く新しいモルタルで埋められています。
柱を入れ替えるという作業はこれで終了していますが、実はこのすぐ脇には、
コア抜きされたコンクリートが捨てられています
この作業をした人は、
「柱を入れ替える事」を自分の仕事と思ったのでしょう。
私だったら、せめて
「原状回復」をお客様が望んでいると考えます。
そしたら、コンクリート片は置いていかないですし、「来た時よりも綺麗にして帰ろう」くらいのモチベーションを持ってこそのプロの仕事と考えています。
とりあえず、1年前よりはこのコンクリート片は風化して小さくなった気がします。
この風化を待つとすると、原状回復まで何年かかるんでしょうか。
それまでにあと柱を何回入れ替えんるんだろう、とも思っちゃいますけど。
~(*^o^*) 今はタバコなんて現場で吸ったら( ̄ー ̄)の時代にありえないね( ̄ー ̄)
確かに昔とずいぶん現場の環境は変わったなと思います。
ある意味、世間に余裕があったというか。
世知辛い世の中だけに、視野も狭くなってきてるんですかね。