native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

仕事の範囲

2012-04-03 18:56:09 | 建築雑談

住宅の設計に関わらず、お客様からの要望をはき違えずに仕事を行うことは、とても重要な事です。

Img_3006

実は、とあるスチールフェンスが立ち並ぶ場所で、1年以上も前から気になっていた事があります。

この柱は、新しく入れ替えられています。

スチールフェンスなので、経年変化で柱が錆びてしまい、入れ替えたと思います。

この柱を入れ替えるためには、元の柱を切り取って、コンクリート基礎に埋め込まれている柱を、コア抜きという作業で抜き取って、再び新しい柱を埋め込みます。

その完了形が上の画像です。柱の周りが丸く新しいモルタルで埋められています。

柱を入れ替えるという作業はこれで終了していますが、実はこのすぐ脇には、

Img_3005

コア抜きされたコンクリートが捨てられています

この作業をした人は、

「柱を入れ替える事」を自分の仕事と思ったのでしょう。

私だったら、せめて

「原状回復」をお客様が望んでいると考えます。

そしたら、コンクリート片は置いていかないですし、「来た時よりも綺麗にして帰ろう」くらいのモチベーションを持ってこそのプロの仕事と考えています。

とりあえず、1年前よりはこのコンクリート片は風化して小さくなった気がします。

この風化を待つとすると、原状回復まで何年かかるんでしょうか。

それまでにあと柱を何回入れ替えんるんだろう、とも思っちゃいますけど。


2 コメント

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20年前 よくお手伝いで土方のお手伝いを( ̄ー ̄) ... (ゆうじ)
2012-04-03 19:51:18
20年前 よくお手伝いで土方のお手伝いを( ̄ー ̄) 昔はタバコスパスバしながらよいしょ
~(*^o^*) 今はタバコなんて現場で吸ったら( ̄ー ̄)の時代にありえないね( ̄ー ̄)

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ゆうじ様、コメントありがとうございます。 (ju-su)
2012-04-03 20:33:02
ゆうじ様、コメントありがとうございます。
確かに昔とずいぶん現場の環境は変わったなと思います。
ある意味、世間に余裕があったというか。
世知辛い世の中だけに、視野も狭くなってきてるんですかね。
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