自転車用と歩行者用のラインが引いてありますが、2m程のクランクがあり、ラインもその通りに引かれています。
ここを通る度に、自転車でこのライン通りに直角に曲がる人って誰もいないんだろうなって思います。
そもそもこのライン通りに自転車と歩行者が分かれて通行するマナーも希薄な気がしますが、なによりもこのラインの引き方が妙に気になりました。
直角に曲がりながら通行する自転車もいないだろうにと思いながら、現場の人はラインを引いたのかぁ。
机の上で理由を探しながらどの位置にラインを引くか考えたと思うんですけど、単純に道路の端からAメートル離れた位置にラインを引こうと考えると、気になった現場の様な左側の図になります。
でも、それが使いにくいのは現場に立てば明らかで、私だったらクランクの手前、数メートルの位置から直線で結んだラインにすると思います。
道幅が各点で変わる事になりますが、それぞれの占有面積は同じですし、何より自然に通行できます。
図面上の道路だけをじーっと見つめて(2-D)出てきた理由と、道路を通行する人をイメージ(3-D)して出てきた理由です。
どちらも一応理由ある設計ですが、何を思って辿り着いた理由なのかがすごく重要です。
住宅でも似た事を思う事があるんですけど、また後日。
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