エコバッグ

皆さんは、エコバッグ使っていますか。

出始めの頃は、ブランド物エコバッグなんかも出たりして行列が出来たりもしてましたが、一応落ち着いたんでしょうか。

生活の一部として定着したのか、単純に流行が終息したのか。

バッグそのものが軽いんで、ちょっと出掛ける時なんかに使うのも便利ですけどね。

私が愛用しているバッグは、偶然見つけて購入したもので、衝動買いよりも衝動が早い、超衝動買いでした。

歩いている時に、私の視界のぎりぎりをかすめる程度だったんですが、きっと、バッグが呼んでいたんでしょう。

まぁ、この存在感ですから。「勉強」って・・・。「親切本位」ですか・・・。

酒屋さんの前掛けみたいな生地と思われた方。

正解です。

使われなくなった前掛けをリサイクルして作ったショルダーバッグなんですが、柔らかくて丈夫で軽いんです。

さすがに「勉強」のインパクトが強かったので、視界に入ったとたんに、手に取り、「これ下さい」と発してました。

でも、すぐには売ってくれなかったんです。

聞くと古くなった前掛けが入ると、いろんな形のバッグを作るそうなんですが、前掛けのデザインには相当こだわっているらしく、前掛けの柄が気に入らなければ作らないそうです。

で、むしろ作らないことの方が多く、このバッグもうんヶ月振りにできた入魂の1作との事でした。

「私が、何か月も掛けて作ったバッグだって分かってくれます？」

「大事に使うって、約束してもらえます？」

（・・・なんか、お嫁さん貰う時みたいなんですけど）

「もうね、お嫁に出すようなもんなのよ」

（あっ、やっぱりそう思ってたんだ）

一応、胸に手を当てて、誓いますと約束をしてようやく譲っていただけたのでした。

よかった、よかった。

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後日談がありまして、

1年振りにそのお店に行ってみたんです。そしたら、前掛けでできた富士山柄のトートバッグがあるじゃないですか。

（おっ、新作できたんだ。ちょっと、声掛けてみようかな）

出てきたお店の人に、「これかわいいですね」と聞くと、

「でしょう。いいのよ、これ」

「でもね、最近、近所のお店が前掛け風の生地で作ったバッグを売り始めて、それが〇〇〇〇もするのよぉ。」

「私なんか今まで、趣味に近かったから儲けもほとんどなしで〇〇〇〇だったのに・・・。生地なんてこっちの方が全然いいのに、安いと偽物っぽく見えるから、ちょっとだけ値上げしちゃったの」

（へぇ、てことは？）

「あのぅ、私1年ぐらい前に「勉強」って生地のショルダー買ったものなんですけど」

「あらっ、そうなの。あれねぇ、私の最高傑作。どう、いいでしょう。この富士山もかわいいけど。安かったし。あなた、得したね」

Ｙｅｓ，Ｙｅｓ，Ｙｅｓ，Ｙｅｓ，Ｙｅｓ

心の中でず―――――――と叫んでました。