今週は、学校の後期授業の始まりと講習・講演会三昧の週でした。
このぽやーっとした感じもいいですが、たくさん勉強してアウトプットしないと!
「ピンピンコロリ」
まず水曜日に、首都大学東京名誉教授 星旦二先生による講演会
人生NNKじゃなくてPPKで締めましょう。
NNKとは「ねんねんころり」
PPKが「ピンピンコロリ」
つまり、最後寝たきりで死んでいくんじゃなくて、95歳でぽっくり逝きましょうというお話。
95歳でぽっくり逝く秘訣は体を温かくすること。
その為には、住宅は暖かくしなきゃだめなのに、住宅業界は一体何してんですか。
いや、
そういった施策を行わない国がいけないんです。
国が行わない理由は、厚生省主導で寝たきり患者増やさないと医者と製薬会社が儲からないからとの事。
(星先生は元厚生省に勤められていた方・・・)
こんな調子の講演なので、めちゃめちゃ面白い。
面白いっていうか、目を丸くする話ばかりなので、眠くならない。
肝臓がんの原因は飲酒と思われがちだけど、飲酒量が全国1-2位を争う新潟県の肝臓がん死亡率は全国で1-2を争う低さ。
肝臓がんの原因は医療ミスが一番。
国と病院に騙されないで!
とか、こんな話が止まらないんです。
だけど、話しは至って大真面目。
住まいが暖かくなくちゃいけない理由は、体温を保つ他にも、結露を抑える事。
そして、カビ・ダニがホント良くない。
沖縄県は長寿の印象があるけど、実は数十年前から平均寿命がどんどん下がっていて、現在は36位との事。
超意外。
現在の長寿県1位は長野県。2位が新潟県。
これまた超意外。
沖縄県は台風に悩まされている県なので、コンクリート住宅が増えてきてるんですが、コンクリート住宅の増加傾向と寿命の低下傾向時期がもろに重なっていて、結露によるカビが寿命低下の原因と考えているそうです。
また、北海道では早々に高気密高断熱住宅が取り入れられ、建物が暖かくなったので心臓病や脳血管障害が減りましたが、逆に肺がん患者数は全国1位との事。
理由は気密がいいのに換気計画が正しくないから。もちろんタバコが原因。
「気密とか断熱なんか人の体を悪くするだけ」と大真面目で話す工務店の社長もいたりしますが、医学博士が気密・断熱・換気・空調のバランスは本当に大事だと大声で訴えるんです。
ほんと引き込まれる話が沢山でした。
でも、一番大切なのは家が温かいこと。
家族みんなが笑って過ごす事こそ一番の健康で、そんな住まいを作ってくださいって。
(精神論じゃなくて、笑うと体が温まるからで、どんな断熱材よりも効果があるんです)
「コロコロカワル」
木曜日はエコスタにて、改正された建築基準法についての講習会。
この春に公布されて、順次施行されるんですけど、時間が経つと忘れちゃいます。
9/25から確認申請書類が新書式になるので、おさらいをしてきました。
私の普段の業務範囲に直接関わってくるのはそんなにないんですけど、今回の改正は全体的に緩和規制が増えました。
ここ最近の法律は随分と緩和規制が増えています。
直接的な要因は木造建物を増やしたいから。
(特に国産)
過去、自ら林業を放棄したような印象もある国ですが、それを再び戻そうとしているのがここ最近の動き。
星先生の話じゃないけど、目先の都合で施策が決まっちゃいます。
そして、緩和されるって言っても、法律そのものが緩和されるわけじゃありません。
確認申請が省略されますよってだけの緩和が多いんです。
つまり、設計士にお任せしますってなっただけなので、設計士の責任が増えて、より一層の法律理解が必要になるって事。
国の都合で気合を入れられる設計士。
国は一体何がしたいいんだろう。
星先生の影響受けてます。
「バンバンヒカル」
そして今日が、坂茂先生の講演会。
坂先生と言えば、仮設住宅から海外の美術館まで幅広く活躍されている超大御所。
しかも、木の使い方が素敵な建物が多いので、とても楽しみにしていた講演会です。
これまで設計した建物の紹介が軸でしたが、特に印象に残ったお話が仮説住宅の定義について。
国内外問わず世界各地で災害が発生すると、そこに乗り込み仮設住宅を建ててくる先生。
東日本大震災の時に建てた仮設住宅には未だ住んでいる人がいる状況だけど、仕方なく住んでいるんじゃなくて、居心地が良くて住んでいるそうです。
一方、シンボリックに建てられた建物がわずか数十年に解体されることもある。
皆さんご存知の通り、日本の木造住宅の平均寿命もわずか30年弱。
仮説かパーマネントの差なんて、建物に掛けた金額じゃなくて、住む人に合ってるかどうか、住み心地がいいかどうかが基準になるとの事。
超響いたぁ~。
まったくその通り。
もう今週の私のインプット量はすごい。
これをどんどん皆さんに還元していきます。
お楽しみに~。
このぽやーっとした感じもいいですが、たくさん勉強してアウトプットしないと!
「ピンピンコロリ」
まず水曜日に、首都大学東京名誉教授 星旦二先生による講演会
人生NNKじゃなくてPPKで締めましょう。
NNKとは「ねんねんころり」
PPKが「ピンピンコロリ」
つまり、最後寝たきりで死んでいくんじゃなくて、95歳でぽっくり逝きましょうというお話。
95歳でぽっくり逝く秘訣は体を温かくすること。
その為には、住宅は暖かくしなきゃだめなのに、住宅業界は一体何してんですか。
いや、
そういった施策を行わない国がいけないんです。
国が行わない理由は、厚生省主導で寝たきり患者増やさないと医者と製薬会社が儲からないからとの事。
(星先生は元厚生省に勤められていた方・・・)
こんな調子の講演なので、めちゃめちゃ面白い。
面白いっていうか、目を丸くする話ばかりなので、眠くならない。
肝臓がんの原因は飲酒と思われがちだけど、飲酒量が全国1-2位を争う新潟県の肝臓がん死亡率は全国で1-2を争う低さ。
肝臓がんの原因は医療ミスが一番。
国と病院に騙されないで!
とか、こんな話が止まらないんです。
だけど、話しは至って大真面目。
住まいが暖かくなくちゃいけない理由は、体温を保つ他にも、結露を抑える事。
そして、カビ・ダニがホント良くない。
沖縄県は長寿の印象があるけど、実は数十年前から平均寿命がどんどん下がっていて、現在は36位との事。
超意外。
現在の長寿県1位は長野県。2位が新潟県。
これまた超意外。
沖縄県は台風に悩まされている県なので、コンクリート住宅が増えてきてるんですが、コンクリート住宅の増加傾向と寿命の低下傾向時期がもろに重なっていて、結露によるカビが寿命低下の原因と考えているそうです。
また、北海道では早々に高気密高断熱住宅が取り入れられ、建物が暖かくなったので心臓病や脳血管障害が減りましたが、逆に肺がん患者数は全国1位との事。
理由は気密がいいのに換気計画が正しくないから。もちろんタバコが原因。
「気密とか断熱なんか人の体を悪くするだけ」と大真面目で話す工務店の社長もいたりしますが、医学博士が気密・断熱・換気・空調のバランスは本当に大事だと大声で訴えるんです。
ほんと引き込まれる話が沢山でした。
でも、一番大切なのは家が温かいこと。
家族みんなが笑って過ごす事こそ一番の健康で、そんな住まいを作ってくださいって。
(精神論じゃなくて、笑うと体が温まるからで、どんな断熱材よりも効果があるんです)
「コロコロカワル」
木曜日はエコスタにて、改正された建築基準法についての講習会。
この春に公布されて、順次施行されるんですけど、時間が経つと忘れちゃいます。
9/25から確認申請書類が新書式になるので、おさらいをしてきました。
私の普段の業務範囲に直接関わってくるのはそんなにないんですけど、今回の改正は全体的に緩和規制が増えました。
ここ最近の法律は随分と緩和規制が増えています。
直接的な要因は木造建物を増やしたいから。
(特に国産)
過去、自ら林業を放棄したような印象もある国ですが、それを再び戻そうとしているのがここ最近の動き。
星先生の話じゃないけど、目先の都合で施策が決まっちゃいます。
そして、緩和されるって言っても、法律そのものが緩和されるわけじゃありません。
確認申請が省略されますよってだけの緩和が多いんです。
つまり、設計士にお任せしますってなっただけなので、設計士の責任が増えて、より一層の法律理解が必要になるって事。
国の都合で気合を入れられる設計士。
国は一体何がしたいいんだろう。
星先生の影響受けてます。
「バンバンヒカル」
そして今日が、坂茂先生の講演会。
坂先生と言えば、仮設住宅から海外の美術館まで幅広く活躍されている超大御所。
しかも、木の使い方が素敵な建物が多いので、とても楽しみにしていた講演会です。
これまで設計した建物の紹介が軸でしたが、特に印象に残ったお話が仮説住宅の定義について。
国内外問わず世界各地で災害が発生すると、そこに乗り込み仮設住宅を建ててくる先生。
東日本大震災の時に建てた仮設住宅には未だ住んでいる人がいる状況だけど、仕方なく住んでいるんじゃなくて、居心地が良くて住んでいるそうです。
一方、シンボリックに建てられた建物がわずか数十年に解体されることもある。
皆さんご存知の通り、日本の木造住宅の平均寿命もわずか30年弱。
仮説かパーマネントの差なんて、建物に掛けた金額じゃなくて、住む人に合ってるかどうか、住み心地がいいかどうかが基準になるとの事。
超響いたぁ~。
まったくその通り。
もう今週の私のインプット量はすごい。
これをどんどん皆さんに還元していきます。
お楽しみに~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます