少し前に家族でショッピングに出かけた時のこと。たまたま通りかかった私のお気に入りのショップの前で妻が立ち止まり、お店の前にディスプレイしてあったブルゾンに釘付けに。
そして間髪入れずに「カッコイイ!! カズに着て欲しい～!!」と言いだした彼女。この冬にはブラウンの渋いブルゾンも購入したばかりだったので、購入するつもりは全くなかったけど、たしかによく見るとかなりオーラ満載のブルゾン…。ウエストラインが細身に絞られているのに、袖口が広めでフワフワのファーが至る所にあしらわれているというこのデザインは、まるで芸能人の私服のよう。（笑）彼女が「とりあえず羽織るだけでも羽織ってみて～」と激しく懇願しだすものの、お店のスタッフを呼んで、高いところにディスプイする時の専用の棒がないと下ろせない場所にあり、「わざわざお店の人に下ろしもらってまで着るのは…」と告げようと妻の方を見た時には、すでに彼女はスタッフを呼びに行っていました。（笑）
そして彼女に言われるままに羽織ってみると、「やっぱり似合う～!!」と興奮状態の妻。たしかに軽くて暖かくて抜群の着心地。でも鏡を見ても自分では似合ってるのか似合ってないのか今ひとつわからない…という珍しい心境に。
とにかく妻が珍しく取り乱してまで薦めてくれ、結局「これをバレンタインのプレゼントにするね☆」と、プレゼントしてくれることになりました。
このやりとりを冷静に見て、ひとつ気づいたことがあります。妻のお洋服を一緒に選ぶ時の私…。まさにこの時の妻と同じなんです。（笑）彼女も自分では似合ってるのか似合ってないのかわからないまま、私に激しく薦められてプレゼントされた服もかなり多いハズ。なるほど、自分で似合ってるかどうかわからない服でも、相方が薦めてくれるものは間違いないし、それを着ている時の相方の「好き度」がアップしているのは確実なんですものね。いつも２人でお洋服を見に行く、我々夫婦の定番のパターンともいえるエピソードでした。