Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

FINEL Vegeta

2011-04-29 17:11:48 | Quatre Collection

本日は、この3~4年間にわたって、ずっと私が探していた思い出の品を、とうとう我が家に迎え入れることが出来た記念の日となりました。
その商品とは、フィンランドのメーカー「FINEL」社が1960年代に発表した「Vegeta」という琺瑯製の両手鍋で、エステリ・トムラという女性デザイナーが手掛けた野菜のモチーフが特徴的な北欧雑貨の名作のひとつです。
実は若き日の私の母がこのVegetaを愛用していたこともあり、純白の琺瑯にぐるりと配置されたこの素敵なイラストも含めた魅力的なフォルムは、私にとっては物心ついた頃からいつも母のキッチンで目にしていたとても懐かしいもの。残念ながら母が30年以上愛用していたVegetaは、その使用年数に応じた劣化をとげて、現在は残されていないのですが、そのことを知った4年程前から、状態の良いVegetaを探す私の長い旅が始まりました。
母が今でも手元に残している60年代に日本で発行された料理本などの写真ページにもその姿が見られることから、40年前の日本でもその存在が知られていたVegetaですが、ここ数年の北欧ブームでその存在が発掘され、現役当時のことを知らない若い北欧雑貨ファンを中心に人気が再熱したことから、ネットショップなどでも常に品薄状態が定着。元々アンティークなので頻繁に市場に出てこないのは当然として、この4年間に渡り定期的にネットでチェックしていた私が見ていた印象としても、その稀少的な価格価値がどんどん上昇しているのが手に取るようにわかり、少々のキズはもちろんのこと、たとえ蓋が欠品していてもSold Outになる人気ぶりに。
ただ、私としてはどうしてもこのVegetaだけは現物を手に取って購入してみたいお鍋だったため、2年程前から我々夫婦が信頼を寄せる馴染みのお店「Northwest Select」さんに足を運ぶたびに、オーナーさんにその「探してる感」(笑)を密かにアピールしていましたが、スウェーデンとフィンランドに買い付けに行かれた本日よりスタートの今回のフェアで、いよいよVegetaを確保されたことを知り、さっそく朝からお店に出かけてきました。
2010年のウチの年賀状にこっそり(笑)と描いたり、何度もネットでも購入しかけたりもしましたが、やっぱりお馴染みのお店で手に取って購入することが出来て、その感激もひとしおです。しかも15回目の結婚記念日のアニバーサリーアイテムとして。
同じくこのお店で出会ったFinelのケトルキャサリンホルムのケトル同様、我が家の宝物として一生大切にしていきたいと思います。