
福井県での子犬工場の報道を覚えていますか?
コンクリート打ちっぱなしのマス状スペースへ、すし詰め状態の多種多様な犬たち。
衝撃の画像でした!
■ 子犬工場の犠牲ゼロへ
福井地検は「動物愛護管理法違反(虐待)容疑」で書類送検をしました。
しかし、法人業者と代表者の40代男性と飼育員2人は不起訴処分。
■ 現行法の限界? 福井「400匹の犬猫工場」不起訴 「動物虐待罪、もっと明確化を」
物愛護県連盟が業者の実態調査や指導監督の厳格化を求める嘆願書と1万8838筆の署名を県に提出したにも関わらず...。

過去、もっと酷い状態のパピーミル&引き取り屋も動愛法違反には問えませんでした。
なんかもう、自分の感覚の方がおかしいのかなとさえ思えてきます。
「ペットショップ」で売れ残った犬や猫は、こうした子犬工場へ引き渡されます。
人の子に例えるならば、口減らしで遊郭などへ売られるようなもの。
私たちがいくら「物ではない小さな命」と訴えても、現実に「商品」として命を売買している店舗がデーンとそこかしこにあるのですから、一向に「動物たちも幸せに過ごせる社会」は訪れません。

ペットたちが、もの言えぬことを良いことにその命を貪り金儲けする「ペット業界」へ鉄槌を下すべく、本年度の動愛法改正案として3規制をあげています。
■ 浅田美代子さん☆3規制を願って
その内のひとつは、今の簡単に誰でもブリーダーを名乗れる登録制度から「繁殖業者の免許制へ」です。
この改革で、悪質な繁殖業者や繰り返される多頭飼育崩壊などから、命を守ることが可能になります。
ですが...ペット業界からの反対は根強く、データの内容は改ざんするわ、国会議員を取り込むわで、実現まで大変に厳しいものとなっています。

三原じゅん子議員が愛護団体との面談の折に「8週齡規制はテーブルにも上がっていない」と言い放ち、SNSが炎上したのも記憶に新しいところ。
■ 「どうぶつ愛護議連」の仮面の下
これ附帯の一文、ほんの何文字かを削ってくれれば、何万という命が助かるのです。
あー、涙も出ない...呆れちゃう。

ペット業界がガンガン繁殖するため、いくら「不妊手術を」と叫んでも、次から次へと「保護して里親様探し」をしても、幸せになるチャンスを待つ子たちは、万里の長城までズラリ連なる始末。
■ 動物の命を売買する国から
生体小売販売がある限り、殺処分や棄てられる子...不幸な悲しい目にあっている動物たちは、永遠にいなくなりません。
いつも、思うのですよ。
今まで儲けさせて貰ったならば、動物たちへ感謝とか無いのかなと。
犠牲を払ってまで、命の尊厳を踏みにじってまで、お金は必要なの?
そこまで人間に権利あるのかな?って (。-ω-)ノ

