まっさらサラサラ

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その後とこれから

2010-11-28 02:46:52 | 日常生活
日付が変わって昨日、ワンコを別の病院に連れて行きました。

ネットで検索し、そして友人に聞き、行ってきたのは
大学病院とも連携し、生活の質を高めることに重きを置いている病院です。

まずは電話をし、これまでの状況を説明しました。

床ずれも発症していると言うと『すぐにでも連れてきてください』と言って下さったので
早速連れて行きました。


先生から、これまで聞いた話だと、歩けない理由は他にも考えられるので
レントゲンと血液検査で調べて、そこからまた説明します、と言われて
しばし、待合室で待つことに。

検査が終わって、診察室に行くと、そこでレントゲンの写真を3枚見せてくれました。

そうして、わかったのは。。。

肺に3箇所、白い影。

癌でした。

先生は、レントゲンでは、脊椎の神経まではわからないが、
四肢の状態から見て、多分MRIで調べれば、そこに癌が認められるはず。
肺にある腫瘍(癌)は、そこから転移してるのではと思われます、と。

ワンコを横にすると、肺が圧迫されるので、呼吸が荒くなるのはそのせいだと。
道理で、横になってるときは、息が荒かったはずです。

ワンコは、手術する前の症状として、お散歩中、いきなり足取りが重くなり
過呼吸状態になりました。
今回の手術をしたから歩けなくなった、というのではなく、
その時から、癌が始まっていたのだということを知りました。

ちなみに、ゴールデンの死因の約半分が癌だとも知りました。


膀胱炎にもかかっており、エコー検査。

足のむくみも2日ほど前から見られ、尿も臭うようになり、
また量も多かったので心配していたところ、膀胱炎だとわかりました。

床ずれにしても、今朝、反対側にも認められたので
先生に『昨日はわからなかったのですが・・・』というと

『床ずれは、想像以上に広がるのがあっという間なんですよ。
(飼い主さんも)びっくりしたでしょう』と、
床ずれの周りをきれいに毛を刈り取って、薬を塗ってくれました。
(前回の病院では、毛はそのままで、薬を塗っただけでした。
毛を刈り取るように、とも言われなかった・・・)

そして、これからの対応というか、治療の方向性を話してくださいました。

まずは、もう歩けないとのこと。
うちの病院では、MRIを備えていないので、脊髄の神経までは見られないけれど
そこにおそらく癌があるとのこと。

確定診断を希望されるのなら、MRIの設備が整った病院を紹介してくれるとのこと。

そこで、検査して、飼い主さんが手術したいというのであれば、
背中を切って脊椎部分を診て、癌を取り除く、ということになると思うが、
この子の状態だと、手術しても状態がよくなるとは期待できない、とのこと。

または、家族と一緒に住み慣れた家で、リラックスした状態で
生活の質を高めるようなケアをしていく、ということ。


私たちが選んだのは、後者でした。


この、細くやせ細った体に、しかも脊髄にメスを入れるのは
これ以上、ワンコに負担をかけさせたくなかったのです。
確かに、そういうことは、先生の判断ですが
手術しても、これ以上よくなる期待ができないのであれば
それは、ワンコにも私たちにも、負担でしかないと。
遠い病院に行って手術して、また弱りきった体で通院するのは、人間でもきついことです。

それよりも。
毎日様子を見て、できる限りのケアをして、
1日でも1時間でも長く一緒にいることのほうが、
ワンコにとって幸せなのではないかと、思ったのです。


今後の治療法として、ワンコにできる限りストレスを与えず
生活の質を高めていくケアをしていく方向に決めました。


他にも、詳しく説明してくれて、疑問に思っていた点、気づかなかった点が
いろいろクリアになって、この病院に来てよかった、と思いました。

なんにせよ、治るのか治らないのか、不安と疑問だらけのままケアするより
どういう病気なのか、今後どうケアしていくのか、
わかっただけでも、大きな収穫?です。


明日、っていうか今日は、膀胱炎になってしまったので
家でもできる尿のとり方を教わってきます。