まっさらサラサラ

日々の出来事や思ったことをつづってます

今月後半

2012-03-25 18:43:52 | 日常生活
泣いてしまうようなことが多かったです。

この仕事を選んだときから、わかってはいたし覚悟もしていたけど
入居者様が亡くなるというのは、重くのしかかります。

今月は、私がいるフロアの方が2名亡くなりました。

1人は、2月に100歳を迎えた方。
もう1人はやはり2月に85歳を迎えた、いつもお世話させて頂いた方。

特に、85歳の方は(Aさんとします)去年から肺炎を患い、入退院を繰り返していました。
その日の朝、出勤すると事務所の方から、『さっき心肺停止になって』と告げられ
階段を昇っている途中で涙が出そうになりました。

泣いちゃだめだ、と自分に言い聞かせて、フロアに行くと
Aさんの部屋の戸は、ぴったりと閉ざされて
時折、医師と看護師さんと施設長が出たり入ったり。

しばらくして、家族の方がいらっしゃいました。

その日の私は、お風呂当番で、午前中に1人で4名の方を入浴させなければならず、
加えて、他の入居者様の健康診断もあったりと、バタバタでした。

11時くらいに、お風呂から上がった入居者様をフロアに送り、
その時に、全身白い布に包まれたAさんと、家族の方に会い、挨拶しかできない程度で、
最後までAさんの顔を見ることはできませんでした。

その前日、職員の声かけにもきちんと返答し、食事もいつもより食べることができたAさんでしたが、
あまりに突然に逝ってしまいました。
穏やかな天気の日の、9時2分。

アイスキャンディーが大好きで、
よく『アイスねぇのか?』(地方なので田舎言葉です)って言っていて
ベッドの上で、家族が買ってきたアイスをどろどろに溶かしながら一生懸命食べていた。

私が、ベッドに足をぶつけて『いったーい』ってしかめっ面をしたときも
『大丈夫か?』って聞いてくれて。

なんでですかね?
離れて住んで、あまり会うことがなかった自分の祖母が亡くなった時よりも
Aさんが亡くなったことのほうが、涙が出て、夢もみるんですよ。
私、おかしいんですかね?


亡くなった方の部屋は、1週間くらいで整理されて、また次の方が入居されてきます。
私が勤務する施設は、常時100人くらいの方が入居待ちされてるので
あっという間に、次の方が入ってきます。


そんなこんなで過ごした、先日の夜勤。
便弄りしていた入居者様の手を拭こうとして、強い拒否に遭い
顔を引っ掻かれました。
すぐに洗ったけど、眉間の傷は目立ち、その後、トイレに行かれた別の入居者様に
『そこ、どうしたんだ?』って聞かれました。
『なんでもないですよ~』って答えたけど、
『誰かにやられたのか?』って、『ちゃんと仕返ししたか?』って聞かれて
苦笑いするとともに、涙が出そうになっちゃいました。


心に余裕がなくなると、涙もろくなる(苦笑)


気持ちを切り替えないと。