現在は花祭りが行なわれていない曽川、間黒などの花祭りの祭具が展示されているというので、行ってきた。美術館全体ではなく、この企画展だけでの入場料を徴収された。正直、地方の美術館って土曜休日でもお客さん少なそうと思ってたけど、多かったなあ。和服姿とかご婦人のお客さんが多く、僕には合わない場所だったかも(苦笑) 各コーナーに職員が座っていて、なんか税金の無駄遣いだなあ。美術館だから、展示物の写真撮影は禁止だった。
最初のコーナーには下黒川の「湯ぶた」や下粟代の鬼の面(レプリカ)が展示してあった。以降は鬼瓦や絵などが展示されてあった。斜め顔の鬼瓦が面白かったなあ。10の世界が描かれているという絵は1864年に描かれたと解説にあったが、全然古さを感じなかった。
テレビ画面で豊橋・御幸神社の花祭りと安久美神戸神明社の鬼祭のビデオ上映があった。途中からだが花祭りのを観た。昭和51年制作とのことだったが、もうこの時には裸族が出没していたんだなあ(笑) 舞の順番がバラバラだった。せいと衆の存在も意識した様な内容で、舞庭のアツい雰囲気が伝わってきた。
そして、面などの祭具が飾られているコーナーへ。鬼の面も恐いものもあれば温和そうなものもあり、地区それぞれだなあ。花祭りを訪ねていて感じることだが、素面の舞の装束は色彩豊かで、鳥が飛んでいたり美しい内容で、それ自体が芸術品だよなあ。
芸術家の花祭りを題材にした絵、写真も展示されていた。「花の舞」の舞子にひょっとこ面が後ろから覆い被さっている絵があって、世界観が分かんなかったや。市川さんという故人の絵が展示されていて、この人は豊川市御津町出身とのことだった。近くの土地の出身者にそんな人がいたんだなあ。ご存知 芳賀さんの月の花祭りの写真もあった。
帰った後に貰ってきたチラシを見たら、午後2時から芳賀さんの講演があったそうで・・・。今月2日には下黒川、間黒(保存会)の花祭りの実演があったが、布川の花祭りに行くために仮眠しておかないといけなくて、観れなかったし。