なぞの旅人スーのブログ

鉄道、旅行、その他日記にしたい事を書いていきます。実際の面識が無い方からのコメント、歓迎。荒らしや誹謗中傷は×。

九州の旅 1日目

2015-09-26 23:01:04 | 日記

 今年の秋の旅は早目になった。僕は花祭りの様に農村地域の祭り、行事風習に興味がある。鹿児島県薩摩半島地域では十五夜の晩に綱引他の行事があるそうで、その中の南九州市知覧町内で行われているソラヨイに興味を持っていた。しかし、開催日が十五夜の日ということでなかなか週末に当たらず、今年は日曜日なので見学、撮影に行くことにした。ソラヨイについては、その記事で書く。以前には南九州市の隣である南さつま市のヨッカブイ(高橋十八度踊り)を見学した。なんか、鹿児島にはよく行ってるなあ(笑)
 もちろん、鉄道も楽しむ。JR九州には洒落た車両が多くあり、クルーズ豪華列車の始まりとなった「ななつ星」が走っている。この「ななつ星」や「SL人吉」他を撮る予定を組んだ。
 まずは「ななつ星」を撮影。福岡空港から九州に入った。路線があればANAを利用し、マイルを貯めている。今回利用した飛行機は機材がスターフライヤーのコードシェア便であった。黒い機体に黒い制服のCAだった。座席は前がゆったりしていて、液晶モニターで映像番組が観れたりし、サービス良かった。CAの化粧が濃かったなあ(苦笑)


 中部国際空港でなかなか滑走路に入らず、到着が遅れた。定刻でも時間の余裕が無かった。走って走って、なんとか撮影地の最寄駅 肥前山口に停車する「かもめ」の博多駅発車に間に合った。撮影地選定理由は、「ななつ星」より先行して離れていくことで駅からポイントまでの移動時間に余裕を持たせたかったからである。「ななつ星」は佐世保線に入っていく。佐世保線と長崎本線が分岐したところからすぐのところがポイントである。885系「かもめ」の振り子機能を活かしての疾走ぶりが凄かった。ちなみに、佐賀県は長崎に行く時に通ってはいるけど、降りたことがなかった。これで降りたことがない都道府県は茨城県を残すだけだけど、通ったのも東北本線・新幹線でかすっている程度なんだよねえ(苦笑)
 まずは783系(ハイパーサルーン)「みどり」を撮影。1車両の真ん中に扉があるという変わった車両である。

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 ななつ星。乗れていいねえ、お金持ちは(苦笑)

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 夜勤明けで寝ていないので集中力が切れ、次の817系は下手な写真となった。長崎本線側はいい感じではなかったので、撮影しなかった。
 次は「SL人吉」を撮影。僕は駅弁鉄でもあり、鳥栖、新鳥栖の「焼麦(シャオマイ)弁当」を食べたかった。九州新幹線に乗り換える新鳥栖で購入した。かしわめしも食べれて、シューマイと共に美味しく、値段も良心的であった。
 駅弁を手にしたところで、なんと福山雅治さんのラッピング列車が来て、慌ててカメラをリュックから出して撮影した。

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 九州新幹線は初乗車で、800系に乗れた。向谷実さん製作の車内メロディーは光が輝く様で、ドリカムの声掛けもあった。JR九州が和の車両を求めた集大成である。




 新八代で817系リベンジ。駅撮りだけど。

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 八代では好きなキハ40形が待っていた。しかし、発車直前になってトラブルが発生した。車内灯が点かなくなったのである。豆電球のオレンジ色の明かりは点いていたが。駅員がホースを持ってきて何かしていたが、発車時刻を過ぎたのでそのままの状態で発車した。1つ目、2つ目の停車駅で運転士が復帰させようと試みるも、ダメだった。トンネルでは車内がほとんど暗くなり、なんかアトラクション感あった。3つ目の葉木で復帰に成功した。
 撮影地はよく検索で見つかる鎌瀬駅からすぐの球磨川第1橋りょうにした。階段を昇って上から撮ったけど、他に撮影者はいなかった。橋正面が人気だった。空がどんよりしていて上手く写るか心配だったけど、悪くはなかった。橋を渡った直後にはドレンの煙も出た。汽笛が甲高く、客車も含めて西洋っぽい。

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 実は肥薩線は台風15号で被災し、行く日までに復旧するか心配だった。今月19日に復旧し、その予定日を知った時は喜んだよ。鎌瀬~瀬戸石 の土砂流入があったポイントでは完全復旧に向けての作業が続いており、通る時には徐行した。
 ずっと球磨川沿いを進んだ。


 途中の白石は木造駅舎。


 人吉では温泉に入りたかった。また、到着が晩ご飯時だったので、「人吉ってうなぎ料理が名物じゃなかったっけ?」と思い、うなぎ料理店を携帯で調べた。「上村うなぎ屋」で食べることにした。観光マップで店の近くの共同湯に行ってみたけど、営業している様子ではなかった。予定していた「元湯」に向かうことにした。近くに城跡があった。


 元湯は駅から遠かった・・・。古びた設備だった。城跡に近いこともあり、伝統を感じた。もちろん、いい温泉だった。地元の人らしい年配の客がぽつりぽつりと入れ替わりでやってきた。


 「上村うなぎ屋」に入り、2,600円のうな重を注文した。大変香ばしかった。歯ごたえがベストで、美味しいうなぎを噛んでいるという感じだった。




 引き続き肥薩線を南下する。「九州横断特急・くまがわ」と並んだキハ40の吉松行最終。もしかして、鎌瀬まで乗った車両?

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 日中は観光列車「いさぶろう・しんぺい」が走っている人吉~吉松 であるが、僕の他に終点まで乗客はいなかった。なんか、貸切列車みたい。大畑まで長いこと勾配を登った。夜は景色が見えないけど、列車の走りを体で感じられるし、警笛が響き、自然を怖れるとともに敬う気持ちが沸くので、僕は夜に閑散区間を乗るのが好きである。「いさぶろう・しんぺい」は各停車駅での停車時間が長めだけど、運転士がスイッチバックを黙々とこなしながら進んでいった。明かりが灯った矢岳駅を見れるのも、この時間に乗っているからこそ。


 吉松で乗り換え、終点である隼人のホテルに泊まった。