今年も道路は積雪、凍結の心配が無くて良かった。まずは温泉に寄ってから舞堂へ。もう「地固め(扇)」をやっていた。
ここ独特の順番「しずめ」の後に「地固め(やち)」。住んでいるのは坂宇場だけど、こちらで舞っている少年がいじられキャラだった。よその大人とのそういう関係がほのぼのとしている。
「同舞(剣)」。
「花の舞(扇)」。まずは採物が花笠。神座の前でかがみ、2人と1人で向く方を180度違って採物を振る所作が好きである。
次に、花笠を被って扇の舞。
幼子の舞「同舞(舞上げ)」。三沢(山内)で舞っていた人の娘さんが舞子に含まれていた。当地区の前に、三沢(山内)の有志で民家を花宿にしたささやかな花祭りを行なったそう。情報が入っていれば行きたかったなあ。花祭りは昔、民家が花宿になっていた。
いつもビデオカメラは持っていくのだけど、結局撮影しないことがほとんどである。ずっと手に持ってるのも面倒だし、写真撮影が難しい。自分の声だけど、囃すこともする気になれない。でも、その場が保存、再現できる動画は魅力である。「同舞(盆)」はビデオ撮影した。
「同舞(湯桶)」。
「一の舞」。強く叩いてもらうスリルを味わうために、釜のそばへ(笑) 熱いのでコンデジで撮影。裸になった人はもちろんターゲットになっていた。今年は耳に当たって痛かったなあ。ラストは女性が舞子だった。この舞で女性が舞うのを初めて見た。
「山見鬼」。血管みたいな線が面に入っており、舞も大きく、迫力が凄い。
「三ツ舞(扇)」。
花祭りの継承者の子どもの話にも興味ある。こたつに入ってきたちびっこが、花祭りの用語を用いた俳句みたいなことを言った。「ハンヤ」は腕を使わないという舞い方の句があった。「ハンヤ」は囃子声にもある。きっと、体で採物を上下させるということだろう。そして、具体的な内容は忘れたけど、「メートル」という舞用語を用いた俳句調なものも飛び出した。「メートル」の用語は、坂宇場の青年からも聞いた。これは囃子声には無い。各所作には用語が付けられている様である。
「同舞(やち)」。
今年は僕が「太鼓のおじさん」と呼んでいる方がみえず、その方が叩いている時でないとそばで歌ぐらを唱えられないので、残念だった。でも、興味が抑えきれずに神座に上がり、歌ぐら集を覗き見して少し唱えさせてもらった。近付いた際に太鼓を叩いていた方を驚かせてしまい、申し訳なかった。
以降の舞は仮眠し、起きて総称「味噌塗り」に参加。めちゃ顔に味噌塗られた(笑)
婆、巫女が現れ、すりこぎ、杓子から婆が巫女を守る。
朝ご飯がいただけてありがたい。
「四ツ舞(扇)」。
ラスト盛り上がりどころ「湯ばやし」。奉納舞である「宝の舞」が多かったけど、なんだかんだで例年通りの時間だったかな?水を汲みに行く手伝いをした。
今年は湯じゃなくて投入してすぐの水を撒いたのが1回だけだったなあ。
「朝鬼」。
「獅子」。
「しめおろし」。
地区の代表?の方からの挨拶。協力への感謝などが述べられた。氏子の世帯数は60戸だそう。今年も一晩楽しませてもらい、僕も頭を下げて感謝した。
花キチ少年とその妹さん他と温泉に入り、兄妹と食事をした。今年は坂宇場の親子が見えなかったので、カラオケはしなかった。ビールが飲みたかったなあ(笑)
そして、帰路に就いた。さあ、次はいよいよ下粟代♪