「にらですよ、ずんちゃんはいつもらーすけって呼びますけど」
前に何かの本で、犬は“あ"と“お"の音を聞き取りやすいと知ってから、にら!と呼ぶよりも、らー!と言う方が多くなりました。
名前はにらですが、他にいろんな愛称があります。
たとえば・・・
おバカなにらちゃんでバニラちゃん。
カットした後にお尻の穴丸出しになったときにはあんなちゃん。
毛が伸びてもじゃもじゃの時は多毛児のたもちゃん。
興奮してがうがう言ってる時はガウラー、がうたろう。
時々遠吠えをするのでぱお〜んちゃん、などなど。
まだまだたくさんの愛称をお持ちです。
よく翻訳小説を読んでると、『僕の可愛いうさぎちゃん!』なんて出てきて、ばっかじゃなかろうか、こっぱずかしい!などと思ったものですが、今は少し欧米人の気持ちがわかるようになりました。
オトナになったな、私も。
とはいえ、普段はやっぱり、らー、らーすけ、らーちゃん、ですね。
『にら』と、ちゃんと呼んでくれるのは近所の人とかが多いです。
そういえば、以前のご近所さんで、いつもにら!にら!ととても可愛がってくれたおじいさんの訃報が年末に届きました。
たくさんおやつをもらったよねー。
お別れは淋しいものです。
「らーすけ!はおいで!ですよ」
あぁ、そうかも!
「らーちゃん!はかわいいねーです」
うん、うん、そうだねー。
「らー!はこら!です」
ふむ、ふむ。
「もんちゃんのらーつけ〜!はただいまーです」
そうだね、いつも玄関まで迎えに行くんだよね。
「ずんちゃんのらーちゅけ〜はねー」
なんでしょね?
「よっぱらいですよ」
あーーー、あなたって冷静なのね。