Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

4月の花のアルバム ①

2023-05-01 | みんなの花図鑑
4月に出会った植物の花や鳥の写真を整理してみました。4月は野山や公園に花が一斉に咲きだし、約190品種もの植物や野鳥を撮影しました。毎月恒例の記録として7回に分けて投稿させていただきます。

今回も、3月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。



ヤマモミジ系の枝垂性品種です。枝垂れ系のモミジでは最も多く和風庭園に使われます。枝が冬でも緑色であるため名付けられました。



葉の特徴は、長さ約5センチ幅3cmほどで7~9つに裂け、ギザギザが目立ちます。また、切れ込みの深いところも特徴です。



<アオシダレモミジ(青枝垂れ紅葉) ムクロジ科カエデ属> 4/13 茨城県植物園




原産地は日本、朝鮮半島など。北海道から九州までの山地で自生してきた雑木です。比較的樹高が高くなり、樹形が自然に美しく整う姿が魅力です。



4〜5月に花を咲かせます。満開の時には瑞々しいグリーンの葉全体に雪をまとったような姿となり、とても見ごたえがあります。



<アオダモ(青梻) モクセイ科トネリコ属> 4/13 茨城県植物園




台湾の高地原産のシャクナゲですが、比較的耐暑性があるため、日本でも路地植えで栽培されることが多いようです。



花径6~7cmの大輪で、白色で漏斗状で5裂しています。白地に中央部に赤い斑点模様がついており、これが和名の由来です。



<アカボシシャクナゲ(赤星石楠花) ツツジ科ツツジ属>
4/3 つくば実験植物園




東北南部から紀伊半島までの太平洋側に分布するツツジ科の落葉樹。葉が出る前に淡いピンク色の花が下向きに咲くため、庭木としての人気が高い植物です。



樹名の由来として、栃木県の古名である「野州(ヤシュウ)」が転訛したとする説、染色の技法である「八入(ヤシオ)」に由来するという説があります。



<アカヤシオ(赤八汐) ツツジ科ツツジ属> 4/13 茨城県植物園




北海道南西部から沖縄まで、日本全国に自生するグミ科の落葉樹。花や果実に観賞価値があるとして近年では庭木としても使われるようになりました。



開花は4月~5月で、花がびっしりと咲きます。咲き始めの花は白だが、やがて黄色へと変化します。花に花弁はなく、花弁のように見える萼は、先端が四つに裂けています。



<アキグミ(秋茱萸) グミ科グミ属> 4/13 茨城県植物園




日当たりのよい山野に生え、草丈50センチメートル前後で、長楕円形の葉を左右に互生します。春に、葉の付け根からつぼ形の白い花を垂れ下げて咲かせます。



名前の由来は、太い根茎の形がトコロ(ヤマノイモ)に似ていて、甘みがあることによります。春の新芽は山菜として食用にされます。ただし、果実は有毒です。



<アマドコロ(甘野老) キジカクシ科アマドコロ属> 
4/19 あけぼの山農業公園




原産地は熱帯アメリカで、約80種の原種があります。日本への渡来は江戸時代の天保年間に原種が入り、交配種は昭和初期より品種名のない丸弁系や剣弁系として輸入され、日本でも改良が行われました。



花径10~20cmもある鮮やかな色の花を、すっと立ち上がる太い茎に咲かせます。1株でもインパクトがあり、鉢植えや花壇、あるいは切り花として利用されています。



<アマリリス(咬吧水仙:ジャガタラズイセン) ヒガンバナ科ヒペアストラム属> 
4/6 柏の葉公園




北アメリカ原産の帰化植物。日本国内では、1932年に京都で発見されました。現代では全国的に広がり、全国の道ばたなどでよく見かける野草です。



葉っぱには長い柄があり、手のひらのような特徴的な形をしています。5mmほどの薄ピンク色をした小さな花が咲きます。



<アメリカフウロ(亜米利加風露) フウロソウ科フウロソウ属> 
4/19 近所の路傍




本州から九州まで幅広い地域で生息する植物で、路傍、荒地などに生育します。花は根元から出て、白地に濃紫色の筋が入ります。



とにかく丈夫なのが特徴です。少しくらい手入れをしなくても育ちますし、踏まれたくらいで枯れることもありません。



<アリアケスミレ(有明菫) スミレ科スミレ属> 4/13 茨城県植物園




東北地方以南の太平洋側を中心に分布するメギ科の多年草。主に山間の樹林下など半日陰地を好んで生育します。



茎葉に含まれるイカリインというフラボノール配糖体には強精や老化防止の効果があり、ユンケルなどの強壮薬に使われています。



<イカリソウ(錨草) メギ科イカリソウ属> 4/5 つくば実験植物園




別名「ブラッドリーフ」とも呼ばれるエクアドル原産の多年草です。最大の特徴は赤い葉脈が通る濃い紫色の美しい葉色にあり、カラーリーフとして春から晩秋までの長期間に渡って楽しむ事が出来ます。



一方で緑色からクリーム色に咲く小さな花は装飾性に乏しく、葉に比べてあまり目立たないため重要視されていません。



<イレシネ・リンデニー ヒユ科イレシネ属> 4/13 茨城県植物園




沿岸地域の急傾斜地などに生育する常緑の木本です。4~5月に、新しい枝の付け根から伸びた長さ2~2.5センチの紐状の花序(花の集り)に15個以上が集まって咲きます。



備長炭とよばれる良質の木炭の原料として重用されます。名前の由来は新芽が茶色いため、老女にみたてたことによります。

<ウバメガシ(姥目樫) ブナ科コナラ属></span> 4/13 茨城県植物園




中南米に広く分布するボール状に花を咲かせるランの仲間です。よく知られている胡蝶蘭やシンビジウムとは違った花姿をしています。



開花時期が長いことから、切り花や生け花、アレンジメントにも利用されています。


<エピデンドラム(虹手毬:ニジテマリ) ラン科エピデンドラム属> 
4/13 茨城県植物園




南アフリカ原産園芸品種のツツジ科の半耐寒性常緑小低木です。釣鐘形をした花は咲き始めは純白ですが、時間の経過とともに先端から桃色がかって来ます。



花のように見えるものは花ではなく苞で花弁は短くて包み込まれて見えません。花の無い時期にも咲くので重宝されます。



<エリカ・コロランス 'ホワイト・デライト' ツツジ科エリカ属>
4/5 つくば実験植物園




南アフリカ原産で、観賞用に植栽される常緑低木。花期は3-4月ですが、四季咲き性があります。



3~4月頃、枝の上部に筒状花を下向きに咲かせます。花はくすんだ桃色〜乳白色の細長い壺状で、花冠先端部が浅く5裂します。



<エリカ・バウエラ ツツジ科エリカ属> 4/5 つくば実験植物園




ヒマラヤ地方を原産とするオウバイやソケイの仲間。開花時期は3~4月でオウバイよりやや遅れて咲きます。



花の直径は4~5センチほどでオウバイより大きく、花びらが6~10枚に分裂するため、二重咲あるいは八重咲に見えるのが特徴です。



<オウバイモドキ(黄梅擬) モクセイ科ソケイ属> 4/5 つくば実験植物園




欧州からアジア南西部が原産のキジカクシ科の多年草で、欧米では「スター・オブ・ベツレヘム(ベツレヘムの星)」と呼ばれています。



花が日本在来種のアマナ(甘菜)に似ていることから名が付きました。3センチくらいの真っ白な6弁の花で、ハナニラに似ていますが、1本の茎から数輪の花が咲くので見分けやすいです。



<オオアマナ(大甘菜) キジカクシ科オオアマナ属> 4/13 小貝川ふれあい公園




中国原産のアブラナ科の一年草。伸びた茎の先に花径2cm~3cmの花を咲かせ、その小さな花々が風に揺れる様子が美しい花です。



ムラサキハナナ、ショカッサイなど、いくつかの名前をもちます。ショカッサイは、「三国志」で有名な諸葛亮(諸葛孔明)が栽培させたという故事に由来します。



<オオアラセイトウ(大紫羅欄花) アブラナ科オオアラセイトウ属> 
4/13 小貝川ふれあい公園




日本固有種で奄美大島、喜界島及び徳之島に分布する落葉低木。日当たりの良い林縁や路傍などに生育します。



低地~山地の林縁に分布し、春に6~7mmの小さな白い花をつけます。葉は対生し、形状は楕円形~卵状楕円形で、葉縁に細かい鋸歯をもちます。



<オオシマウツギ(大島空木) アジサイ科ウツギ属> 4/5 つくば実験植物園




初夏に手毬状の花を咲かせる落葉低木。本種は、ヤブデマリの花が装飾花に変化したものです。大きな花が鞠のようにまとまってつくことから名づけられました。



花色は、咲き始めはライムグリーンで徐々に白に変化します。初夏にグリーンから白に変化する花は、新緑の季節に美しく映える存在です。



<オオデマリ(大手毬) レンプクソウ科ガマズミ属>
4/13 茨城県植物園




頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥で、白い額がトレードマークです。全長39cmで、全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。



足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。



<オオバン(大鷭) ツル目クイナ科 全長約39cm> 4/19 北柏ふるさと公園




日本で栽培される食用のイチゴはほとんどこの種とのことです。花弁は5~8枚。一般的に5枚のものが多いようです。



日本には1800年代にオランダ人によって持ち込まれました。栽培が本格化したのは1960年代後半からの高度経済成長期です。



私たちが口にし、イチゴの実としている食部は花托で、表面に分布する粒粒が果実です。

<オランダイチゴ (阿蘭陀苺) バラ科 オランダイチゴ属> 4/5 つくば実験植物園




ヨーロッパ・中央アジアの温帯が原産の、水中または湿地に生育するアブラナ科の多年草。クレソンまたはクレスとも言います。



日本には明治3~4年頃に、料理の付け合わせにする西洋野菜として導入されて栽培が始まり、帰化植物として各地に野生化しています。

<オランダガラシ(阿蘭陀芥子) アブラナ科オランダガラシ属>
4/12 手賀沼




ヨーロッパ南部原産のセリ科の1種で、やや高めの草丈と真っ白な花は、花壇の他の植物の邪魔をせず、組み合わせがしやすい植物です。



刺繍のレースのような白い花が特徴的です。一般的に流通している園芸品種の「ホワイトレースフラワー」などと呼ばれることもあります。



< オルラヤ・グランディフローラ(花飾芹:ハナカザリゼリ) セリ科オルラヤ属>
4/19 北柏ふるさと公園




「テオブロマ カカオ リンネ」という学名を持つアオイ科の植物です。その樹になる実の中にある豆がチョコレートやココアになります。



樹は高さ6~7mほどになり、苗から育てた場合は3~4年目くらいから実がなります。実はラグビーボールのような形をしていて、1個が250g~1kgという重さです。

<カカオ アオギリ科テオブロマ属> 4/5 つくば実験植物園 


最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「4月の花のアルバム ②」に続きます。