Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

4月の花のアルバム ②

2023-05-07 | みんなの花図鑑
先回の続きです。4月の花のアルバム ① 2023-05-01

今回も、4月の花のアルバム ①同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





水草としてアクアリウムなどでも使われるミツガシワ科の多年性水生植物です。日本では7月〜9月頃に水上に白い花を咲かせます。



花は、葉柄の基部に束生し、径1.5cm程の白色で、花冠は5裂して、内側と縁が細かく裂けることで、一面に毛が生えたように見えます。



<ガガブタ(鏡蓋) ミツガシワ科アサザ属> 4/5 つくば実験植物園




南アフリカが原産の多年草で根茎をもちます。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で、花期が春から秋まで長く続きます。



花は光があたると開く性質があるため、朝に開き夜には閉じてしまいます。また曇りの日にも花が開かないことがあります。



<ガザニア(勲章菊)キク科ガザニア属> 4/13 茨城県植物園




関東地方以西の本州、四国、九州及び伊豆諸島に分布するバラ科の落葉低木。葉の形がカジノキの若葉に似ているとして命名されました。



開花は4~5月で、葉の付け根から伸びた枝の先に、直径3~4センチの白い花が3~5輪ずつ上向きに咲きます。



果実は甘酸っぱさがあり、生で食べることができます。

<カジイチゴ(梶苺) バラ科キイチゴ属> 4/5 つくば実験植物園




伊豆半島より西・四国・九州など、日本の比較的暖かい地域や中国に分布する常緑性の小高木です。



赤みを帯びた新芽や光沢のある葉が美しく、庭木として垣根などに使われることが多いようです。名前の由来はこの木で扇の要(かなめ)を作ったからと言われます。



また、赤い芽のモチを意味するアカメモチが訛ったという説もあります。

<カナメモチ(要黐) バラ科カナメモチ属> 4/19 あけぼの山農業公園




日本、朝鮮半島、中国などの東アジア地域に分布し、日本では北海道南西部、本州、四国、九州に分布します。



山地や丘陵地、山野の日当たりのよい場所に自生しています。秋には真赤な宝石のような果実をつける美しい樹木です。



春には花、夏の緑濃い葉、秋の赤い果実、冬には紅葉など、四季を通して美しい姿を見せてくれる植物です。

<ガマズミ(莢蒾) ガマズミ科ガマズミ属> 4/13 小貝川ふれあい公園




北アメリカ原産のユリ科(キジカクシ科)の植物。長く伸びた花茎に30~50個の花をつけます。日本ではヒナユリとも呼ばれています。



まっすぐ伸びた茎の先に、星のような花が下から上に咲いていきます。花径3~5㎝ほどで、花色は白色、青紫、明青色などです。



<カマシア(雛百合) ユリ(キジカクシ)科カマシア属> 4/19 あけぼの山農業公園



中国中南部原産でツバキ科ツバキ属の常緑低木です。和名は「尖り葉椿(トガリバツバキ)」、通常見る椿の葉より細長くて先端がとがっています。



ツバキは18世紀にヨーロッパに渡って、椿が英名でカメリアの名前で呼ばれるようになり、世界的に広く知られるようになりました。



白いツバキの花はシャネルのマークにも採用され、宝飾品や高級リゾートにもこの名前がつけられています。ヨーロッパで、高貴な人たちに愛されています。

<カメリア・クスピダータ ツバキ科ツバキ属> 4/5 つくば実験植物園




日本の南西諸島、屋久島から沖永良部島、台湾、中国南東部、フィリピンに分布するアジサイ科アジサイ属の常緑の小高木です。



山地の林に生え、高さは1~4メートルになります。末端の小枝に散形花序をつけ、3月~8月に白い花を咲かせます。



無性花には4つの白い花弁状のがく片があります。

<カラコンテリギ(唐紺照り木) アジサイ科アジサイ属> 4/5 つくば実験植物園




カモの仲間は日本で30種を越えますが、ほとんどが「冬鳥」なので春夏にはいなくなります。春夏もいて普通に繁殖するのはこのカモだけです。



くちばしの先が黄色いのも特徴。ひなは「ピヨピヨ」と鳴くが、成鳥はアヒルに似たしわがれ声です。



くちばし以外で見分けるには、腰の部分に見える白い三日月模様がポイントです。

<カルガモ(軽鴨) カモ目カモ科マガモ属 全長約61cm> 4/6 柏の葉公園




北アメリカ南部から中央アメリカに分布する常緑のつる性植物で、細いつるでからみつきながら6mほどに伸びます。



ろうと型の香りのよい濃黄色の花を株全体が覆われるほどたくさんつけ、次々と長期間咲かせます。全草に毒があるのでハーブとしての利用はできません。



<カロライナジャスミン ゲルセミウム科(マチン科)ゲルセミウム属>
4/13 茨城県植物園




ときどき草刈りが行われるような日当たりのよい野原に生える多年草です。在来タンポポは、地域によって分布する種類が異なり、このタンポポは関東平野を代表するものです。



花色は明るい黄色ですが、ときに白っぽい花を咲かせる株があり、ウスジロタンポポと呼ばれています。



花期は春のみですが、秋にぽかぽか陽気が続くと、返り咲きをすることもあります。

<カントウタンポポ(関東蒲公英) キク科タンポポ属> 4/5 つくば実験植物園




岡山県、九州北部などの林床に自生する多年草です。葉は輪生状につきますが、対生であることはヒトリシズカよりも分かり易くなります。



花期は4月~5月で、ヒトリシズカより少し遅く、葉が展開してから開花します。つぼみ(花の開きめ)の時期は、花糸が淡い緑色をして、開花にともない白く変り広がります。



ヒトリシズカと異なり、雌しべは苞に包まれて、花期には外から見えないようになっています。

<キビヒトリシズカ(吉備一人静) センリョウ科チャラン属>
4/5 つくば実験植物園




原産は日本在来とされ、道端などに生える雑草です。別名ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)とも呼ばれます。



これは「病気を治して地獄の釜にふたをする」という意味が由来だそうです。

<キランソウ(金瘡小草) シソ科キランソウ属> 4/13 茨城県植物園




甘みと酸味、ほのかな苦みを持ち合わせた柑橘で、皮ごと食べられます。甘露煮は正月のおせち料理の定番です。



ビタミンCが豊富なので風邪の予防や美容と健康に効果があるといわれています。



宮崎県が日本一の産地です。

<キンカン(金柑) ミカン科ミカン属> 4/5 つくば実験植物園




北海道を除く日本各地に分布するバラ科の落葉低木。郊外の道端や山野で普通に見られます。



キイチゴの一種で、開花は3~5月で、短枝の先に直径4センチほどの花が1~2個ずつ咲きます。



5枚ある花弁は白色で大きく開き、花弁同士が少し離れるのが特徴です。初夏に熟す赤い果実は食用になります。

<クサイチゴ(草苺) バラ科キイチゴ属> 4/5 つくば実験植物園




中国が原産のバラ科リンゴ属の落葉低木で、樹高は5mほどになります。別名ヒメリンゴ(姫リンゴ)と呼ばれています。



果実は加工することで美味しく食べることができますが、主に観賞用として親しまれています。

<クラブアップル(姫林檎) バラ科リンゴ属> 4/13 手賀沼




江戸時代後期に久留米藩がつくり出した改良品種で、戦後には久留米でたくさん作られたという、日本原産のツツジです。



<クルメツツジ‘ミハタニシキ’(久留米躑躅‘御旗錦’) ツツジ科ツツジ属>
4/13 茨城県植物園




ヨーロッパ南部の地中海沿岸域を原産地とするクスノキ科の常緑樹。



葉を料理の香づけに、果実を採油に使われ、ローリエやローレルの名前でよく知られています。



開花は4~5月で、葉の脇に伸びた短い花序に直径1センチ前後の小花が二輪ずつ垂れ下がって咲きます。

<ゲッケイジュ(月桂樹) クスノキ科ゲッケイジュ属> 4/5 つくば実験植物園 




中国や朝鮮半島に分布する、毎年花を咲かせる多年草です。長くしなるような花茎を釣り竿に、ぶら下がるように付く花を鯛に見立てた「タイツリソウ(鯛釣草)」の別名でも親しまれています。



初夏に花茎を弓状に長く伸ばして10数輪を行儀良くぶらさがって咲かせます。花はぷっくりハート型にふくらんだ外側の花びらと、その下方から突き出るように伸びる内側の花びらで構成されています。

<ケマンソウ(鯛釣草:タイツリソウ)  ケシ科ケマンソウ属>
4/19 あけぼの山農業公園




沖縄及び奄美大島に分布するツツジ科の常緑低木。かつては渓流沿いの岩場や山地の林縁で普通に見られたましたが、江戸時代以降、園芸を目的とする乱獲が進み、天然の個体数は激減しています。



開花は2~5月。朱色を帯びた鮮やかな大輪の花が1~4輪ずつ枝先に集まって咲きます。花は漏斗型で直径5~8センチほど。花先は五つに裂けて上部の裂片には濃い紅色の斑点模様が入ります。



<ケラマツツジ(慶良間躑躅) ツツジ科ツツジ属> 4/5 つくば実験植物園




沖縄県西表島原産で、シュウカイドウ科ベゴニア属の多年草です。同属のシュウカイドウが外来種であるのに対し、本草は日本の自生種です。



林下や林縁、苔の生えた岩上、岩礁海岸に自生します。茎が立ち上がらず横に這い、根と根生葉を出します。



春に根茎から直接出た花茎先端が分枝し6~7輪の花を咲かせます。

<コウトウシュウカイドウ(紅頭秋海棠) シュウカイドウ科ベゴニア属>
4/5 つくば実験植物園




バラ科の落葉低木で、原産地は中国東南部。中国から日本に伝わり、江戸時代初期から観賞用として愛されてきた歴史があります。



開花期は、4月中旬〜5月中旬。花径1cm以下の白い5弁花で、一つひとつの花は大変小さいのですが、集まってドーム状に咲く花序を作ります。



その姿が手毬のように見えることから、名前が付きました。

<コデマリ(小手毬) バラ科シモツケ属> 4/19 北柏ふるさと公園




静岡以西の本州、四国及び九州の山地に分布するツツジ科の落葉低木。ミツバツツジの一種で、自生地では他の花木に先駆けて開花し、山一面を紫色に染めて春の訪れを告げます。



開花は3~5月で、葉の展開に先立つのが基本ですが、開花と同時に葉が開く株もあります。花は直径3~5センチ程度の漏斗型で、花先は深く5つに裂け、紅紫色あるいは薄紫色です。



<コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅) ツツジ科ツツジ属>
4/5 つくば実験植物園




日本では、関東から西と九州南部に分布しています。ツツジ科ツツジ属に分類される植物で、ほかのツツジに比べて1カ月ほど花期が遅く、5~6月ごろに咲きます。



日本で最も数多く植えられている庭木の一つで、園芸品種は2000種以上、花の色はピンク、紫に近いピンク、まれに白があります。

<サツキツツジ(皐月躑躅) ツツジ科ツツジ属>  4/13 茨城県植物園




柑橘類の一種で、別名ブンタン (文旦) 、ウチムラサキ (内紫)の名前でも呼ばれます。流通している約9割は高知県で作られています。



花は総状花序につき、白色の4~5弁花で芳香があります。多数の雄しべが花糸の中部まで合生し、雄ずい筒をつくります。



<ザボン (朱欒) ミカン科 ミカン属> 4/13 茨城県植物園



最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「4月の花のアルバム ③」に続きます。