Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

4月の花のアルバム 番外編 ①

2023-05-27 | みんなの花図鑑
4月の花のアルバム①~⑦でご紹介した植物は、比較的よく知られている品種が多かったと思います。番外編では、絶滅危惧種や希少な植物を中心に2回に分けてご紹介します。

今回も、4月の花のアルバム①~⑦同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。しかし、珍しい植物ばかりで、カタカナで舌を噛みそうな長い学名ばかりです。説明はスルーして植物名を先に確認してください。



原産地はアフリカの熱帯・亜熱帯地域の、比較的浅い淡水に生育する水生植物です。



花は径3~5㎝程度の黄色~白色で、花の下には楕円状の苞がつきます。花弁は3個で、暗黄色の縦筋模様が入ります。



<アフリカミズオオバコ(阿弗利加水大葉子) トチカガミ科ミズオオバコ属> 
4/5 つくば実験植物園




奄美大島の山頂近くの岩場に生育し、葉は少し幅が広く、鋸歯が目立たず、花冠が大きくて美しいという特徴があるようです。



アセビの仲間の中では花が目立って大きく、鈴生りになって咲くのでとても目立ちます。そのため、自生種のほとんどが採取されてしまい、自生はほとんどなくなり、絶滅の危惧に瀕しています。



<アマミアセビ(奄美馬酔木) ツツジ科アセビ属> 4/5 つくば実験植物園




世界で奄美大島だけに自生する野生ラン。常緑広葉樹の林床にみられ、草丈は25~50センチほどです。花は茎頂に総状花序になって10~20個つき、白色~帯紅紫色で、やや下向きに咲きます。



森林伐採や盗掘被害などで激減し、環境省レッドリストで絶滅の恐れが最も高い「絶滅危惧ⅠA類」に分類されています。

<アマミエビネ(奄美海老根) ラン科エビネ属> 4/5 つくば実験植物園




奄美大島に分布するツツジ科の常緑小高木。明るい渓流の岩場に自生しますが、園芸用の採掘や開発によって個体数は激減しており、「幻の花」とされます。



開花は3~5月で、ツツジのような漏斗型の花が枝先に2~4輪ずつ咲きます。花の中央に突き出すのが雌しべで、その周りを10本の雄しべが取り囲みます。上部にある一つの裂片の内側には、淡い黄緑色の斑点模様が入ります。



<アマミセイシカ(奄美聖紫花) ツツジ科ツツジ属> 4/5 つくば実験植物園




メキシコ、コロンビア、ベネズエラなどの中南米原産の半蔓性植物。15 cmの大きく黄色い花を見事に咲かせるため、丈夫な土台が必要です。この花には、バナナの甘い香りに似た芳香があります。



ラッパのような形をしておりウコンの色をしているので名前がついたようです。熱帯植物らしく大きく、色も鮮やかな花です。



開花すると、花は1日ほどで終わってしまいます。軽く大人の手のひらほどの形をしておりとにかく大きな花です。

<ウコンラッパバナナ ナス科ソランドラ属> 4/5 つくば実験植物園




オオヤマザクラの由来は、ヤマザクラに比べ花が大きいことによります。北海道などの雪国に多く、別名をエゾヤマザクラといいます。



カスミザクラは、花が咲いている時に葉を広げるという性質があり、葉の柄(え)に毛が生えています。これらを併せ持った雑種のサクラです。



<オオヤマザクラ(大山桜)とカスミザクラ(霞桜)の雑種> 4/5 つくば実験植物園




2014年に京都府立植物園で米国のハンチントン植物園から譲受された種子が発芽し、国内で初めて開花したとのことです。現地でもかなり個体数の少ない、希少な植物とのことです。日本国内では滅多に見られないそうです。



直径約12㎝、長さ約30㎝の花は白色のトランペット形で、充実した枝の葉腋につき、垂れ下がって咲きます。一見すると「エンジェルストランペット」に似ています。



属名の「オサ」は、コスタリカのオサ半島に由来し、種名の「プルクラ」はラテン語で美しいという意味を持つそうです。

<オサ・プルクラ アカネ科ユキノシタ属> 4/5 つくば実験植物園




バングラデシュ、カンボジア、海南島、ミャンマー、タイ原産の水生多年草。日本のトチカガミより少し大きめの白花を咲かせます。




<オッテリア・コルダタ トチカガミ科オッテリア属> 4/5 つくば実験植物園




メキシコと中央アメリカが原産の常緑低木です。真っ直ぐに生え、高さは1.8~2.4メートルになります。



葉は光沢のある濃い緑色で、長楕円形で対生します。花はピンク色から淡い赤紫色で、春から秋にかけて枝先の花序に咲かせます。



<オドントネマ・カリスタキウム キツネノマゴ科オドントネマ属>
4/5 つくば実験植物園




原産地は南アフリカで、暑さにはとても強く、暖かくなってくると生育が旺盛になり、株も大きくなります。



ネコノヒゲの仲間ですが、花を見る限りでは、同じ属とはなかなか気がつきません。ピンクセージという別名のように、セージの仲間のような印象を受けます。



<オルトシフォン・ラビアツス シソ科オルトシフォン属>
4/5 つくば実験植物園




カナダからアメリカ北部に分布するバラ科ザイフリボク属の落葉小高木です。6月に実が黒く熟して食用になるので、ジューンベリーとも呼ばれ、園芸品種として人気があります。



落葉樹で、春、長さ5cm位の花序を枝の先に付け、2cmくらいの花柄に5弁の白い花をつけます。花は直径3.5cmくらいで長さ1.5cm幅6mmほどの細長い花弁が特徴です。



<カナダザイフリボク バラ科ザイフリボク属> 4/5 つくば実験植物園




地中海西部が原産の常緑低木です。野原や草地に生え、高さは1~2.5メートルになります。葉は披針形で濃い緑色で対生します。



花は5弁で白く、通常基部に赤から栗色の斑点があり、夏に咲きます。その葉からは、香水に使用されるラブダナムとして知られる香りのよい含油樹脂が得られます。



<キストゥス・ラダニフェル ハンニチバナ科ゴジアオイ属>
4/5 つくば実験植物園




地中海沿岸、アフリカ北部、西アジア原産でサクラソウ科サクラソウ属の多年草です。欧州などでは牧場で普通に咲いています。



春、花茎を出し先端から総状花序を伸ばし茎先端に9個前後の花を横向きに平開させます。花は黄色いハート形で中央に橙色の班があります。



<キバナノクリンザクラ(黄花九輪桜) サクラソウ科サクラソウ属>
4/5 つくば実験植物園




直径約8cmにもなる純白の大きな花を咲かせる園芸品種です。一般的なクチベニズイセンと同様に白色の花被片と黄色の副花冠、副花冠の縁部分には口紅の様な赤色の縁どりがあります。



開花時期は早春から晩春、花色は白色や黄色、赤色があり、個々の花は6個の花被片と筒状の副花冠があり、花序は茎の頂部に1個の花を単頂花序に咲かせます。

<スイセン・アクタエア ヒガンバナ科スイセン属 > 4/5 つくば実験植物園




ダブル・スイセン系の園芸品種です。白色(~クリーム色)の花被片が幾重にも重なる八重咲きの花が、1つの花茎に6~8個つく魅力的な多年草です。



主に1月ごろに室内で開花する、ホワイトパールの八重種です。そのため、名前が「Early cheer(ひと足早い春の喜び)」をユーモラスにもじったものになりました。



<スイセン・エルリッチャー ヒガンバナ科スイセン属> 4/5 つくば実験植物園




八重咲きのスイセンで花も大きく華やかです。日本水仙の楚々とした印象とは異なるゴージャスなスイセンです。



<スイセン ディックウィルデン ヒガンバナ科スイセン属> 4/5 つくば実験植物園



最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「4月の花のアルバム 番外編 ②(最終回)」に続きます。