先回の続きです。 4月の花のアルバム ④ 2023-05-13
今回も、4月の花のアルバム ④同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
熱帯アメリカ原産で、日本には明治時代末期に渡来し観賞用に栽培され「ブルンフェルシア」という名でも流通しています。
花はその色が最も特徴で、咲きはじめは濃い紫、そして時間が経つにつれて、薄い紫、最終的には白い色に変色します。
開花時期は4月~7月の温暖な気候の時期ですが、この気候と同等の温度を保っていれば次から次へとほぼ一年中花を咲かす周年開花をします。
<ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉) ナス科ブルンフェルシア属>
4/6 柏の葉公園
「キイチゴ」の一種で本州以西に分布し、林縁や荒れ地、道端などに茂ります。小枝や葉柄に棘があり、細い枝が地面から低く生えて小籔を作ります。
4月ごろ冬芽から伸びた短枝の先に白い花を1個付けます。実は甘くラズベリーと同じような味が楽しめますが、種に苦みがある事からこの名前が付けられたようです。
<ニガイチゴ(苦苺) バラ科キイチゴ属> 4/5 つくば実験植物園
山野の林内や林縁の湿った場所に生える、高さ15〜25cmの多年草です。北海道から九州まで分布し、4〜5月頃に丘陵地帯や山麓で出会うことが多い、代表的な山野草のひとつです。
初夏が訪れる前までに、出芽・葉の展開・開花・結実を行ったのち、地上部は枯れてなくなり、休眠状態に入ります。秋には翌年のための芽の形成を開始します。
春先の短い間だけ出現し花を咲かせては地上部が消える、スプリング・エフェメラルともいわれる、典型的な春植物です。
<ニリンソウ(二輪草) キンポウゲ科イチリンソウ属>
4/5 つくば実験植物園
<自宅のニリンソウ> 4/29 自宅で撮影
わが家に昨年、私の師匠kiteさんより頂いたニリンソウも、今年無事葉が出てきました。しかし、まだ花が出ません。もう少し様子を見守りたいと思います。
中国の北部を原産とするバラ科の落葉樹。古い時代に日本へ渡来しており、万葉集にも登場します。
花や果実の様子をウメに例え、庭に植えやすい小型のウメといった意味合いで名付けられましたが、実際の質感はウメと異なります。
<ニワウメ(庭梅) バラ科ニワウメ属> 4/5 つくば実験植物園
フィリピンのルソン島北部の固有種で、山岳地帯の標高1000-2000mにある雲霧地帯が生育地です。食虫植物として、また観葉植物として観賞用に栽培されています。
日本では観葉植物として親しまれており、第二次世界大戦前から既に栽培されていました。ツルっとした表面とヒョウタンのような捕虫袋が人気です。和名をウツボカズラ(靫葛)と言います。
<ネペンテス・ベントリコーサ ウツボカズラ科ウツボカズラ属>
4/13 茨城県植物園
ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本各地に広く自生し、野原や道端で見られる花です。ヨーロッパではサラダ用に栽培されるといいます。
日本でもスーパーの野菜コーナーで「マーシュ」「コーンサラダ」という名前で販売されています。
花は花径1.5mmという、非常に小さくてかわいらしいもので、花の色は薄い青紫いろをしています。花名は野に生えるレタス(チシャ)が由来です。
<ノヂシャ(野萵苣) スイカズラ科ノヂシャ属>
4/13 小貝川ふれあい公園
北米バージニア州~カナダに分布。オランダで本種とチリ産のチリイチゴをかけあわせて誕生したオランダイチゴが母種となり、日本で栽培される各種のイチゴの元となりました。
4~6月頃、長い花柄を持った2㎝程度で白色の花をつけます。花後に食べることのできるジューシーで美味しい果実をつけます。
<バージニアイチゴ バラ科キジムシロ属> 4/5 つくば実験植物園
北アメリカ原産の食虫植物で、別名、ハエトリソウ、ハエジゴク。葉を素早く閉じて獲物を捕食する姿が特徴的で、ウツボカズラと並ぶ有名な食虫植物です。
4枚から10数枚の葉をロゼット状につけ、細長い軍配形の葉柄の先に捕虫葉と呼ばれる二枚貝のような形の葉を広げます。
獲物がこのセンサーに短時間で2回以上触れると二枚貝状の葉が素早く閉じ、獲物を捕まえます。
<ハエトリグサ(蠅捕草) モウセンゴケ科ハエトリグサ属(ディオネア属)>
4/13 茨城県植物園
原産地はペルーで、高さ1~3mほどに生長する熱帯花木。力強く空に伸びる茎の先に、直立した黄色い花穂(8~12㎝)をつけます。
黄色いキャンドルのような可愛い花穂が長い期間楽しめます。花は植物園に行くと冬でも咲いているので、暖かければいつでも咲くようです。
<パキスタキス・ルテア(鬱金珊瑚:ウコンサンゴ) キツネノマゴ科パキスタキス属>
4/13 茨城県植物園
中国雲南省原産の半常緑のつる植物で、花に強い香りがあることから人気があります。
花の内側は白色、外側は薄いピンク紅色で、4月から5月ごろに枝を覆いつくすように咲く満開の花は、香りも相まって、とても見事です。
<ハゴロモジャスミン モクセイ科ソケイ属>
4/13 茨城県植物園
中国原産のマメ科の落葉低木。暑さ寒さにも強く手入れが簡単なことから、庭木の他公園などにもよく植栽されています。
4月に葉より先に小さな花が開花します。枝一面を埋め尽くすように咲く姿はとても目を引きます。
花名の由来はスオウの木から採った染料に花色が似ていることから。
<ハナズオウ(花蘇芳) マメ科ハナズオウ属> 4/6 柏の葉公園
北米カリフォルニアの州花にもなっていて、ネバダ州からテキサス州まで広く自生しています。
盃(さかずき)状に大きく開いた鮮やかなオレンジ色の花は、遠くからでもよく目立ち、満開時には地面を覆いつくしてオレンジ色のカーペットを敷いたようになります。
<ハナビシソウ(花菱草) ケシ科ハナビシソウ属(エッショルツィア属)>
4/19 北柏ふるさと公園
北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、別名「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれています。
現在は全国各地に分布し、極端に寒さの厳しい地域以外なら栽培可能です。寿命は桜と同じく80年程度と言われています。
昔は桜やイチョウなどが多かった街路樹ですが、令和4年4月現在、東京都内の街路樹で一番多いのが本種です。
自然樹形が美しく、花、葉、実、紅葉、樹形と、一年を通して見どころの多い樹木なので、街路樹のほか庭木にもよく利用されます。
<ハナミズキ(花水木) ミズキ科ミズキ属>
流山総合運動公園・北柏ふるさと公園
全国の日当たりのよい畑地、原野、道端などにごく普通に見られるキク科の越年草です。4~6月に茎の先端に頭状花序の黄色い小花を多数つけます。
<ハハコグサ(母子草) キク科ハハコグサ属> 4/14 大堀川
東南アジアを中心とした熱帯~亜熱帯アジアに約70種が分布するランの仲間です。
葉の中心より花茎を長く伸ばし、1本の茎に1輪~多数の花を咲かせます。袋状になる唇弁(花びらの一部)が印象的でユニークです。
<パフィオペディラム ラン科パフィオペディラム属>
4/13 茨城県植物園
東南アジア、インド、太平洋諸島の熱帯から温帯に広く分布します。日本では北海道南部から西南諸島の海岸に普通に見られる海浜植物です。
花は清楚で美しく、直径1cmほど。花序を払子(僧侶が使う法具のひとつ)に見立て、海岸に生えることが名前の由来です。
<ハマボッス(浜払子) サクラソウ科オカトラノオ属>
4/5 つくば実験植物園
キイチゴ(木苺)の仲間で、日当たりのいい所ならどこでも胸ほどの高さまで育ち、刈り込もうとすると鋭いとげが邪魔をする手ごわい相手です。
夏には赤い実を付け、実が赤紫色になった時が食べごろで、木苺より酸味が多く野生の味がします。
<バライチゴ(薔薇苺) バラ科キイチゴ属> 4/5 つくば実験植物園
ヨーロッパ原産のヤブイチゲの八重咲き品種です。本種の名前は春一番に咲くことが由来で、落葉樹林の林床に生え一面に白い花を咲かせる山野草です。
半八重咲きの白い花びらの周りに、緑色の花びらのような形をしたがく片と総苞葉がつき、白と緑の2色咲きの花のように見えます。
<ハルオコシ(春おこし) キンポウゲ科イチリンソウ属>
4/19 あけぼの山農業公園
原産地は中国(台湾やヒマラヤ周辺含む)。日本に渡来したのは1681~1687年(天和・貞享年間)のことです。
遠目で見れば葉の雰囲気はナンテンに似ており、葉の縁にヒイラギのようなトゲがあることから、命名されました。
両方とも縁起の良い木として知られ、両方を併せ持つ本種はさらに縁起がいいとして普及しました。
<ヒイラギナンテン(柊南天) メギ科ヒイラギナンテン属>
4/13 茨城県植物園
北海道南西部から九州の山地の林縁に生息するメギ科イカリソウ属の多年草です。イカリソウとバイカイカリソウの自然交雑種とされます。
春に総状花序を伸ばし距のある小さな白花を付けます。花は4弁花で萼片は8枚ありますが、開花時に4枚落ちます。
<ヒメイカリソウ (姫碇草) メギ科イカリソウ属>
4/5 つくば実験植物園
日本固有種の植物で、日本の関東より西に広く分布するアジサイ科の低木です。梅雨頃に白くて美しい花を咲かせることから、古くから花材や庭木、観葉植物として親しまれてきた植物です。
花期は4月~5月で、枝先に花序を出し小さな白い花を多数咲かせます。名前は、ウツギに似ていて花が小さいことに由来しています。
<ヒメウツギ(姫空木) アジサイ科ウツギ属>
4/19 あけぼの山農業公園
九州南部や沖縄諸島の海岸に生えるキランソウの仲間。キランソウによく似ているが,葉に強い光沢があり,盛んに匐枝を出すのが特徴。
小さな美しい照葉を持ち、葉のわりには大きくて、可憐な紫の花を咲かせて群生します。
<ヒメキランソウ(姫金瘡小草) シソ科キランソウ属>
4/5 つくば実験植物園
熱帯アジアまたはアフリカを原産とするウリ科の一年生草本。くびれのある独特な果実を携帯用容器として用いるため、紀元前から中国などで栽培され、日本にも紀元前に伝わったとされます。
昔は果実をくり貫いて柄杓を作ることもあり「瓢(ひさご)」と呼ばれていましたが、色々な容器に使われるうち、語尾に竹製の容器を表す「箪(たん)」が結び付いて「瓢箪」と呼ばれるようになったようです。
<ヒョウタン(瓢箪) ウリ科ユウガオ属> 4/5 つくば実験植物園
全体が灰色に見える色彩の鳥です。花の蜜や果実が大好物で、花が咲くと蜜を吸いにやってきます。虫や草の葉、芽も食べます。
1970年頃までは10月に渡来し、4月に渡り去る冬鳥でしたが、今では留鳥として日本中に棲むようになりました。
<ヒヨドリ スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属 全長27.5cm>
4/19 あけぼの山農業公園
アメリカのミズーリー州から南へテキサス州、それにメキシコが原産です。今では、わが国にも帰化しています。
昼間に咲いて2~3日はしぼみません。花期は春から夏いっぱい。花は白色ですが、やがて淡いピンク色に変化します。
<ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草) アカバナ科マツヨイグサ属>
4/19 北柏ふるさと公園
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「4月の花のアルバム ⑥」に続きます。
今回も、4月の花のアルバム ④同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
熱帯アメリカ原産で、日本には明治時代末期に渡来し観賞用に栽培され「ブルンフェルシア」という名でも流通しています。
花はその色が最も特徴で、咲きはじめは濃い紫、そして時間が経つにつれて、薄い紫、最終的には白い色に変色します。
開花時期は4月~7月の温暖な気候の時期ですが、この気候と同等の温度を保っていれば次から次へとほぼ一年中花を咲かす周年開花をします。
<ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉) ナス科ブルンフェルシア属>
4/6 柏の葉公園
「キイチゴ」の一種で本州以西に分布し、林縁や荒れ地、道端などに茂ります。小枝や葉柄に棘があり、細い枝が地面から低く生えて小籔を作ります。
4月ごろ冬芽から伸びた短枝の先に白い花を1個付けます。実は甘くラズベリーと同じような味が楽しめますが、種に苦みがある事からこの名前が付けられたようです。
<ニガイチゴ(苦苺) バラ科キイチゴ属> 4/5 つくば実験植物園
山野の林内や林縁の湿った場所に生える、高さ15〜25cmの多年草です。北海道から九州まで分布し、4〜5月頃に丘陵地帯や山麓で出会うことが多い、代表的な山野草のひとつです。
初夏が訪れる前までに、出芽・葉の展開・開花・結実を行ったのち、地上部は枯れてなくなり、休眠状態に入ります。秋には翌年のための芽の形成を開始します。
春先の短い間だけ出現し花を咲かせては地上部が消える、スプリング・エフェメラルともいわれる、典型的な春植物です。
<ニリンソウ(二輪草) キンポウゲ科イチリンソウ属>
4/5 つくば実験植物園
<自宅のニリンソウ> 4/29 自宅で撮影
わが家に昨年、私の師匠kiteさんより頂いたニリンソウも、今年無事葉が出てきました。しかし、まだ花が出ません。もう少し様子を見守りたいと思います。
中国の北部を原産とするバラ科の落葉樹。古い時代に日本へ渡来しており、万葉集にも登場します。
花や果実の様子をウメに例え、庭に植えやすい小型のウメといった意味合いで名付けられましたが、実際の質感はウメと異なります。
<ニワウメ(庭梅) バラ科ニワウメ属> 4/5 つくば実験植物園
フィリピンのルソン島北部の固有種で、山岳地帯の標高1000-2000mにある雲霧地帯が生育地です。食虫植物として、また観葉植物として観賞用に栽培されています。
日本では観葉植物として親しまれており、第二次世界大戦前から既に栽培されていました。ツルっとした表面とヒョウタンのような捕虫袋が人気です。和名をウツボカズラ(靫葛)と言います。
<ネペンテス・ベントリコーサ ウツボカズラ科ウツボカズラ属>
4/13 茨城県植物園
ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本各地に広く自生し、野原や道端で見られる花です。ヨーロッパではサラダ用に栽培されるといいます。
日本でもスーパーの野菜コーナーで「マーシュ」「コーンサラダ」という名前で販売されています。
花は花径1.5mmという、非常に小さくてかわいらしいもので、花の色は薄い青紫いろをしています。花名は野に生えるレタス(チシャ)が由来です。
<ノヂシャ(野萵苣) スイカズラ科ノヂシャ属>
4/13 小貝川ふれあい公園
北米バージニア州~カナダに分布。オランダで本種とチリ産のチリイチゴをかけあわせて誕生したオランダイチゴが母種となり、日本で栽培される各種のイチゴの元となりました。
4~6月頃、長い花柄を持った2㎝程度で白色の花をつけます。花後に食べることのできるジューシーで美味しい果実をつけます。
<バージニアイチゴ バラ科キジムシロ属> 4/5 つくば実験植物園
北アメリカ原産の食虫植物で、別名、ハエトリソウ、ハエジゴク。葉を素早く閉じて獲物を捕食する姿が特徴的で、ウツボカズラと並ぶ有名な食虫植物です。
4枚から10数枚の葉をロゼット状につけ、細長い軍配形の葉柄の先に捕虫葉と呼ばれる二枚貝のような形の葉を広げます。
獲物がこのセンサーに短時間で2回以上触れると二枚貝状の葉が素早く閉じ、獲物を捕まえます。
<ハエトリグサ(蠅捕草) モウセンゴケ科ハエトリグサ属(ディオネア属)>
4/13 茨城県植物園
原産地はペルーで、高さ1~3mほどに生長する熱帯花木。力強く空に伸びる茎の先に、直立した黄色い花穂(8~12㎝)をつけます。
黄色いキャンドルのような可愛い花穂が長い期間楽しめます。花は植物園に行くと冬でも咲いているので、暖かければいつでも咲くようです。
<パキスタキス・ルテア(鬱金珊瑚:ウコンサンゴ) キツネノマゴ科パキスタキス属>
4/13 茨城県植物園
中国雲南省原産の半常緑のつる植物で、花に強い香りがあることから人気があります。
花の内側は白色、外側は薄いピンク紅色で、4月から5月ごろに枝を覆いつくすように咲く満開の花は、香りも相まって、とても見事です。
<ハゴロモジャスミン モクセイ科ソケイ属>
4/13 茨城県植物園
中国原産のマメ科の落葉低木。暑さ寒さにも強く手入れが簡単なことから、庭木の他公園などにもよく植栽されています。
4月に葉より先に小さな花が開花します。枝一面を埋め尽くすように咲く姿はとても目を引きます。
花名の由来はスオウの木から採った染料に花色が似ていることから。
<ハナズオウ(花蘇芳) マメ科ハナズオウ属> 4/6 柏の葉公園
北米カリフォルニアの州花にもなっていて、ネバダ州からテキサス州まで広く自生しています。
盃(さかずき)状に大きく開いた鮮やかなオレンジ色の花は、遠くからでもよく目立ち、満開時には地面を覆いつくしてオレンジ色のカーペットを敷いたようになります。
<ハナビシソウ(花菱草) ケシ科ハナビシソウ属(エッショルツィア属)>
4/19 北柏ふるさと公園
北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、別名「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれています。
現在は全国各地に分布し、極端に寒さの厳しい地域以外なら栽培可能です。寿命は桜と同じく80年程度と言われています。
昔は桜やイチョウなどが多かった街路樹ですが、令和4年4月現在、東京都内の街路樹で一番多いのが本種です。
自然樹形が美しく、花、葉、実、紅葉、樹形と、一年を通して見どころの多い樹木なので、街路樹のほか庭木にもよく利用されます。
<ハナミズキ(花水木) ミズキ科ミズキ属>
流山総合運動公園・北柏ふるさと公園
全国の日当たりのよい畑地、原野、道端などにごく普通に見られるキク科の越年草です。4~6月に茎の先端に頭状花序の黄色い小花を多数つけます。
<ハハコグサ(母子草) キク科ハハコグサ属> 4/14 大堀川
東南アジアを中心とした熱帯~亜熱帯アジアに約70種が分布するランの仲間です。
葉の中心より花茎を長く伸ばし、1本の茎に1輪~多数の花を咲かせます。袋状になる唇弁(花びらの一部)が印象的でユニークです。
<パフィオペディラム ラン科パフィオペディラム属>
4/13 茨城県植物園
東南アジア、インド、太平洋諸島の熱帯から温帯に広く分布します。日本では北海道南部から西南諸島の海岸に普通に見られる海浜植物です。
花は清楚で美しく、直径1cmほど。花序を払子(僧侶が使う法具のひとつ)に見立て、海岸に生えることが名前の由来です。
<ハマボッス(浜払子) サクラソウ科オカトラノオ属>
4/5 つくば実験植物園
キイチゴ(木苺)の仲間で、日当たりのいい所ならどこでも胸ほどの高さまで育ち、刈り込もうとすると鋭いとげが邪魔をする手ごわい相手です。
夏には赤い実を付け、実が赤紫色になった時が食べごろで、木苺より酸味が多く野生の味がします。
<バライチゴ(薔薇苺) バラ科キイチゴ属> 4/5 つくば実験植物園
ヨーロッパ原産のヤブイチゲの八重咲き品種です。本種の名前は春一番に咲くことが由来で、落葉樹林の林床に生え一面に白い花を咲かせる山野草です。
半八重咲きの白い花びらの周りに、緑色の花びらのような形をしたがく片と総苞葉がつき、白と緑の2色咲きの花のように見えます。
<ハルオコシ(春おこし) キンポウゲ科イチリンソウ属>
4/19 あけぼの山農業公園
原産地は中国(台湾やヒマラヤ周辺含む)。日本に渡来したのは1681~1687年(天和・貞享年間)のことです。
遠目で見れば葉の雰囲気はナンテンに似ており、葉の縁にヒイラギのようなトゲがあることから、命名されました。
両方とも縁起の良い木として知られ、両方を併せ持つ本種はさらに縁起がいいとして普及しました。
<ヒイラギナンテン(柊南天) メギ科ヒイラギナンテン属>
4/13 茨城県植物園
北海道南西部から九州の山地の林縁に生息するメギ科イカリソウ属の多年草です。イカリソウとバイカイカリソウの自然交雑種とされます。
春に総状花序を伸ばし距のある小さな白花を付けます。花は4弁花で萼片は8枚ありますが、開花時に4枚落ちます。
<ヒメイカリソウ (姫碇草) メギ科イカリソウ属>
4/5 つくば実験植物園
日本固有種の植物で、日本の関東より西に広く分布するアジサイ科の低木です。梅雨頃に白くて美しい花を咲かせることから、古くから花材や庭木、観葉植物として親しまれてきた植物です。
花期は4月~5月で、枝先に花序を出し小さな白い花を多数咲かせます。名前は、ウツギに似ていて花が小さいことに由来しています。
<ヒメウツギ(姫空木) アジサイ科ウツギ属>
4/19 あけぼの山農業公園
九州南部や沖縄諸島の海岸に生えるキランソウの仲間。キランソウによく似ているが,葉に強い光沢があり,盛んに匐枝を出すのが特徴。
小さな美しい照葉を持ち、葉のわりには大きくて、可憐な紫の花を咲かせて群生します。
<ヒメキランソウ(姫金瘡小草) シソ科キランソウ属>
4/5 つくば実験植物園
熱帯アジアまたはアフリカを原産とするウリ科の一年生草本。くびれのある独特な果実を携帯用容器として用いるため、紀元前から中国などで栽培され、日本にも紀元前に伝わったとされます。
昔は果実をくり貫いて柄杓を作ることもあり「瓢(ひさご)」と呼ばれていましたが、色々な容器に使われるうち、語尾に竹製の容器を表す「箪(たん)」が結び付いて「瓢箪」と呼ばれるようになったようです。
<ヒョウタン(瓢箪) ウリ科ユウガオ属> 4/5 つくば実験植物園
全体が灰色に見える色彩の鳥です。花の蜜や果実が大好物で、花が咲くと蜜を吸いにやってきます。虫や草の葉、芽も食べます。
1970年頃までは10月に渡来し、4月に渡り去る冬鳥でしたが、今では留鳥として日本中に棲むようになりました。
<ヒヨドリ スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属 全長27.5cm>
4/19 あけぼの山農業公園
アメリカのミズーリー州から南へテキサス州、それにメキシコが原産です。今では、わが国にも帰化しています。
昼間に咲いて2~3日はしぼみません。花期は春から夏いっぱい。花は白色ですが、やがて淡いピンク色に変化します。
<ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草) アカバナ科マツヨイグサ属>
4/19 北柏ふるさと公園
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「4月の花のアルバム ⑥」に続きます。
まず、ネズミモチと書かれたのは、ヒイラギナンテンです。
ニヂシャとハルオコシは全く分かりませんでした。
イチゴ類もバージニアイチゴを当てづっぽうで当てただけ、イカリソウとキランソウもヒメが付きませんでした。
ハマボッスは、花は知りませんでしたが、ヒントのお蔭で分かりました。
6敗です。
パフィオペディラムはやっと思い出しましたよ。
楽しませて頂きました。
ノヂシャです。すみません。
いつもコメントありがとうございます。
ネズミモチの間違いを指摘ありがとうございました。いつもありがとうございます。とても助かります。さっそくヒイラギナンテンに訂正しておきました。
ヒメイカリソウとヒメキランソウは、花が小さいからヒメがついたのでしょうか。写真からでは比較できないので、わかりませんよね。ヒントだけでは名前が浮かばないと思います。小さいことを表す「ヒメ」がつく植物は多いですね。
今回投稿した植物、私は25品種中15品種が名前の知らない植物でした。さざんかさんは6品種のみ間違えたとは、いつもどおり博識に驚いてしまいます。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
折角途中まで書いてたのに
今になりました。
今日はイチゴの数々が区別つきませんでしたが、育てたことあるけど枯れちゃった子2個
今元気でいる子ヒメが付かなければ7個
ブロブで見せて頂いて知ってる子が有ったりで殆ど解りました♪
ninbuさんは調べたり書いたりが気にならないと仰ってましたのでさすがに充実の内容ですね。
文章どんどん書けなくなって手抜きが多いので恥ずかしいです^^;
ニリンソウ、今年はお花は無理かも、来年に期待ですね。
もうねかなりzzz~に入って来ましたよ。
最初は調子よく正解していたのですが、ネペンテス・ベントリコーサくらいから怪しくなり、最終的には9敗、正解率65%です。
横文字は軒並み不正解。
あたまぼーっとして、ハマボッスまで出てきませんでした。
確かにヒメの付くのが多いですね。
ノヂシャは一面咲く場所が結構あるので、売ってるなんて信じられないです。
葉がでてきたところを収穫して来年こそ食べてみたいです。
いつもコメントありがとうございます。
私が投稿するブログは写真と文章が多くて、とても読みづらいと思います。
ましてやコメントを書こうとしても、どこに焦点を当てて良いのか迷ってしまいます。
私がしいちゃんの立場だったら、「今日の花は殆どわかりました」のコメントで終わり
ます。私のブログに訪問していただけるだけで、とても嬉しいので無理しないで下さい。
私の文章は全てネットからの受け売りなのです。それを私が理解できない言葉だけを
切り取って編集しているだけなのですよ。だから、私こそ手抜きなのです。(笑)
ニリンソウ、今年がダメでも来年リベンジができそうですか。諦めずに、バラ同様に、
来年まで大事に育てようと思います。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
私が投稿するブログは写真と文章が多くて、とても読みづらいと思います。
ましてやコメントを書こうとしても、どこに焦点を当てて良いのか迷ってしまいます。
私がしいちゃんの立場だったら、「今日の花は殆どわかりました」のコメントで終わり
ます。私のブログに訪問していただけるだけで、とても嬉しいので無理しないで下さい。
私の文章は全てネットからの受け売りなのです。それを私が理解できない言葉だけを
切り取って編集しているだけなのですよ。だから、私こそ手抜きなのです。(笑)
ニリンソウ、今年がダメでも来年リベンジができそうですか。諦めずに、バラ同様に、
来年まで大事に育てようと思います。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
ネペンテス・ベントリコーサはウツボカズラにしようかと迷ったのですが、それでは、
なつみかんさん、さざんかさん、しいちゃんには易しすぎると思い、敢えてヨコ文字に
こだわりました。
それでも3人共、ほとんどの花が解るのですから、大変な知識の持ち主だと感心します。
それに引き換え、私などは毎日脳細胞が10万個以上も消滅しているいるので、とても脳に
覚えるスペースがありません。(泣)
ノヂシャがスーパーの野菜コーナーで「マーシュ」「コーンサラダ」という名前で販売
されているようですが、私はまだ一度も見かけたことがありません。なつみかんさんの
来年の収穫に期待します。(^.^)
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
暑くなっても元気に咲いていますよね。
白と紫色が、目立ちすぐ分かる花、
そして目を楽しませてくれますよね
バージニアイチゴ
この時期、イチゴが付く花をよく見ます。
子供の頃だとヘビイチゴをよく見ました。
今だと、モミジイチゴを見つけると嬉しくなる私です
ハゴロモジャスミン
ジャスミンが付くだけに、良い香りなんですね。
香りと言うとセンダンの花が一気に満開になったのを感じていますよ
ハナミズキ
街路樹も、コブシから、ハナミズキ、そしてヤマボウシとバトンタッチしていきますよね
この時期、バトンタッチを楽しめる時期ですよね
ヒメウツギ
5月は、ウツギの季節ですが、少し早く咲くヒメウツギ、私もホームグラウンドで楽しみました。l
真夏日から一転涼しい一日になりそうですね
体調管理に気をつけましょう^^
いつもコメントありがとうございます。
今年は桜を筆頭に全ての花が、暦よりも早く急ぎ足で咲いてくれました。
人間の体や心は急な環境には、十分対応できなく体調を崩したりします。
それに対し、植物たちは環境変化にシームレスに対応するのは見事ですね。
attsu1さんがコメントされた中で、バージニアイチゴだけは初めて知った
花ですが、それ以外にもイチゴの種類の多さに驚かされました。
ハゴロモジャスミン、ハナミズキ、ヒメウツギ、これらの花の名前はどれ
もが、とても良い響きをもって聞こえる花たちです。
それぞれ季節を感じさせ、私には癒されるイメージの花に感じます。
寒暖差の大きい日が続きますが、体調管理は植物たちを見習いたいですね。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。