北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

赤岳・白雲岳・小泉岳 (87~89山目)

2021年11月25日 20時26分43秒 | 山登り 上川

 

 

登山日:2013/7/20

山名:赤岳・白雲岳・小泉岳
標高:2,078m・2,229m・2,158m
場所:表大雪
コース:銀泉台コース
標高差:781m

ガイド標準時間:登り4時間10分 下り3時間 計7時間10分
ガイド評点:60点(中級)

札幌発:2:48
登山口着:6:22
出発:6:50
山頂:12:51
所要時間:6:01 
駐車場着:15:29
登山時間:8:39


6月後半のピセナイ山から伏見岳~富良野岳~南暑寒岳
そして今回の登山で5週間連続で山に行っている

その仕上げじゃあないけど、よくご一緒する登山仲間と1泊して表大雪に登る計画を立てた。

先方の希望で銀泉台からまず赤岳に登り、白雲岳を最終目的で
下山し層雲峡で1泊し調子が良ければ簡単な山を一つ登って札幌に帰る予定。

最近は花見に凝っており、このコースは北海道でも有数の花銀座だから
異論があるはずもない。

 

さて、その初日
銀泉台のこの青空はどうだ!

去年まで3年連続で来ている赤岳~白雲岳
こんなに車が少ない時に着いたのは、はじめてだった。

 

登り始めて第一花園の雪渓を超えたところで
駐車場を見下ろすと・・・



おっと
あっという間に満車状態に!
さすが人気のコースですな

 

 

東側には東大雪の山並みが。
中央凹んだ左側にユニ石狩岳、右に雲に隠れた音更山~石狩岳

そして右端に鋭峰ニペソツ
今年の標高年2013m



いつ行こうか。

 

花の撮影スタートは小さなリンネ草から

 

コマクサ平に上がってきたぞ
ここから高山植物が次から次と登場する

 



まずはイワブクロも満開。

 

なんと言っても
コマクサですよ。



だってこの花が見れないならこのルートここへ来る意味がないのだ!

 

 

この花もなに気に好きだなぁ
でもここでは時期が合わず中々見れなかったけど
今回は至るところで満開だった。

かわいい花だね

チシマツガザクラ。

 

メアカンキンバイもコマクサ平に多い花

 

ここは花の山
もう少しお付き合いを


この花は二つの名前があって、どちらも素敵な名前だねぇ

チシマキンレイカ
タカネオミナエシ。

 

大雪以外ではまだ見たことがない
ジンヨウキスミレ

 

いつでもどこでもこの花を見ると気持ちがウキウキするなぁ

やっぱ大好きな花
エゾコザクラ。

 

キバナシャクナゲもあり

 

左奥のニペソツをバックに
これでコマクサ平とはいったんお別れだ。

それにしても
コマクサの復活はうれしい限りだねぇ
二度と盗掘などしないで欲しいものです

 

 

さて登りのハイライト

第三雪渓

今回のルートはいったん右端に行きトラバースして左上のルート。


雪が無ければ左端の直登だね
コケたら下まで滑り落ちるが

さして問題なく通過~

振り返ると平らな平山と右端にニセイカウシュッペ山

 

こんな岩山も

 

 

第三雪渓を登って平坦地へ出る。

春先なら小川が流れているが川は干からびていた。
ここではイワウメとメアカンキンバイの共演を見る。

 

イワギキョウ

 

ウスユキトウヒレン

 

この花もお気に入り
チシマクモマグサ。



ここよりは白雲避難小屋から川へ下ったところでたくさん見たなー
緑岳から行くルートだね。

 

エゾノツガザクラ

 

チングルマ

 

エゾノハクサンイチゲ

 

共演だ チングルマ エゾコザクラ

 

キバナシャクナゲ ジンヨウキスミレ エゾコザクラ

 

ヨツバシオガマ

 

エゾヒメクワガタ

 

気温は暑くもなく寒くもなく丁度いい感じで赤岳は楽々到達。
やっと表大雪の山々も見え出して来た。

 



 

山頂標識近くの岩場にはエゾイワツメクサが

 

ほかにもイワヒゲ

 

チシマキンレイカ

 

イワタデ

 

エゾタカネスミレとエゾツツジ

 

 

左からさすが北海道第二位の高峰。残雪が綺麗な北鎮岳~凌雲岳~手前に烏帽子岳~右奥に黒岳。

 

 

赤岳から小泉岳~白雲岳のルート上では希少な高山植物がいくつも見られる。

砂礫の中、黄色が目立つキバナシオガマ。

 

なんとか
なんとか2輪だけ咲き残りで間に合った!

チョウノスケソウ。

 

エゾオヤマノエンドウは大雪だけ

 

ここで見れて嬉しい リシリリンドウ

 

ホソバウルップソウ

 

 

エゾミヤマツメクサ

 

見ていたらほとんどの人が通りがかりに撮影をしていったエゾツツジ。

確かに艶やかだね

 

たくさんの花の中、次は白雲岳を目指す。

白雲分岐では数人の登山者がザックをデポしているが
何事も訓練訓練で重いザックを背負ったまま向う。


幻の湖火口クレーターまで来ると
エゾコザクラ、ミヤマキンポウゲ、エゾツガザクラ
アオノツガザクラが見事な群生を作っている



さあここから最後の岩場登り。

北海道第三位の白雲岳山頂から雪渓を
ここへ来たならこれを見ないと意味がない

旭岳がちょっとガスがかかっているが
ここはいつもこの流れが変わるのでこんなもんだろう。

やはり今年は雪が多いかないずれにしても見れて良かった!

 

白雲山頂から降りて帰途の途中にやっと今までガスがかりの山が見えた

やはりトムラウシ山は拝みたいよ
でもこれも数分でまたガスの中。
ラッキー!

 

下山で注意は白雲からの下り(今年死亡事故が発生している)
それと急な第三雪渓の下りだ。

前を歩いていた人が転んでドキっとしたが
その場で大丈夫だった ふぅ

白雲岳の花は山頂直下の斜面とクレーター廻りに集中

 

 

 

 

 

 

次に小泉岳は赤、白雲、緑岳への中継点で何もない平坦な砂礫にある
しかし花の多さは見事だ

 

 

 

クモマユキノシタ

 

マルバシモツケ

 

イブキトラノオ

 

ヨツバシオガマを上から

 

ジムカデ

 

帰りも花を見て撮って

ジンヨウキスミレは今が盛り。



同じ黄色のエゾタカネスミレはちょっと早かったかな

 

 

シマリスはいつも愛嬌を振りまいてくれるね
エゾリスも観たいが逃げ足が早い。



やっぱシマリスだよ

 

 

水場の「神の田圃」では定番のワタスゲ

 

 

下山中にまた青空が広がった

いっときは雨が一粒二粒落ちたが一過性でほっとしたなぁ

無事に下山!

 

 

今夜のお宿
ペンションには16時前に入ることが出来て黒岳の湯に入り同じ棟のイタリアン(層雲峡)で夕食。


ビールがめちゃくちゃ美味かったね!!

ゆっくり休めて休みすぎて余裕があれば翌日も登山するはずだったが

寝すぎた



気持ちの良い朝を迎え大雪ダムまで足を伸ばし
ユニ石狩岳と音更山を撮影し帰途に着いた。

 


いろんな面で楽しい楽しい山登りでした。

 

三国峠から右にニペソツ山、左にウペペサンケ山

 

さあニペソツにはいつか?




7月20日 訪問

 

 

 



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