「子ども食堂」全国で急増 2000か所超える

2018年04月03日 22時56分48秒 | 日記

NHK NEWS WEBより~

経済的に厳しい家庭の子どもなどに食事を提供する「子ども食堂」が全国で急増し、2000か所を超えたことが運営者などで作る団体の調べでわかりました。団体の代表は「地域の交流拠点として機能してきており、今後行政や企業も一体となってさらに広めていく必要がある」と指摘しています。

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子ども食堂は、経済的に厳しい家庭や親が働いているため1人で食事をする子どもなどを対象に無料や低額で食事を提供する取り組みです。

食堂の運営者などで作る団体が東京で記者会見を開き、先月までに行った実態調査の結果、おととし全国に数百か所あると見られていた食堂がその7倍の2286か所にまで急増していることを明らかにしました。

都道府県別では、東京都が335か所、大阪府が219か所、神奈川県が169か所などとなっています。

調査を行った「こども食堂安心・安全向上委員会」代表の湯浅誠さんは、「人々の関わりが希薄になっている中、地域の交流の拠点としても機能してきており、社会基盤の1つとして増えてきたのではないか」と指摘しました。そのうえで今後の課題について、「食堂間でノウハウを共有するとともに、行政や企業も一体となって食堂をさらに広め地域に根付かせていく必要がある」と述べました。

子ども食堂が交流拠点に 東京・新宿

2年前に東京・新宿区で始まった「新宿ニコニコ子ども食堂」は、小学生から70代まで幅広い世代のボランティアで運営されています。子どもたちの成長を地域で支えようと、定年退職した近所の住民や地元の大学生などさまざまな人たちが集まり交流拠点にもなっています。

食材の一部は協力してくれる農家や企業からの寄付で賄っていて、この日は午後3時すぎからボランティア10人ほどが区内のすし店から寄付されたまぐろなどを使って準備を始めました。2時間ほどかけてまぐろのカマ焼きなどの料理ができあがり、60人余りの親子にふるまわれました。

子どもは無料、大人は300円の費用で、栄養バランスの取れた手作りの食事が食べられるということもあり、定員の30人を超える申し込みもあるということです。

3歳の男の子と訪れた30代の母親は「野菜がいっぱいあって栄養面も考えられていておいしいです。家計的にも助かります」と話していました。またボランティアの男性は「去年定年退職したので老後の生きがいです。子どもたちが『おいしい』と言っておかわりをしてくれるとすごくうれしいです」と話していました。

NPO理事長の猪爪まさみさんは「食を通じて『食糧が足りない』とか『仕事をしたいが働くところがない』など家庭の悩みや課題が見えてくるので解決のお手伝いにつながっています。寄付はいただいているものの野菜の価格の高騰などで費用はかかるので、補助金を利用するなどして続けていきたいです」と話していました。
 
足立区でも子ども食堂がNPO団体の「子どもの居場所づくり」の一つとして区からも認められていますが、経済的支援などは受けていません。
息長く続けていけるように、ぜひ様々な支援が必要だと感じています。
 
ご紹介します
1 北西こども食堂「いちか」
共働き家庭、ひとり親家庭の親子共に、食育及び、家庭学習等のサポートをすることによって、自立促進や地域とのコミュニケーションの再構築を支援し、暮らしの安定を実現することを目的とした子ども食堂。
子ども(高校生まで)無料
大人300円
押皿谷住区センター
鹿浜第一小学校児童と家族及び、鹿浜第一小学校近隣の小中高校生
(鹿浜・谷在家・江北・皿沼・加賀・西新井など)
いちかポケットの会
毎月1回開催
17時~19時
夏休みランチ3~4回
12時~14時
2 北西あだち子ども食堂
寄附等で用意した食材を、栄養士がバランスを考えて調理。子どもと大人が混ざりながら大勢でご飯を食べることができる子ども食堂事業。
子ども(高校生まで)無料
大人300円
東伊興住区センターどなたでも
あだち子ども食堂
毎月2回程度
17:00~19:00
3 北西Kidsサロンあだち(スカラーママ)
スカラーママ(管理栄養士ボランティア)による昼食の提供と食育をベースにした子ども食堂。学生ボランティア等による学習支援や工室、楽器体験など様々な学びを提供する。
無料
個人宅
(西竹の塚地区)
栗原北小学校の児童
足立区社会福祉協議会
原則第2日曜日
11:00~15:00
4 北西平野屋こども食堂
地域の割烹を活用した子ども食堂事業。割烹のとんかつ料理や、足立活き活き会メンバーがつくる家庭料理を提供。
300円割烹「平野屋」
主に小学校4~6年生
足立活き活き会
毎月1回
水曜日開催
16:30~19:00

5 北東「食」ッきんぐ(クッキング)
大人と地域の子ども達とのふれあいを目的として、活動。学習センターや地域商店会と連携して、子ども食堂を開催。子どもと一緒に調理す
る。
子ども無料
おとな200円
保塚住区センター
保塚地域学習センターなど
主に小学生、中学生とその親子
“がきんちょ”ファミリー
8月20日、10月15日、
12月17日、2月18日
10時00分から13時

6 北東六町100円食堂
「たまには親子で外食」をテーマに子どもは100円で食事が出来る「100円食堂」を商店会会員店舗で実施
子ども100円
大人は定価で提供
六町駅前商店街resk街区内会員店舗
(場所は開催日により変わる)
子ども(中学生以下)と同伴の大人
六町駅前商店街resk
不定期開催無
7 南西
子ども食堂じぃじハウスばぁばキッチン、地域のニーズのある子どもを発見し、居場所づくり、食事の提供、学習支援などを行います。
子どもは1食100円
社会福祉法人からしだね
3-18歳 幼・小、中、高
社会福祉法人からしだね民生・児童委員第10地区協議会
毎週水曜日
16.00-19.00
第2土曜
12.00-15.00
8 南東東綾瀬子ども食堂
栄養満点、食事や居場所を提供することで、家庭の事情などにより、1人で食事を取らざるを得ない子どもや子育てをしているお母さん、貧困家庭の子どもだけに限らず多くの子どもと大人が集まる交流の場を作ります。
子ども100円
大人300円
綾瀬東部教会
(東綾瀬1-23-10)
どなたでも東綾瀬子ども食堂
毎月1回、第2金曜日無
9 千住子ども食堂たんぽぽ
孤独になりがちな子どもたちが、皆で食事をとりながら、学んだり・遊びなどを通して、子どもたちの居場所づくりや交流の場を作る。
子ども(中学生まで)無料
保護者300円
元デイサービス千住大川
(千住大川町36-13)
地域の子どもたちと保護者
NPO法人たんぽぽ会
毎月第4土曜日
11:00~14:00