black box

2018年05月05日 18時05分38秒 | 日記

今日の休日、この本を一気に読み終えました。

というのも、この間「しんぶん赤旗」をすすめに行ったお宅でTOKIOの山口メンバー騒動が話題になりました。

そこで「山口メンバーも悪いけど家に行った女子高校生も悪い」との意見が多く出されました。

「いいえ!高校生は悪くない!信頼していた大人に呼び出され、思いもよらないことになって怖かったに違いない、よく親に話すことが出来た。悪いのは山口メンバーだ!」と言いたかったのですが、「私はそうだとは思わないですが…」としか言えなかった自分が情けなかったです。

相手の話を聞いて、そして自分の思いを伝えるには、この事件だけではない色々な情報が必要で、自分の考えもしっかり持っていなければと思いました。

後日、女性団体に勤める友人に相談し、この本を紹介してもらいました。

伊藤詩織さんのことは知っていましたが、この本を読んで本当に勇気ある行動だと思いました。

そして女性がこの社会で生きていくこと、声をあげることがどんなに大変か、

頼っていた警察や弁護士、医師などによって真実を証明することがどんなに大変か。

あまりにも女性に冷たい厳しい実態を知った思いです。

痴漢行為、セクハラは女性にとって深く身体を傷つけるとともに心も傷つけます。

それこそ何年たってもバックラッシュして、PTSDとしてよみがえってきます。

ーレイプは魂の殺人である。ー 本当にそう思いました。

女性に不利な社会をつくりだしている社会のブラックボックス、このブラックボックスに女性の人権が押し込まれてしまっています。

彼女が実名を出し公にすることが、今後妹を含め友人、女性たちが同じ被害を受けないようにするために立ち上がったという事がすごい!

私も女性の一人として今、後は揺るがずに男女平等の社会へ、人権侵害を許さない社会を目指してがんばります!