学校の先生が足りない!長時間労働 解消のために

2019年01月24日 18時16分15秒 | 日記

 足立区でも学校の先生が足りなくて大変です。
 ある先生は「小学校の教師になったけど仕事をやめようかと悩んでいる。勤務時間が長くて体がもたない」と悩んでいます。
 朝7時前に出勤して、帰るのは夜8時、9時になるといいます。 
 

6~7割が過労死ライン超える働き方
 持ち帰り残業も日常で、教職員の長時間労働は本当に深刻です。文科省の調査でも小学校で6割近く、中学校では7割以上の教員が過労死ラインを超える働き方をしています。
 今度文科省の審議会がまとめた長時間労働是正向けた答申案に、1年単位の変形労働時間制(変形制)の導入が盛り込まれました。
 これは問題を助長するものであり看過できません。
 

「変形制」とは
 変形制は、業務の繁閑に応じて所定労働時間を調整できる制度で、夏休みなどの勤務時間を学期中に割り振れば、長期休暇が取りやすくなると説明されます。
 しかし、答申案には、長時間労働是正に欠かせない教職員定数の抜本拡充や、持ち時間授業数の削減、少人数学級の拡充は書かれませんでした。
 本当に長期休暇をとれる保証もありません。業務が減らず学期中の勤務時間だけが延びれば、育児や介護をしている教員は仕事を続けられなくなる可能性があります。
 

残業を「月45時間」に制限するというが
 また、残業時間が月45時間に制限されるといいますが、とんでもありません。実際は「特例」があって、過労死ラインの月100時間未満まで、残業させることができるものです。しかも残業手当はこれまで通り出さない。
 100時間は安倍政権が通常国会で強行した「働き方改革」一括法と全く同じです。
 制限どころか際限ない残業に道を開くもので認められません。
 答申案は更に、短時間でも成果を上げた教員を評価することも求めています。
 

教員版「生産性革命」か
 まるで教員版「生産性革命」のようです。
 日本共産党は小中学校の教員を10年間で9万人増やすことを柱とした、長時間労働是正のための政策を発表し、パンフレットも作って共闘を呼び掛けています。

どの子も伸びる教育へみずみずしい感性で
 学校の先生がゆとりがあり、みずみずしい感性で子どもたちに向き合えることは、どの子も伸びる教育にとって重要です。私は改善にむけ頑張る決意です。