国連総会 128カ国が決議
日本は反対 保有国も
6日に開かれた第76回国連総会の本会議(UN Photo by Felipe) |
第76回国連総会は6日の本会議で、第1委員会(軍縮・国際安全保障)で議論された決議案の採決を行い、核兵器禁止条約が今年1月に発効したことを歓迎する決議案を128カ国の賛成で採択しました。「核兵器禁止条約」と題する決議の採択は4年連続。来年3月に開かれる同条約第1回締約国会議を前に、国連加盟国のほぼ3分の2にあたる支持を維持しました。
核保有国と「核の傘」の下にある同盟国を中心として反対は昨年の採決時と同数の42で、棄権は16でした。
日本政府はこの決議へ4年連続となる反対票を投じました。核保有国は北朝鮮を除き、すべて反対しました。
決議は、第1回締約国会議が来年3月に開催されることを確認するとともに、署名・批准していない国に早期加盟を呼び掛ける内容。今年の第1委員会の討論で、核兵器国の米英仏中ロは「国際安全保障環境を考慮に入れた段階的プロセス」が核軍縮の最良の方法だと、条約へ一致して反対を表明していました。
先日、参加した東京母親大会の全大会で聞いた記念講演「核兵器のない平和な世界へー核兵器禁止条約の批准をー」
講師川崎哲(あきら)さんのお話しとも相まって、世界が確実に核兵器廃絶への流れに進んでいると確信できました。
そして私たちも草の根の運動を続けていくことが重要だと励まされました。